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吉田茂 ポピュリズムに背を向けて 北康利著

2009年05月18日 06時41分35秒 | 書評 その他
第二次世界大戦後、昭和21年に首相の座につき
戦後政治の礎を築いた吉田茂の生涯を描いた作品です。

著者は、「白州次郎 占領を背負った男」を書いて
ベストセラーとなった北康利さんです。

吉田茂にまつわるエピソードは多いですが、
本書では丁寧に記述されています。

意外と知れていないのが、
同時代に、同姓同名の政治家がいたこと。
当初はもう一人の「吉田茂」の方が有名だったそうです。



外務省のよきライバル、
広田弘毅との関係も書かれていました。

吉田茂の功績は数多くあると思いますが、
もっとも重要な功績は、
サンフランシスコ講和条約を締結させ、
日本を独立に導いたことです。

本書の後半はその功績を中心に描かれています。

気位が高く、保守的で、気難しい政治家の印象を受けますが、
実際にはユーモアを愛した食えない爺さんだったようです。

周りの人を茶化す
さまざまなジョークには笑えました。

好きな食べ物は何ですか?と聞かれ
「人を食ってます」と答えた人らしい
茶目っ気さを持ちながらも
日本人としての矜持をもって、
戦後の混乱した日本の政治をまとめあげた
吉田茂の魅力が余すところなく描かれていました。

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