blog情報誌Cuore通信

『心あるお産の会』が発行している情報誌のブログ版です。楽しい情報満載!ぜひ、ご覧ください!

Cuore通信 1月号 <vol.8>

2007-01-15 | cuore通信 2007年度版 vol.8~vol.19
      新年 あけまして おめでとうございます
新しい年を迎えました。

産む安心を求め、今年も皆様の励ましの声を糧に活動していきます。
新しい大切な命との出逢いをきっかけに、母親も、助産師も、産科医も、日本中あっちでもこっちでも繋がり合って、まない産科の集約化に対する問題点を示し、新たな提案を国などに訴える活動をしています。

『大切なのは安心から生まれたお母さんと赤ちゃんがもともと持っている産む力、産まれる力なんです』とある助産師さんは言います。

子供を産み、育てる私達がこの活動の主役なんだと改めて感じています。

   今月の特集

   地域で支えあう新しい産科体制を求めて
            椎名レディースクリニック  椎名一雄先生

 明けましておめでとうございます。
 昨年は当地域の産科医療において苦難の一年でした。2月に平岩医院が分娩取り扱いを停止、4月から下伊那赤十字病院は分娩取り扱いを休止しました。
当地域の南と北でがんばっていた産科施設が相次いで消滅し、年間約800件の分娩が分娩場所を失い、地域住民へは大変な不安と不便をお掛けすることとなりました。幸い、飯田市立病院が行き場を失った分娩の大部分を受け入れて頂いたおかげで、当地域の産科体制崩壊は何とか防ぐことができました。
 なぜ、急にこんなことになったのでしょう?現在、全国各地で、当地域と同様の現象が発生しています。国と産婦人科学会が産科医不足を補うための対策として分娩の集約化を掲げたことが、かえって開業産科医のやる気を失わせ、地域に根付いた産科施設を閉院に追い込んでいるように思われます。医師を派遣する大学病院は拠点病院の充実のため、何処かの産科施設から産科医を引き揚げ、拠点施設へ産科医を増員することを繰り返しています。都会では1産科施設の閉院はそんなに周辺住民に影響を与えないかもしれませんが、地方では1つの産科施設の閉院は利便性と言う点でその周辺住民に大きな影響を与えます。都会と地方では参加施設集約化の影響に大きな差があることをもっと認識して欲しいと感じています。そして、地方でがんばる産科開業医と少ない人数でがんばる産科施設をもっと温かく応援して欲しいと思っています。
 ところで、当地域において、現在、市立病院は分娩件数が倍増し大忙しとなっています。外来の負担を軽減するため、産婦人科初診と妊婦検診を制限しています。このため、分娩を扱う椎名と羽場医院は外来患者が急増し、昼休みも取れず、診察時間もかなり延長せざる得ない忙しさとなっています。医師だけでなく、そこで働く助産師、看護師の負担も大きくなっています。さらにスタッフの補充もままならないのが現状です。このままでは、近々新たな分娩扱いを停止する施設が発生する事が危惧されます。一刻も早く安定した体制作りが望まれますが、残念ながら今は現体制で仕方がないと言う雰囲気が医療側にも、産む側にも、行政にも漂っているようです。しかし、現状のままでは当地域に若い産科医の出現は無いでしょう。産科医の絶対数が少ない現状では、個々の利害を捨てて、現在の施設の枠を超えた、産科医療に関わる全ての人たちによる協力体制の構築が必要です。当地域の産科体制が飯田市立病院を中心とすることは言うまでもありませんが、市立病院一極に依存する事は好ましくないと考えています。周辺の産科開業医が1次産科医療(低リスク分娩)を請け負い、連携し協力し合う方向が地域住民にとっても好ましい体制であると思っています。昨年、私が提案した飯田産院構想には、週2日だけ働くという産科医の新しい労働環境があり、スタッフの働きやすい環境づくりのための保育所や、育児センターも必要でしょう。そのためには行政の応援と参加が不可欠です。保育士、保健婦が中に入っての活躍も望まれます。地域を挙げて、地域のための新しい参加体制の構築が、若い、次世代の産科医をこの地方へ呼び込めるメッセージになると考えています。
 今年、飯田産院構想の具体的な可能性を議論し、現実に近づくように進めていきたいと思っています。

    私の出産
    3人目の天使

 3人目が産まれました
予定日が、お姉ちゃんの保育園の運動会だったのでドキドキしていました。お腹の子はわかっていてくてたのか、その日には産まれず、今度はまだかまだかと思っていたら、予定日より一週間も過ぎて産まれました
 1人目、2人目とも陣痛は強かったり弱かったりと、時間がかかったので、3人目は『前よりも短くなるよ』と言われても、それなりに時間がかかるだろうと思っていました朝、陣痛がきて病院へ向かう車の揺れで陣痛の間隔がかなり短くなりビックリ
このまま産まれちゃうのかなと思うほど怖かったです
病院まで間に合って無事産まれました。
今回は、あっという間に産まれましたが、一番怖かったし、しんどかったです。でも、産まれてきた赤ちゃんを見ると忘れちゃうぐらい可愛いです上の子達は赤ちゃん返りはありますが、とても赤ちゃんをかわいがってくれます
         さくらんぼママ

今年もCuore通信をよろしくお願いいたします!

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして (田中 寿)
2007-01-19 16:30:59
初めまして。突然で失礼しますが、私は(社)飯田青年会議所の副委員長を務めています田中ひさしと申します。
実は来月2月2日に人形劇場にて教育を「家庭」の今の姿からどうあるべきかを学ぶ定例会を開きます。
子供との関わりから我が子が幸せにすくすくと育ってほしいと願うのはどの親もそうかと思われますが、興味のある方は入場無料となっておりますので、私共のHPから参加申し込みをしていただければと存じます。
教育に直接は関わりませんが皆様の活動についても今度相互リンクを計りたいと考えておりますので、また改めてご連絡致します。
何卒宜しくお願い申し上げます。