blog情報誌Cuore通信

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Cuore通信 7月号 (vol.26)

2008-07-14 | cuore通信 2008年度版 vol.21~vol31
Cuore通信 7月号(vol.26)

  シンポジウム閉会しました

先月に行いましたシンポジウム「子供の声がいっぱいの地域つくりを目指して!」が皆様のご協力の元、無事終了いたしました。
大勢の方が会場に来てくださり盛大にできた事とても嬉しく、満足の思いでいっぱいです。
思えば今までに産科医師の先生と助産師さんの両側より、それぞれの立場のお話を同じ場所、同じ時に聞いた事があったでしょうか?
いろんな解釈、様々な見解、考えがあって当然です。それを皆で共有し最善の道を探ってゆくのが大切なのだとお話を聞きながら思いました。
妊婦の方が大勢いらっしゃって下さっていましたね。この地域の出産のこと、もう、諦めてしまったのでは・・?感心が薄れてしまったのでは。。
そう少しだけ危惧していました。けれど、出産を控えたお母さんたちが真剣に聞いてくださって安心しました。・・・我が子の幸せな未来のために・・・
これからも一緒に考えてゆけたらいいですね。そしてそれが現実となるように。。。
 改めて大葉ナナコ先生をはじめパネリストの皆様、ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。感謝申し上げます。


シンポジウム報告

◎基調講演:「案ずるより産むが優し」

バースコーディネーター大葉ナナコ氏

・お産を幸せにする責任を持つ
  やるだけやったと思える満足感があればどんな大変なお産でも良かった
と思える
・心と体の自信は創るもの
専門家のケアと家族のサポートがあると、母親が自分で自信を育み、母親の
エネルギーは子どもに与えられる
・助産愛は育児力、育自力を育む
育児のゴールは、子どもを自立させ周囲と共に歩める子に育て、幸せな大人
にしてまた世の中に返すこと

◎パネルディスカッション

 「共に歩むお産」~地域の現状とこれから~

●飯田市立病院産科医:山崎輝行氏

「当院産婦人科でセミオープン導入後の患者動向の変化」

2005年以降の対応と変化
 ・常勤産婦人科医数  H17 3名 H20 5名
 ・常勤助産師数    H17 11名   H20 32名
・助産師外来の設置・拡充
今後の課題
 地域協力体制の強化   産婦人科医(常勤・非常勤)の増員
 助産師の増員・積極的活用



●椎名レディースクリニック院長:椎名一雄氏

「過去・現在・未来の飯伊地域産科体制」

地方産科崩壊の原因
国の分娩集約化構想  産科医療裁判  新臨床研修医療制度
神奈川大野病院准看護師内診訴訟  女性産科医の増加
開業助産師による助産院分娩と自宅分娩
・ 産科医療機関との連携システムの構築
・ 不透明な助産師の技量(実力)
・ 地域産科医療が求める助産師の役割



●下伊那日赤助産師:熊谷幸子氏

「施設勤務助産師の活動」

松川町の赤ちゃんクラブに協力
 おっぱいマッサージ・産前産後のお母さんのケアなど。敷地内の別棟にて
上記の内容を中心としたお母さん達の「駆け込み寺的施設」の運営
について検討中。



●明衣助産院:鹿野恵美氏

 「開業助産師の立場から」

伊那市で助産所を開業
松川町嘱託助産師として携わっていること
・「こんにちは赤ちゃん事業」赤ちゃん訪問(~4ヶ月児)・継続支援
・母親学級、妊婦健診

お知らせ

お医者さん不足の今だから知りたい!
産科・小児科のこと
昭和伊南総合病院・伊那中央病院の
産科・小児科の状況を知って上手に利用しましょう

日時 7月24日(木)
    午後7:00~8:30(6:30開場)
会場 駒ヶ根駅前アルパ3階 多目的ホール
内容 パネルディスカッション:
    お医者さん不足の今だから知りたい!産科・小児科のこと
主催:安心して安全な出産ができる環境を考える会(in駒ヶ根)

※ 託児希望は7月17日までに申し込んでください。
    問い合わせ先 須田 81-5612



美味しいおやつレシピ
今回は・・『トマトのヨーグルトゼリー』と『にんじんミカンゼリー』です

 「ひと口メモ」に掲載しました。見てくださいね~

 入口は こちら  『ひと口メモ』

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