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詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

【第36回文学フリマ・東京】新作・既刊お品書き【 #文学フリマ東京 】

2023-05-10 10:57:15 | 主な仕事の記録
第36回文学フリマ東京が、5月21日(日)に開催される予定です。
今回も、私は稀人舎さんのブース[第一展示場 | O-43〜44]にて、既刊本と新作のフリーペーパーで参加します。
稀人舎さんの文学フリマ東京のwebカタログにて、他の手作り本などもぜひ、ご覧ください。
フリーペーパーのみのお渡しもできますので、お気軽にご来場ください。

【新作のフリーペーパー】
詩のフリーペーパー「小庭vol.3」
2編の詩が読める、折本のフリーペーパーです。

俳句のフリーペーパー「ペンケース」
趣味で作った俳句が12句読める、折本のフリーペーパーです。

【既刊】
松本薬夏・そらしといろ合同誌「ハレの日、ケの日」
価格・800円

俳人・松本薬夏と、詩人・そらしといろによる、俳句と詩の合同誌です。
遊園地とサーカス劇場を舞台に、俳句を詠み、詩を書きました。
俳句は30句、詩は10編が収録されています。
遊園地、或いはサーカス劇場へ、ハレの日に訪れても、ケの日に訪れても、どれも人生の一日であること。
きらびやかに映る世界の、少し切ない一面へと、読者をいざないます。

そらしといろ詩集『もうずっと静かな嵐だ』(ふらんす堂)
価格・1,500円
2020年4月に作った最新詩集です。


【第36回文学フリマ・東京 開催情報】
開催日………2023年5月21日(日)
開催時間……12:00~17:00
会場…………東京流通センター 第一展示場+第二展示場Fホール
アクセス……東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分

ふらんす堂での連載「旅のリズムと、うたう手紙と、」が終わりました

2023-04-11 11:58:11 | 主な仕事の記録
出版社のふらんす堂さんで、歌人・松野志保さんと、詩人・そらしといろによる、1年間の短歌と詩の連載「旅のリズムと、うたう手紙と、」が、2023年3月をもって終了しました。

架空の世界のSNSで知り合った、青年Jと青年R。
Jは世界の最北端から南下して、Rは世界の最南端から北上して、世界の真ん中の町で出会うことを目指し、旅を始めました。
私が描いた人物Jは、1年間も旅をすることは初めてで、少し緊張しながらも、自分の知らない南の町々を旅して、楽しかっただろうなと思います。
松野さんが描いた人物Rは、なにか重たい過去や祈りを背負った雰囲気があり、けれどその想いを一生かついでいく、芯の強さがある人物だと思いました。
真ん中の町、ジャミノフでJとRが出会ったことは、お互いに本当に嬉しかったでしょう。
SNSのメッセージ機能で、うたう手紙を交換しながらの旅は、いったん、終わってしまいますが、彼らの友情は永遠のものです。
きっとまた、時々にメッセージを交換して、お互いの近況を報告したり、さすらい続けるRにJが会いに行ったりするのではないでしょうか。

ここまで、この旅をご覧いただいた皆様、この旅の機会を与えていただいたふらんす堂の皆様に感謝いたします。
松野さんとRに出会えて、私もまた、嬉しかったです。

2023年「現代詩手帖」3月号に寄稿しました

2023-03-14 11:24:30 | 主な仕事の記録
遅くなってしまいましたが、2023年2月28日発売の「現代詩手帖」3月号の特集記事「川口晴美、シスターフッドの未来」に、エッセイのような論考「私たちの「ガールズワーク」」を寄稿しました。
第30回萩原朔太郎賞を受賞した川口晴美さんの詩集『やがて魔女の森になる』(思潮社)に収録された作品「ガールズワーク」を軸にして、私が川口さんと一緒に同人誌づくりをしたときの思い出を語りました。
川口さんの詩集『やがて魔女の森になる』は、女性として社会を生きることの生きづらさと同時に、女性が一人の人間として希望を持って楽しく生きていくことの両面が描かれていると思います。
詩集は、読みやすい言葉で奥行きのある世界が作られており、魔女の森に迷い込む感覚を味わえます。

現在、前橋文学館にて企画展「世界が魔女の森になるまで―第30回萩原朔太郎賞受賞者 川口晴美」が開催されています。
川口さんがどのように詩を書いてきて、詩の世界を広げていったかが見られるようです。
こちらは2023年3月4日から5月21日までの開催です。

ありがとう2022 よろしく2023

2023-01-08 12:23:03 | 主な仕事の記録
新年も明けて、もう一週間が経ちました。
昨年の出来事が急に遠ざかるような、今日この頃です。
忘れないうちに、昨年の振り返りをしたいと思います。

昨年は、4月から出版社のふらんす堂さんのwebページにて、
歌人の松野志保さんとの短歌と、私の詩の連載企画
「旅のリズムと、うたう手紙と、」が始まり、今年の3月まで更新される予定です。
架空の世界を、南から北上するRと、北から南下するJが、
世界の真ん中の町で出会うことができるか、という内容です。
架空の町を妄想する楽しさ、手紙のような詩を書く難しさがありました。
世界の真ん中を目指しての旅も、まもなく終わりです。
連載を最後まで楽しんでいただけましたら幸いです。

5月は文学フリマ東京に参加しました。
このときの新作は、詩のフリーペーパーの「小庭vol.2」でした。
10月は、東京ポエケットに参加しました。
このときは新刊はなく、既刊の本のみでの参加でしたが、
アットホームな会場でのんびりと、詩を好きなひとたちと交流できたことは嬉しかったです。
11月の文学フリマ東京では、私自身はイベントに参加できませんでしたが、
稀人舎さんのブースにて、俳人の松本薬夏さんと作った新刊、
俳句と詩の合同誌「ハレの日、ケの日」を販売しました。
遊園地とサーカス劇場を舞台に、俳句と詩を書いて、幻想的で切ない雰囲気の一冊になりました。
「ハレの日、ケの日」は、まだまだ在庫があるので、これからも販売してゆきます。

9月には、ここ5年ほど開催されている、銀座の柴田悦子画廊さんでの、
美術と言葉の作品展「言絵絵言Ⅴ」に参加しました。
私は4度目の参加となり、美術家の佐藤梨香さんと組んで、
油絵、和紙に描かれた絵、和紙の立体物を作りました。
アクリル絵具、油絵具で詩を書くのが緊張しましたが、
絵具だと小さな文字や複雑な文字が書けないので、
自然と少ない言葉で表現することになり、良い経験となりました。
「言絵絵言」展は、昨年の5回目をもって、一度お休み期間に入るようです。
またどこかで、美術と言葉が出会う日が来ますように。

昨年を振り返ると、私としては結構なスピードで、
詩をたくさん書いていたようです。
ふらんす堂さんでの詩の連載によって、月に一度は締切があり、
「言絵絵言」展でも新作を4編書いて、
俳句と詩の合同誌「ハレの日、ケの日」を作って、
アクティブに詩を書く一年を過ごしていました。

今年、2023年は、できれば稀人舎さんのもとで、
手作りのミニ詩集を作りたいな、と思っています。
それから、文学フリマではフリーペーパー「小庭」の新作を、
発表できると良いな、と思っています。
自分ひとりだけの目標になると、気持ちをしっかり持たないと、後回しにしがちで……。
ミニ詩集が難しければ、フリーペーパーだけでも新作を作れますように!
昨年がちょっとハイペースだったな、と感じているので、
今年は自分のペースで詩を書きたいです。

2023年が、楽しく充実した一年になりますように。

【第35回文学フリマ・東京】新刊・既刊お品書き【 #文学フリマ東京 】

2022-11-09 11:28:33 | 主な仕事の記録
第35回文学フリマ東京が、11月20日(日)に開催される予定です。
今回も、私は稀人舎さんのブース[R・25~26]にて、新刊本と既刊本を販売させていただきます。
稀人舎さんの文学フリマ東京のwebカタログにて、他の新刊本、既刊本もぜひ、ご覧ください。

【新刊】

松本薬夏・そらしといろ合同誌「ハレの日、ケの日」
価格・800円

俳人・松本薬夏と、詩人・そらしといろによる、俳句と詩の合同誌です。
遊園地とサーカス劇場を舞台に、俳句を詠み、詩を書きました。
俳句は30句、詩は10編が収録されています。
遊園地、或いはサーカス劇場へ、ハレの日に訪れても、ケの日に訪れても、どれも人生の一日であること。
きらびやかに映る世界の、少し切ない一面へと、読者をいざないます。

【既刊】
そらしといろ詩集『もうずっと静かな嵐だ』(ふらんす堂)
価格・1,500円
2020年4月に作った最新詩集です。

【第35回文学フリマ・東京 開催情報】
開催日………2022年11月20日(日)
開催時間……12:00~17:00
会場…………東京流通センター 第一展示場+第二展示場Eホール
アクセス……東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分

合同誌「ハレの日、ケの日」ができました【 #文学フリマ東京 】

2022-11-09 11:12:22 | 主な仕事の記録
俳人・松本薬夏さんと、詩人・そらしといろによる、俳句と詩の合同誌ができました。
タイトルは「ハレの日、ケの日」です。
遊園地とサーカス劇場を舞台に、俳句を詠み、詩を書きました。
俳句は30句、詩は10編が収録されています。
遊園地、或いはサーカス劇場へ、ハレの日に訪れても、ケの日に訪れても、どれも人生の一日であること。
きらびやかに映る世界の、少し切ない一面へと、読者をいざないます。

編集とデザインは、稀人舎さんにお願いしました。
ミシン綴じにして、青い糸のスピンがついた、可愛らしい正方形の本です。
まずは、2022年11月20日(日)に開催される、第35回文学フリマ東京で初売りになります。
販売場所は、稀人舎さんのブース【R・25~26】です。

松本薬夏・そらしといろ合同誌「ハレの日、ケの日」
価格・800円





「言絵絵言Ⅴ~ことえ えこと~」展が終了しました

2022-10-22 11:03:29 | 主な仕事の記録
銀座の柴田悦子画廊にて、2022年の9月19日から9月25日まで開催された、「言絵絵言Ⅴ ことえ えこと」展は、無事に終了しました。
コロナ禍のなかですが、多くの方々にご来場いただけて、とても励みになりました。
また、展示の最終日には、詩人による詩の朗読を行いました。久しぶりの朗読は緊張しましたが、思い出に残る時間となりました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
「言絵絵言」展は、今回をもって一段落するそうです。またこのように、詩と美術が出会う日を待っています。

今年の参加作家たちの展示物の印象を少し、記しておきます。

【江尻潔 × 赤木仁】
赤木さんがうすい和紙のような紙に木版画で絵を刷り、さらにその上に江尻さんの言葉を木版画で刷った、版画の力作でした。
言葉の展示として、江尻さんが和紙に筆で詩を書かれたものも、同時に展示されました。

【生野毅 × 黒須信雄】
生野さんの言葉はパネルに直接、波立つような言葉の勢いをもって書かれていました。
黒須さんの絵画作品は、四角や丸のとても小さな額におさまり、落ち着いた色合いや、明るい色合いの渦巻き模様が描かれていました。
また、本のように仕立てた作品もあり、生野さんは朗読にてこの本の作品を読まれていました。

【渡辺めぐみ × 有坂ゆかり】
渡辺さんの詩から書いた有坂さんの絵は、優しく淡い色合いの小さな作品でした。詩とよく響きあっていました。
絵から詩の作品は、展示方法に工夫があり、元の絵と、詩と、詩の印象を色彩で表した絵の3つの組み合わせでした。

【そらしといろ × 佐藤梨香】


タイトル「憧憬」 詩→絵
短冊状の和紙に詩を書き、佐藤さんが作った目玉のオブジェに張り付けた作品。
詩の内容は、とある兄という存在への憧れと思い出でした。


「やさしいまじない」 詩→絵
佐藤さんにキャンバスと画材を送ってもらい、そらしがまず、キャンバスに絵の具で詩を書きました。
佐藤さんはその詩を埋めるようにして絵を描き、詩の言葉を改めてなぞった感じの作りです。


「ゆきの灯」 絵→詩
佐藤さんが和紙に青い人間のようなものを大きく描いたり、小さく描いたりしています。
その人間のようなものたちが、なにかを一生懸命受け取っている姿が印象的です。
今にも消えてしまいそうなものほど、大事に抱えていたい、そんな詩を書きました。


「腐爛前夜」 絵→詩
佐藤さんがキャンバスに書いた絵の上に、絵の具で詩を書き込みました。
果物かごのような絵だったので、いずれは腐りとけてゆくことを想いました。

私はこの展覧会に参加するのは4度目だったのですが、絵の具と筆で詩を書く経験は初めてでした。
キャンバスという限られた範囲のなかで、絵に寄り添いながら遠くへ行ける言葉を探すのは、なかなか大変で、でも言葉が見つかったときは、これだ!という感覚を掴めました。
貴重な経験のなかで、より、詩をコンパクトな言葉で作る面白さを見つけました。

改めて、今回もお誘いくださった企画者の黒須さん、コラボしてくださった佐藤さん、温かく見守ってくださった画廊の柴田さん、参加作家の皆さまに御礼を申し上げます。


「言絵絵言Ⅴ~ことえ えこと~」展に参加します

2022-09-01 13:17:52 | 主な仕事の記録
さて、昨年に引き続き、銀座の柴田悦子画廊さんにて、美術家と詩人がコラボレーションした、グループ展「言絵絵言Ⅴ~ことえ えこと~」に参加いたします。
今年の展示では、私は美術家の佐藤梨香さんと組んで作品を作りました。
佐藤さんは、とくに油絵の赤と青の色彩が印象的な美術家さんです。
油絵の作品には、私も油絵具で詩を書き入れて、とても緊張しました。
また、和紙を使った作品も作られており、一つはお面のような少し立体感のある作品です。
コンパクトな詩作品と、長めの詩作品の両方が楽しめると思います。
ご覧いただけましたら、嬉しいです。

展覧会へは、どうぞ感染症対策にお気をつけてお越しくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。

「言絵絵言Ⅴ ことえ えこと」
―詩(ことば)に絵を、絵に詩を書(描)き継ぐ試み―

詩人が美術家に送った詩から美術品が制作され、美術家が詩人に送った美術品から詩が制作される、往復書簡的なやり取りを経て作られた作品が展示されます。

【展示場所】
柴田悦子画廊

〒104-0061 東京都中央区銀座1-5-1 第3太陽ビル2階
TEL&FAX・03-3563-1660

【展示期間】
会期・2022年9月19日(祝・月)~25日(日)

オープン時間・12:00~19:00
(最終日・17:00まで)

【参加作家】
言 × 絵


江尻潔 × 赤木仁
生野毅 × 黒須信雄
そらしといろ × 佐藤梨香
渡辺めぐみ × 有坂ゆかり


「言絵絵言Ⅴ~ことえ えこと~」展が終了しました
↑こちらの記事では、言・そらしといろ × 絵・佐藤梨香のコラボ写真がご覧になれます。

【第34回文学フリマ・東京】既刊などお品書き【 #文学フリマ東京 】

2022-05-18 11:10:30 | 主な仕事の記録
第34回文学フリマ東京が、5月29日(日)に開催される予定です。
私は、稀人舎さんのブース【チ・33-34】にて参加いたします。
以下の既刊本と、フリーペーパーの新しい号を、少部数並べていただきます。


松本薬夏・そらしといろ合同誌「町のはづれの、」
価格・500円
俳句と詩の往復書簡的なやりとりをして、四季の流れに沿って作った本です。

BL詩歌集「兄の器」
価格・500円
とある兄弟のBL短歌とBL詩をちょっとずつ楽しめる本です。

フリーペーパー「小庭 vol.2」
無料配布
今回は夢にまつわる詩が2編、読めます。



新型コロナの関係により、今回から文学フリマに一般参加する来場者の方々も、主催者側に連絡先を提出する必要があります。
連絡先は、携帯電話番号かメールアドレスが必要だそうです。
文学フリマ東京の公式ホームページから、事前にWebから登録もできます。
また、当日の場合はその場で連絡先記入カードが渡されて、それに記入することで対応できます。
詳しい情報は、文学フリマ東京の公式ホームページ(とくに、「来場者の皆さまへのご案内」)でご確認くださいませ。

【第34回文学フリマ・東京 開催情報】
開催日………2022年5月29日(日)
開催時間……12:00~17:00
会場…………東京流通センター 第一展示場
アクセス……東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分


ふらんす堂さんのWEBページで連載「旅のリズムと、うたう手紙と、」が始まります

2022-04-06 10:50:04 | 主な仕事の記録
今年に入って初めてのブログの更新となりました。

このたび、ご縁があって歌人・松野志保さんと、詩人・そらしといろの二人で、
出版社のふらんす堂さんのWEBページにて、短歌と詩の連載が始まりました。
連載のタイトルは「旅のリズムと、うたう手紙と、」です。

WEBページはこちらから→「旅のリズムと、うたう手紙と、」

松野さんと私が作り出した二人のキャラクターが、とあるSNSで知り合い、
それじゃあ実際に会ってみようと、出会う日付と場所だけ決めて、架空の世界を旅します。
松野さんは世界の最南端から、私は世界の最北端から旅を始めて、世界の真ん中の町で出会う予定です。

連載の更新頻度は、松野さん、そらしがそれぞれ月に1回ずつ、作品を掲載していただきます。
第1回目の更新は私の詩から始まりました。
次の更新で、松野さんが私の詩を受けて、短歌を作ってくださいます。
その次の更新では、私が松野さんの短歌を受けて、詩を作ります。
そのやりとりを、1年間続ける予定です。

松野志保さんの短歌を読んでみたい方は、
昨年、ふらんす堂さんから出版された歌集『われらの狩りの掟』を、
ぜひ手に取ってご覧ください。
この歌集では、思春期の少年のイメージや、自立した女性の強さが描かれています。

果たして、松野さんはどのようなキャラクターを描いて、
架空の世界を旅させるのか、私も楽しみです。

月1回ずつの更新を、ご覧いただけましたら幸いです。