ぶいえーしーえーてぃあいおえぬ

8月10日(土)
……友達と映画『風立ちぬ』を観る。
二人してポロポロ泣いた、悲しくてではなく、儚い美しさに泣かされた。
もう一度、映画館で観たい作品、原作の小説は恥ずかしながら読んでいないが、映画は映画として受け止める。
来年のマンドリンオーケストラのアンコールなどには、『風立ちぬ』のメインテーマやエンディングソングの“ひこうき雲”が聴けそうな予感、というか聴きたい。
映画を見てから勝どきへ移動する、花火大会を堪能。ピクニックみたいにサンドウィッチ食べながら打ち上げを待つ間、マンガやアニメの話で盛り上がる。
花火も壮大だが儚い美しさをここでも感じて、言葉よりも声が涙のように流れ出る。


8月11日(日)
……夕方。以前、ブログにコメントをくださった方が出演する、八丁堀七針でのライヴへゆく。
拙詩集を読んでくださり、初めて読者の方とお会いすることが実現し、詩や音楽のことを色々お話し出来て、とても嬉しかった。
いざライヴが始まると、また涙腺がゆるくなって、泣きそうなのを寸止めするのに大変だった。
どの出演者の演奏も、“こんな世界があります！”と、私の内側にある扉が良い意味でこじ開けられて風が通ってゆくような感覚になった。
ライヴという世界へは、自分から入ったことがなく、今回もお誘いがあったので八丁堀まで出ることが出来た。
出会いに感謝の一日を、噛みしめた。

夏休みらしい生活をして、今日は迎え火。