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5つの安心プラン

2008-07-22 10:12:14 | 制度
 政府が社会保障分野で緊急に取り組む対策として今月末に公表予定の「5つの安心プラン」の厚生労働省素案が明らかになった。テーマは(1)高齢者政策、(2)医療、(3)子育て支援、(4)非正規雇用、(5)厚生労働行政の信頼回復。高齢者政策では、希望者全員が65歳以上まで継続雇用する仕組みなどの支援や、60歳から64歳の働く高齢者が給与と年金額の合計が月28万円を超えた場合は年金額を減額する在職年金制度を見直す。
 厚生労働省の職員は5.2万人、厚労省関連の独立行政法人は14あり職員数は7万人、さらに関連公益法人は7500(平均10人としても7.5万人)、一般会計予算も22兆円に達し一般歳出の47%を占める。保険料も加えて賄っている給付全体は90兆円(国民一人当たり69万円)に達する。年金一元化や医療保険一元化、歳入庁(税金と保険料の一元徴収)により、業務効率化と少数精鋭化を図り、ワンストップサービスを提供することが国民の安心に繋がろう。

「おぼつかな土用の入りの人心」杉風

(推薦書籍)
2015年の社会保障制度入門-社会的連帯の強化と自己決定の尊重
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社会保障年鑑 2008年版
年金制度は誰のものか
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はじめての社会保障 第6版-福祉を学ぶ人へ 有斐閣アルマ
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改革の哲学と戦略-構造改革のマネジメント