クリエイジ コラム 1週1冊良い本を読もう

今日の重大ニュースをもとに、良い本を読んで、良い意思決定をしませんか?

政投銀総裁に室伏氏

2007-09-28 09:30:40 | 金融
 政府は9月末で任期の切れる日本政策投資銀行の次期総裁に、伊藤忠商事前会長の室伏稔氏(76歳)を起用し、同じく任期が切れる国際協力銀行の篠沢恭助総裁(70歳、元大蔵次官)の後任には田波耕治副総裁(68歳、元大蔵次官)が昇格、国民生活金融公庫の薄井信明総裁(66歳、元大蔵次官)は再任する人事を固めた。安倍前政権が明言してきた、政府系金融機関のトップ人事の民間起用は一部にとどまった。
 官僚の課題先送り、天下り体質に、政治家が一部屈服した構図であり、官から民への流れに逆行しており残念な結果となった。また、トップが高齢なのも構造改革を進める上でのエネルギーに疑問を感じる。

(推薦書籍)
金融再生危機の本質-日本型システムに何が欠けているのか
資本開国論-新たなグローバル化時代の経済戦略
金融読本 第26版 読本シリーズ
世界を壊す金融資本主義
金融はこれからどう変わるのか
市場型間接金融の経済分析
開発主義の暴走と保身-金融システムと平成経済 日本の〈現代〉 7
郵政民営化の金融社会学
日本の金融制度改革

コメントを投稿