３月27日のテレビで小耳にはさんだ耳を疑うようなニュースを、同日付の毎日新聞夕刊で目にした。その内容とは、「公共事業や発電所建設などの際に、計画段階から住民の意見を聞き、環境影響評価を行う戦略的環境アセスメント（SEA）について、環境省が発電所を適用対象外とする方針を固め、同日夕の専門家による研究会で示す指針の最終案に、事実上の除外を盛り込んだ」というものである。SEAは昨年4月に閣議決定された . . . 本文を読む
1．はじめに
先日のEU首脳会議で、2020年までに温室効果ガス排出の20%削減という野心的目標が設定されました。EUが率先して世界の温暖化対策をリードして行こうというメルケルドイツ首相の指導力が発揮されました。この６月にドイツが議長国になって開催されるＧ８諸国首脳会議でも、温暖化による破壊的気候変動を最優先の課題として取り上げることは期待されています。先日このブログで紹介したAVAAZも誓願署 . . . 本文を読む
1．はじめに
今月上旬のNHK衛星第一で、きょうの世界特集で、世界有数の食糧輸出大国オーストラリアの食糧輸出戦略に関するシリーズ番組が放送されました。オーストラリアは、1970年代からかつての主要な輸出相手国だったイギリスがEU諸国依存へ傾斜した結果、アジア諸国、中でも日本を主要輸出相手国としてきました。日本人の細かい好みに合わせたうどん用小麦の品種改良が進められ、讃岐うどんの原料小麦は98％がオ . . . 本文を読む
木曜日の午前11時30分からNHK教育で放送された地球データマップは、中・高校生向きに放送されているシリーズ番組ですが、充実した内容がコンパクトにまとめられており、大人が見てもなかなか参考になる番組です。３月15日は今世紀の重要な課題である「持続可能な未来へ」がテーマでした。その実現には、地球上の限られた自然資源を一部の豊かな人たちが独占するのではなく、地球に住む生きもの全員で仲良く分け合い、将来 . . . 本文を読む
４．私たちにできること
それでは、私たちは何ができるでしょうか。映画の終わりにスクリーンに流れる「あなたにも、すぐできる10の事」はありきたりなものを並べた印象を否めません。書籍版にはもっと内容の濃いものがふんだんに盛込まれていました。その概略を紹介しましょう。長い箇条書きのリストですが、最後まで一通りご覧になってください。原本ではそれぞれに詳しい解説がついています。
4-1．自宅の省エネを進め . . . 本文を読む
１．はじめに
地球環境の危機に警鐘を鳴らす元アメリカ副大統領アル・ゴア氏の活動を描いた映画「不都合な真実」が反響を呼んでいますが、エネルギー消費大国アメリカにもっと厳しい政策提言をしないのかとの批判論も耳にします。しかしながら、映画はゴア氏の膨大な活動の抜粋を90分に詰め込んだものに過ぎないのです。初めて見る人達に地球環境問題の深刻さを知らしめる上では効果はあっても、ゴア氏の本意や対処法までは、 . . . 本文を読む
最新のテレビ番組情報は前の記事です。
時間が重なりますが、日本の公害裁判史に残る画期的判決が下った「イタイイタイ病裁判」と、戦後最悪の大旱魃にあるオーストラリアの食料戦略のシリーズ番組があります。
１．22時00～45分、NHK総合「その時歴史が動いた」。「イタイイタイ病」は、三井金属鉱業神岡鉱山から流出したカドミウムによって、神通川流域に長期在住の農村婦人に多発した病気で、骨が侵されて激痛に苦 . . . 本文を読む
タジキスタンで人道支援活動をしている某さんが、このブログを見てくれている。タジキスタンはアフガニスタン北部と長い国境で隣接しており、今なお紛争の止まないアフガン情勢の大きな影響を受けている。世界銀行による2005年の1人当たりの国民総所得は280ドルと大変貧しい国で、ユニセフによる同年の５歳未満児の死亡率は1000人中71人と高い。ブログのテレビ番組情報が、遠いタジキスタンから見れば、日本の状況を . . . 本文を読む
