COCCOLITH EARTH WATCH REPORT

限りある地球に住む一地球市民として、微力ながら持続可能な世界実現に向けて情報や意見の発信を試みています。

学生達は自ら意見を発信し、他学生の意見を読んで何を学んだか? PART 2

2008-02-07 14:14:58 | Weblog
PART 1の続きです。


【学生174】
 他の受講生の見解を読んで、やはり他の人と同じように、現存の環境に対する策や考えに関して、充分でないと感じているように思った。得るところとして感じられたのは、同じ意見の人でも、考え方が全て一緒ではないということ、例えば、環境破壊というものをテーマとして書いている人でも、人類の生産活動を副題とするか、人類の消費活動をテーマとするかで行きつく結論が全く変わってくる。
 皆の提言を読んで全体的に感じられた事は、初めのレポートから、今までのレポートまでをこなしていく中での、危機意識レベルの変化である。初めの方では、環境問題に対してのとらえ方が、「他の国の問題」といった感じ方に見えた人も、最終課題に近づくにつれ、危機感を持つようになっていったと思う。自分のすべき事を皆がきっちり理解する事が環境保全に繋がって行くと思う。

【学生208】
 この生命科学という講義を通して、特に後期は環境問題というテーマを扱ってきました。そして同じ授業と同じテーマについて学んでもやはり関心が薄い人がいたり、また関心を持って自ら学習している人もいるようです。僕自身は、環境問題に対してかなり人任せにしてきたと思います。所詮、自分ひとりが何とかしようとしても、地球全体を今覆っている環境問題を変えられる事はできないと大変投げやりな態度だったと思います。今何か対策しているかといえば、していませんと答えるしかありませんが、授業で学んだ知識を生活の中に生かそうという事を考えるようになりました。特に家作りで、スウェーデンのソーラーエネルギーを利用した家を建てたいと思っています。もちろん金銭的な問題も絡んできますが・・・。大学を卒業して社会に出るにあたり、家族と環境を大切にできる人間になりたいと新しい目標もできました。

【学生177】
 私は、このような授業をしたのは初めてでした。始めはあまり人の考えなど見てなくて、そこまでは人の事に興味がなかったのですが、自分の執筆を見る時にちょっと他の人の意見を見てから、いろいろな考えがあるんだなと思い出して、そこから他の人の意見をよく見るようになりました。他の人のを見たからといって自分の考えが変わる事はなかったのですが、自分の中での考えの範囲が広くなったとは思います。そうすることで、今まで考えもしなかった情報を知ったりして、とても良い経験になったと私は思いす。しかし、提出しているだけの人は、あまり興味を持てなかったし、見る気がしませんでした。このような授業はとても自分の為になったと思います。

【学生186】
 他の学生の提言を読んで私が思ったのは、普段ともだち同士で会話していても、環境や貧しい世界の話題などには、一切ふれていないのに、みんなしっかりした意見を本心では持っているのだなぁ、と思った。自分の意見を他者に発表する機会もなければ、自分と同じような年の学生の意見を耳にすることもなかった。だから、世の中にある問題を気にかけているには、いつも専門家や政治家といった大人のすることのように思っていた。今年一年間の授業の中で、私は様々な問題を授業中に知り、また学生の意見を読みすることで,「まずは,今現在、世の中がかかえている問題は何なのかを知ることが大事であり、その後に、それを自分の問題としてとらえ、考える機会をもつ必要があるのだ。」という考えを得ることが出来た。身近に思えない問題は、実はものすごく身近であることがわかった。

【学生175】
 正直な話、中国を批判するだけの意見にはがっかりしました。文集の後半には、アル・ゴア前副大統領のノーベル賞授賞式でのスピーチでの、「他の国に責任転嫁する前に、まず、自国が改善することが大切だ」という部分を引用している生徒がいて、ありがたかったです。
 ライフスタイルと生き方に書いた人たちの文章には共感することが多くありました。自分の生活がそのままではいけないと思えているということだけでも、皆、この授業を受けてよかったのではないかと思います。テレビCMなどでも最近、地球環境について考えさせるようなことを扱っています。この文集では、それ以上に、まず自分が何かをしなくてはいけないと思っている人が多いと思います。
 これから先、みんなが就職する企業で、それぞれ環境保護、改善をしていると思います。そんなプロジェクトの第一線で活躍してほしいと思いました。

【学生183】
 沢山の意見を知ることが出来て、問題の捉え方が人によって違うのだなぁというのが一番実感したことです。恐怖を感じるだけでなく怒りを感じている人、また別の感情を持っている人もいた。具体的に手立てを考えている人もいれば、自分のように恐怖危険を感じているものの、具体的な方法は思いつかないような方々も沢山いた(そして安心した私)。
 絶望と思える状況の中でも沢山の見解があり、希望も多少見出せたような気もする。どんな環境になってしまってもこれからその環境の中で共に生きていくのであるからには、協力して生きて行かねばならない。これからその仲間達と共に、環境破壊を止めるため闘っていかなければならないと思うと、立派な意見を掲げている人には負けたくないと思えた。科学者になるわけではなくても、環境の変化の現状にもっと敏感になり、止めていくための方法を知っていこうと強く思いました。とてもためになるブログでした。

【学生205】
 他人の授業の感想がどうというよりも、自分では感じることのできない感覚やものの見方・考え方に触れる機会がおおくあったことがよかったです。日常生活ではあまり論じることがない内容だからこそ、多くの人のそれに対する感覚を目にして「私には思いつきもしなかった」という驚きが何度もありました。「十人十色」とはいいますが、人の数だけ考え方が違うのだと思いました。 私は影響を受けやすい性格なので、「これいいな」と思ったものがあれば考えがかわったり、そういったことがなくとも読んだ後はもう一度VTRの内容が自然と思い出されて新しい発見をしたりそれまでは出来なかったような考え方が出来たりする、そんなことが度々ありました。意見や考え方・ものの視点がころころと変わってしまったりはしましたが、自分の意見を見直す・色々な視点で考えるという面では大変いい経験にはなりました。

【学生176】
 大学の授業というと、やはり一つ一つの教室やら集約人数が大きいのであまり他の生徒との意見交換とメールを通しての先生とのやり取りはあまりないことだったので、新鮮でした。大きさの故に、授業がどこか一方通行であったり、人と人とのつながりがないので、冷めた感じがしていました。授業の受講生のつながりの場を作るとあたたかい授業になるのかとびっくりしました。 バイトを通して最近思うのが「人の意見に耳を傾ける」ということがすごく大事だなと思うことが良くあります。コーチをやっているので人に教えるのに「こういうやり方もあるんだよ」という他の人からの指摘に耳を傾けられる人とそうでない人では持っている知識の量がえらく違います。そういう人間的な面を育てる面でも意見交換は大事だと思います。

【学生181】
 自分の意見を発信し、他の生徒の意見を全員が見られるようにするというスタイルはとても良いと思いました。私はこの冊子を見て様々な人のたくさんの考え方に出会うことが出来ました。同じ授業を受けているのに着目するところも、とらえ方も本当に色々あるんだなと感じました。自分一人では思いつかなかったたくさんのアイディアに巡り会うことができて、ただ授業を受けて知識を身に付けるだけではないとても良い経験ができました。少し大変かも知れませんが、本当は毎回の授業の後にみんなが書いているレポートを全部まとめて、それとは別に年間を通して一番印象的だった内容について書き上げるといったかたちのものが見られたらもっと楽しかったと思います。人と人とが意見をぶつけ合い、新たな考えに出会い、自分を高めていくのは素敵なことです。これからも様々な意見を発信し、受け入れ充実した学生生活を送って生きたいと思いました。

【学生185】
 私が今回の課題で感じたことは、全員で取り組み、その情報を共有することは、環境のことを知るいい機会になったのではないかということである。私自身、この講義をとる前は、食糧の自給や環境問題はこのままではまずいのかなと思う程度であった。しかし、自分自身で何が問題であるか、そして自分自身は、どのようにしたいのかということを書くために実際に調べて意見を練り上げるうちに、この問題の重要さが見えてきたように感じた。   このことは、他の受講生に対してもあてはまるのではないかと思う。そして、このように問題提起することにより、問題に対して自覚して提言を挙げられた学生がこれからの社会を引っ張っていく際、環境の危機に正面から向き合い、勇気を持って行動できればよいなと感じた。

【学生210】
 この授業では他の授業とは違い、自分の携帯電話からレポートを提出できるという点が良かった。先生とメールでやり取りが出来るので、自分が「私の提言」を書く時も友達にメールをするときのように気軽に自分の意見を伝えることができたと思う。
 また、他人の意見を読むにあたって、いろいろな学部の人がいるので、自分と違う学部の人の意見を読むのはためになることだが、よく読んでみるとあまり内容がなく、どこかのサイトからほとんどコピーしているような人がいて残念だった。しかし、この提言集のおかげで同じ受講生どうしの仲間意識のようなものが芽生え、皆で考えていくことの高まりを感じた。

【学生178】
 今回、「私の提言集」を読んでみて私が思ったことは、多くの人たちが人々の意識や価値観といった人間の内面的な部分の改善が重要である、ということを述べているということだ。また私も最終的な意見として、そのようなことを述べている。そして考えたことは、言うだけ(書くだけ)というのは、なんて簡単なことなのだろうということである。こんなにも、しかもただの大学生達がこれだけそのようなことを書くのだから、もう少し地球環境に対して興味がある人や多くの”まともな意識を持った”大人たちも、時には考えまた同じようなことを言ったり思ったりしているのだろうと考える。しかし一向に地球環境は良くならない。むしろ悪化の一途をたどっている。このことで私は”人間”というものの矛盾を考える。”人間”はキレイごとを言うのが好きである。私は少しでもそういったところから遠ざかりたいと思った。

【学生187】
 私は今回のパソコンや携帯などでの課題提出の方法は大変良かったと思います。最初はこういう方法の授業は初めてだったので多少惑いましたが、慣れるにつれて違和感をなくなりました。 まず、正直なところ、その日やった授業の内容を家に帰ってからもう一度振り返るということをあまりしたことがなかったので、ある意味では「生命科学」の授業は僕にとってとても充実した授業でした。また課題のVTRは毎回考えさせる内容ばかりで、これからの私の人生にも、色々と勉強になることが多くありました。そして、何よりもブログの中で他の人の意見を知ることができるのが良かったと思います。

【学生173】
 自分の意見や考えを他の人達と比較、ぶつけあうというのはかなり良いことだと思いました。しかし、夜間部の生徒には難しいことだと思います。夜間部の生徒の中には社会人などの自分の時間が確保できない人達が多いので難しいと思いました。かと言って昼の学生を対象に行ったとしても、最近の若者の意識レベルの低さや遊びたいという気持ちが先行し、これも難しいと考えられます。私も実際に自分の時間を取ることが出来なかったので、ただ提出するという形になってしまいました。真剣に講義に取り組み、また時間に余裕のある人達には大きな意味のあることになると感じました。

【学生190】
 私の提言を読むことで他の受講生達の考えを知ることができた。全体的に非常に環境問題を重く受けとめ、現在世界で行っている様々な問題を見つめ。色々な視点から解決法を導く方法が個々の意見におもしろ味があった。
 私達が地球環境を戻すことが出来る最後の世代だと考える。受講生は数十人であるけれど、これから活躍していく人達なのでとても大きな成果である。自身は勿論、これから人類が一丸となり環境問題に取り組んでいくべきだ。現在政府や各国の首相も動き始めている。私達個人がより活力となり、日本、世界を変えることが重要だ。

【学生192】
 他の講義ではここまで他の受講生の考えを目にする機会はないので、同年代の人達がどういった考えを持っているか知る良い機会になったと思う。私は農業の問題について取り上げたが、多くの学生は地球規模での環境破壊について各々で調べたデータを出しながら論じており、講義内でのこと以外にも新たな事実を知ることが出来た。特に中国の環境問題について取り上げた学生のレポートが興味深く、現在の中国の姿をかつての日本と重ね合わせている点が面白い視点から描いているなと思った。全体的に皆環境問題への意識は高いのではないかと感じたし、小さいながらも自分達で出来ることから行動を起こそうという意識が読み取れた。私が書いたものについて他の学生がどう感じたかも気になった。

【学生167】
 最近読んだ本で、水に関するものがある。その著書は、酒やタバコに頼って日常が殺伐としたものとなって、何か体にいいことをしようとたどりついたのが水だった。探し回った結果、最高の水を見つけ、使い始めると体のけだるさが抜けたらしい。
 自然に生きようとすることほど、不自然なものはないが、発展や経済についての考えを原点に戻って見直してみると、IDや、理論を越えた五感を通しての感じ方を思い出すことができる。講義で様々な情報を取り入れ、自分のこと以外を考えることがいかに難しいかを思い知らされた。総合して答えを出そうとするとややこしくなり、無駄を完全に無くすこともやはり根本的問題解決には向かわない。
 今回多くの人の意見を知ることができて、自分の考えの浅はかさを思い知らされた。温暖化に関しては、皆が妥協点を探し、個人が我慢することしか方法はないと思う。

【学生195】
 私が今回提言した内容は積極的、消極的のどちらかと問われるならば、消極的内容といえる。「地球はやがて氷河期を迎え、人類は滅亡する」という考えであるから致し方ないことであろう。しかし今回他の受講生の提言を読んでみると、大多数の人達が肯定的な意見を述べているように思えた。人類がみんな肯定的な考えを持ち、一致協力すれば地球を救えるかもしれないと思った。

【学生211】
 私は今回大学の授業において初めてお互いの意見を共有する機会を持ちました。最初は戸惑いましたが、同じVTRを見ていても人によってまったく観点が異なることを実感出来ました。また、今回の生命科学という授業では人間の生命の始まりから、体の仕組みなどを学ぶことが出来ましたし、今私達が直面している世界全体、そして地球全体の問題を知ることが出来たので、これからそれらの問題に対してどの様に私達が行動すれば良いかを考えられる良い機会となりました。
 自らの提言、またこの授業を通して自分の意見だけではなく、色々な人の様々な意見を知ることが出来てよかったです。

【学生170】
授業を通じて自分の意見を発信し、他人の発信した意見を読むことで二つの大きな点に気づきました。自分を含め授業を受けられている方は、一つ目は環境に対する考え方が将来に向いており、現在起きている環境問題の原因を理解しようとしていること。二つ目は、環境問題を理解して今後どのような行動するのかを思考している点だと感じました。特に同じ授業を受けている他の人の意見をたくさん読むというプロセレスは、同じ意見でも切り口が全然違うので、とても参考になりました。最後に環境問題を解決するためには、まず二酸化炭素をこれ以上増やさないようにし、次に環境に対する負荷を減らしていくような段階を経て、環境負荷を自然の許容範囲にまで落として、これ以上環境破壊をしないような流れが必要だと思いました。

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