30日、カカが入団発表後、記者会見し、
レアルに来るまでの経緯を振り返った。
「今年1月、ミランは初めて僕に扉を開いた。
あの時、ミランのサポーターたちが見せてくれた僕への愛情に感動し、
まだミランを去るべき時ではないと感じたんだ。
その後、世界的な経済危機に見舞われていることを実感していたが、
シーズンが終わった時にミランが僕に
『オファーが来ている』と連絡してきた。
ミランには前から、『もし僕がクラブを出るときが来たら、
その時はレアル・マドリーへ行きたい』と伝えていた。
なぜなら、レアル・マドリーでプレーしたことのある選手たちは皆、
このクラブの素晴らしさについて僕に話してくれたからだ。」
また、レアルでプレーすることへの期待を語った。
「フロレンティーノは僕に直接電話をしてきて、
新しいプロジェクトについて話してくれた。
彼は僕のことを、そのプロジェクトを実現するために
理想的な選手だと考えてくれていた。
クリスチアーノ・ロナウドだけでなく、
ラウル、カシージャス、グティといった偉大な選手たちと
一緒にプレーできるのは特権だと思う。
僕たちはピッチで共存できるはずだし、
互いに相手を妬んだりするようなことはないだろう。
フロレンティーノのプロジェクトをもってすれば、
レアル・マドリーはバルセロナに対抗することができるはずだ。
スペインだけでなく、欧州でも主役になれると信じている。」
一方、ミランで苦楽を共にしたカルロ・アンチェロッティ監督から、
チェルシーへの誘いを受けていたことも明かした。
「彼には正直な気持ちを話した。
彼が僕のためにしてくれたことには本当に感謝している。
だが、彼には『僕の気持ちはレアル・マドリーに決まっている』と伝えた。」
カカの背番号は“8”に決定。
尚、2008-09シーズン、
同クラブで8番をつけていたのはフェルナンド・ガゴだったが、
ガゴは退団したファビオ・カンナバーロが付けていた
5番を希望したことから、カカは8番を選ぶことが出来た。