マイガール 第７話

第７話

『またいつか恋をする・・・』





正宗がコハルと家へ帰って来ると、

陽子の母が待っていた。

東京に来たついでに、コハルに会いに来たそう。


「いずれはご自分の幸せを考えて下さいね。」


陽子の母にそう言われるが、

正宗は陽子が好きだった家で、

コハルと暮らしてるのが幸せだと。



そんな中、はるかが働いてる会社が倒産してしまう。

新太が元旦那に取られるかもしれないとはるか。

はるかは離婚する時、定職に就いていることを条件に、

新太の親権を取っていた。

その元旦那と話し合うことになり、

正宗が新太を預かることに。



コハルが作っていたゼリーを見て、

「こんなのキライだ！！」とボールを飛ばしてしまい、

部屋を出て行く新太。

正宗が追いかけると、丁度はるかが迎えに来た。

はるかから、父親と一緒に暮らせなくなった日に、

一緒にゼリーを作っていたと聞く。



はるかが最終面接の日に、

家に元旦那の母親が訪ねて来る。

はるかが新太を渡そうとしないので、

直談判しに来たのだった。

そして、新太の人生を台無しにしないでくれと言われ、

はるかは落ち込む。

面接の時間が迫り、慌てて向かうも・・・



はるかは新太を迎えに保育園へ。

面接ダメだったと言い、

約束したハンバーグとサッカーシューズはまた今度ねと

新太に言い聞かせるが、

新太にごねられキツく当たってしまい、

はるかは出て行ってしまう。

正宗はコハルと新太を柴田に預け、

はるかを追いかける。



面接に行かなかったことや、

義理の母親に反論出来なかったと正宗に話すはるか。

新太も分かってるはずだとはるかに言う正宗。


「こんな僕でも自信があることがひとつだけあるんです。

コハルちゃんを想う気持ちです。

はるかさん言ってくれたでしょ？

笠間さんには愛があるって。

新太くんがこの間ヒーローごっこしてる時に言ってました。

母ちゃんを守るために強くなるんだって。

自信持って下さい。

はるかさんは僕が知ってる中で

最高のお母さんですから。」


正宗の言葉に涙が止まらないはるかは、

正宗の背中に頭をつけ泣いた。



正宗ははるかが泣いたことに驚いたと、

高志に話す。

自分は何も出来なかったと落ち込む正宗に、

高志は好きなのか？と。

正宗は有り得ないと否定する。


「俺がお前の立場でも、

陽子さんのことは忘れないと思うよ。

ずっと忘れなくても、きっといつか他の人を好きになる。

生きてるってそういうことだと思う。」


高志の言葉に動揺を隠せない正宗。



正宗がコハルを迎えに行くと、

コハルがクラッカーを鳴らした。

そしてハッピーバースデーを歌うコハル。

正宗は陽子歌ってもらったことを思い出した。

コハルがずっと内緒で準備していたと柴田に聞く正宗。


「誕生日おめでとう。正宗くん。」


「ありがとう。コハルちゃん。」


「ママが正宗くんの誕生日は

とっても大切な日って言ってたから。

これからはコハルがお祝いします。

ママとコハルと正宗くんは

これからもずっと一緒だよね？」


「うん。ずっと一緒だよ。」



その様子を陰からみてたはるか。



高ちゃんの言葉は、

僕の胸に小さく棘のように刺さっていた。

でも、僕にとって確かなものは

目の前のコハルちゃんと陽子さんだけのものだから。

今はまだ、このままの自分でいたい。

そう思う。

たとえいつか他の誰かを好きになる時が来たとしても。



翌朝、はるかに声をかけられる正宗。

この前のことを謝り、仕事が見つかったことと、

新太を手放さなくて済むことを伝える。


「これからも宜しくお願いします。

戦友としてね。

お互い頑張ろう！」





いい感じになりそうな雰囲気だったのに、

子供がいるからなんとなくそうならなかったみたいな？

正宗はまだ陽子の存在が大きいみたいだしね～。

お互いに子供がいるとなかなか難しいよね。



ってかさ、はるかの元旦那って

新しい家族いるって言ってたじゃんか。

なのに新太を奪いに来なくてもいいんじゃないの？

と思ったんだけど・・・



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