初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ロマンス第1番・第2番

2006年04月11日 | ベートーヴェン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はベートーヴェン:ロマンス第1番・第2番です。

ベートヴェンらしからぬ、というかベートーヴェンらしいというか、そんな“ロマンス”なんてタイトルのついているこの曲ですが、その名のとおり非常にロマンチックな曲ですね。こんなタイトルがついてはいますが、ちょっとしたヴァイオリン協奏曲みたいな曲ですから、ヴァイオリンソロをメインにオーケストラが伴奏をつけている曲です。
しかし、協奏曲と違うのは、演奏時間が短く、第1番は7分・第2番は8分程度と、コンパクトな協奏曲といったところでしょうか、時間としても曲としても聴きやすい内容になっていると思います。

ベートーヴェンは最近紹介した三大ピアノソナタなんかだと、悲壮感たっぷりにこれでもか!!という程、暗くて悲しく打ちのめされたようなメロディを作っていますから、そちら側の評価が高く、有名なため、どうしても彼自身がどの曲も暗いイメージの作曲家と思われがちですが、この曲をはじめヴァイオリンの曲は比較的あまくてロマンチックなメロディを作曲していますから、とても同じ人が作った曲とは思えないですね。(やっぱり作曲家ってすごいんだなぁ)


 第1番:ちょっとせつないヴァイオリンソロのたまらない和音からフルート・ファゴット
 がそうっとやさしく入ってきます。静かな雰囲気の曲調はこころが癒されますね。
 ヴァイオリンも始終優しいメロディをしなやかに、しなやかに聴かせてくれますし、
 聴いていると「辛い事があっても、そんなに悩まなくってもいいんだよ。」と、
 優しくなぐさめてくれている気がします。
 
 第2番:こちらも1番に負けず劣らず、優しいヴァイオリンが甘いメロディを奏でる
 ところから始まります。ロマンスはメロディがいいですよね。思わずうっとりして
 しまいそうな、この曲。ヴァイオリンのもつイメージどおりのやわらかいしっとり
 とした音色。決して激しくなる事なく、こんな曲が弾けたらカッコイイんだろうなぁ
 なんて思ってしまいます。

今回のオススメCDはロマンスの他にヴァイオリンの短い曲がいくつか録音されているものを紹介していますが、以前紹介したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の記事の中にあるオススメCDをロマンス全2曲の入ったものにしましたので、オールベートーヴェンのCDならお好みでそちらもどうぞ、下に記事のリンクをつけておきました。


≪オススメCD≫
いかつい顔して弾いてますけど・・・、
ロマンスの他にもロマンチックなヴァイオリンが楽しめます。

ベートーヴェン:ロマンス
スターン(アイザック), フランツ・リスト室内管弦楽団, モーツァルト, ベートーヴェン, ハイドン
ソニーミュージックエンタテインメント

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆☆  →甘☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
あま~いロマンチックな気分にひたりたくなったらこの曲ですね。

↓ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲と一緒に録音されているCDはここから↓
♪ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

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