りーぶる・ライフ

ようこそ☆自立生活支援センター富山の活動やお知らせ、脳性麻痺の二次障害等について綴っています。ごゆっくりご覧ください♪

講演会:「障害者の起業人 聞いてみよう!働く場のつくり方」報告⑤

2006-10-27 00:02:15 | 講演会報告
 この講演会の報告もずいぶんご無沙汰してしまいました。
 前回の報告については、こちらをご覧ください。

 今回は、
 この現実社会の中で障害者が働いていくためにはどうしていかなくてはいけないのか-
 そういった視点からの戸田さんのお話しです。

                     


 (この現実社会の中でITだとか起業だとかで、障害者が働くということでいうとは難しい)
 だから、どうするかということを考えないといけない。
 働くということで言えば、作業所なんかもある。

 作業所は働く場所とも言われているが、正直なところ、かなりオブラートに包んでいる。
 自分も岐阜で作業所に関わっていたし、代表も務めてましたから分かっています。
 自分の仕事をやりながら、「場づくり」を手伝ってきた。


 働くと言うことは、それによって得られるものがないといけない。
  
  ・充実感…作業所にはこの充実感はある。
  ・ 対価…お金、給料 最低賃金を保障している作業所はほとんどない。
       極めて少ない。
 
 今の作業所では、給料という考え方は問題外。
   →働くと言うことに対するシビアな見方が弱い。

 
 働く→充実感と同時に生活を維持するための資金を獲得する。
    より充実した生活をするために少しでも賃金を上げたい。
   
   という意欲が湧く。

 働きたいと思っている障害者はいっぱいいる。
 しかし、その働きたいというイメージがぼんやりしている。
 障害のない人が働きたいと言ったときには働くことの充実感よりもお金が先。
 フリーターの人でも、10円でも高いバイトがあればそこに移ったりもする。
 障害者が働くと言った時には、お金よりも働けるということ、行ける場所を探す。
 しかし、受け皿がないから作業所になる。お金がいくらもらえるかというのは2の次3の次。
  
 また一方では、最低限20歳を過ぎれば年金があるし、「まぁいいや」
 みたいなところも現実にある。
 でも、「働く」ということの第一は一般的にはお金。
 このことに対して、シビアになれるかどうか。
 お金を獲得することにシビアになれるかどうかが、働くということに対する自分の意欲、意志と大きく影響していると思う。

                     

 今回はここで一度切りますね。
 次回は近日中にアップします。

 ちょっと私事ですが、私が生まれて初めて働いたのは
 17歳の冬。郵便局で年賀状の仕分けのアルバイトをしたことです。
 友達と2人で行っていました。短期間ですが…。

 なんで私がバイトをしたいと思ったのか。。。。
 理由はいたって簡単なこと。
 『回りのみんながバイトしてたから』
 みんなと同じことがしたい…って理由でした。
 
 とは言え、この頃のわたしは17歳。
 「働くこと」において、本当の意味での必然性があるかと言えば
 ありません。
 
 「働きたいというイメージがぼんやりしている」
 というお話しの中で、わたし自身はどうだったのか
 ということを、起業というテーマからちょっと外れてしまいましたが
 振り返ってみました。

 失礼いたしました。。。



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