チュラと日々の生活のこと

ラブ犬ミニチュア・シュナウザー、チュラのマイペース・ランダムな記録と、
飼い主のメモ代わり日記

停留睾丸

2012-02-05 10:29:43 | 2010のチュラ
さて。このブログを立ち上げるきっかけが、実はこれなのです。
結構、こういう仔が多いみたいなので、
悩んでいる飼い主さんへ、情報の一つとして、
アップすることにしました。

(今回の内容には生物の写真が含まれます。また内容も長いです。
 ご了承くださいませ。)


金玉袋に、金玉が一つしか入っておらず、
もう一つは、定位置に下りずに、おなかの中に入ったままの状態、
それが、停留睾丸です。(二つとも下りない仔もいます)



チュラを迎える前から覚悟はしていました。
通常、去勢手術は、1歳未満で行うようですが、
お腹に入ったままのものは、
3歳くらいにならないと探す程の大きさにならないので、
それまで受けられません(と説明を受けました)。
手術としては、お腹を開いてから探すそうなんです。

それを聞くだけで、3年間、ものすごく悩みましたし、
ずっと心が休まりませんでした。
ご近所さんにも、同じ状態のワンコがいて、9歳で未去勢、
という話も聞き、受けることはないんじゃないかと、何度も思いました。

もう一つ問題がありました。
チュラはヘルニア持ちでした。それはあとから気付いたことです。
少しずつ大きくなって来て、結局それもいつか塞がなければなりません。




大事になりそうなので、
周囲から、大きな病院を選んだ方がいいんじゃないかの提案や、
本には、セカンドオピニオンに掛かった方がいいとか、
情報が沢山集まりましたが、
チュラをずっと診ていただいている獣医さんが、
一番よく状態を分かってもらっているので、
そのまま、普通にお任せする事にしました。
こちらは、ご近所の口コミ評判も、とてもよろしい動物病院で、
私と同じくらいの年代のご夫妻先生が開院されております。

先生に、停留のものだけを取り出すか、
全ての去勢を行うか、聞かれたときも悩みました。
オスとして産まれたチュラの金玉を私の一存で取っていいものかどうか。
凄く考えた末、
もし、子供を作るとしても、
停留睾丸の親から産まれた仔は、リスクが高そうでしたので、
後々、問題にならないように、苦渋の決断で、全て取ることに決めました。

当日を迎え、昼前に動物病院へ預け、
昼からの手術で、麻酔含め、3時間の処置。
自宅待機で、麻酔が切れる頃の午後5時の面会まで、
ずっとハラハラしていました。

病院ゲージの中で、まだ麻酔が残って呆然としながら、
辛そうに私を見て、キュウキュウいっていた声に泣けたのを、
今も思い出します。

その後、獣医さんから説明を頂きました。
取り除いた金玉がこれです。

(2010年11月撮影)
聞くのを忘れましたが、多分小さい方が、お腹に入っていたものだと思います。
こちらは、考えていたよりも早く見つけて、取り除けたそうです。

そして、もうひとつの処置のデベソ。
こちらが、、、先生も私も驚愕の事実が。


(病院提供画像)
こちらの情報は、申し訳ございませんが控えさせていただきます。
(こちらの方が大工事だったそうです)

今回、とても腕のいい先生に処置をしていただき、本当に良かったです。
開腹手術だったので、チュラは一泊しました。
傷口は、予定よりも長いもの(20cm以上)になってしまいましたので、
白いテープが、ビーっと長々貼ってました。
3日間、絶対傷口を濡らしてはいけない、ということで、
白テープは濡れると剥がれる仕様で、その目安になっております。

エリザベスカラーは1週間付けていました。



結果として、うちは、受けてよかったです(去勢以外に問題があったので)。
いらないものも取れましたし、
チュラも相当快適になったようで、
以前より、更に元気になりました。
先生、どうも有り難うございました。

(総合)
うちは停留&去勢+デベソ周辺処置の他に、
残った時間で、歯石も取っていただきました(8万強かかりました)。
そのため、通常の停留手術とは、若干異なると思います。
また、中身を取り除いたのみで、貴重品袋はそのままです。
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