チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

バイクで山道と海岸線で往復130キロ走破

2012年09月21日 22時53分47秒 | バイク

涼しくなったので朝から遠乗りに出かけた。

ただただ南に向かうとこんな林道に出会った

 

山道を進むうちに、養老渓谷に出たけど、途中で色んな山と川を通り過ぎた。
半島の中にある渓谷とは思えないほど、谷が深くうがたれた場所もあった。



 

渓谷に架かる赤い橋の遥か上方に、青い吊り橋が架かっていた。
「あんな空中に渡されているということは、水道橋だろうか・・・」

上ってみると一車線ながら車の通れる道路だった。
遥か下には赤い橋が見えた。

山と山を繋ぐ立派な道路が幾重にも渡されているということだ。
政治家の力なのか、千葉県の経済力なのか・・・


 

養老渓谷から鴨川に繋がる山道は殆どが一車線ぎりぎりで、
さらに幅員が狭まっている場所も多く、「落石注意」の標識が散見される。

崖の下に降りられそうな場所があったので、川原までバイクで下ってみた。
そこは、めったに人が訪れないようで、せせらぎの音だけが響いていた

 

途中にわか雨に見舞われてしまい、やむなく海岸線を辿って帰宅することにした。

日蓮聖人が生まれた鴨川市の「誕生寺」は有名だが、
得度した「清澄時」は山あいにあり、観光客が絶えない。

境内には日本で三本指に入るといわれる「千年杉」が聳え立っていた。

 

バイク初心者ながら総計1000キロ近く走ってくると、運転にも慣れ、まことに爽快だ

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彼岸花の咲き始め

2012年09月20日 22時36分23秒 | バイク

この時期、いつの間にか地面から真っ赤な花が突き出てくる。
彼岸花 別名 曼珠沙華だ。

田んぼの畦道、お寺を囲む堤などに現れ
葉もない茎の先に鮮烈な色彩で花開く。

一体どこからやってくるのか不思議だった。
それがバイクで山道を転がしていて、
その秘密の一端を知ることにができた


まずこんな風に茎だけが伸びてくる。でかい土筆のようだ

 

その先に花を咲かせてゆく

 

不吉な花と嫌う人も多いようだが、その姿はなかなか妖艶だ

 

元は中国渡来の外来種で、稲作とともに全国に広まったという
その球根(鱗茎)は有毒で、害虫や、モグラ避けに田んぼの周囲に植えられたらしい

山道に咲き始めた曼珠沙華は着実な秋の到来を教えてくれる

 

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早朝ツーリング

2012年09月08日 10時57分43秒 | バイク

なぜか4時過ぎに目が覚めた。

 

あまりかまってやっていないバイクを引っ張り出して走り出した。

 

深い霧は外房名物だろうか、200メートル先は白い帳の中に隠れている

 

九十九里浜で夜が明けた。すでにサーファーたちは、朝日に向かって漕ぎ出していた。

 

北に向かって走り続けた。犬吠崎を目指した。
7時ころになると、駐車場は込みあい、海に出ているサーファーが多く見られた。

 

 

途中、東洋のドーバーと言われる、屏風ヶ浦に差し掛かった。

 

高台から振り返ると、九十九里の北のはずれにあたる旭町北部の海岸地区が一望できた。
3.11で大津波に見舞われ多くの犠牲者を出した地域だ。


 

あれから1年半。街は一見復興しているように見えるが、海外沿いには整地された空き地が目立つ。
残された建物のには、ベニヤ板が打ち付けられ、放置されている家屋も散見された。

ここで疲れが出て、家に引き返した。5時間のツーリングだった。

午後からレッスン、夜から市フィルの総練がある。持つかな・・・

 

 

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房総丘陵バイク走りで感じた「谷津」の美しさ

2012年08月14日 20時03分37秒 | バイク

毎日バイクをころがしている。

住宅地からほんの少し谷を下ったり、住宅地の境界から農道に迷い込んだ瞬間
こんな素晴らしい別世界が広がっている。

思わず発見する「隠れ谷」にはかならず美しいたんぼが、両側の丘陵を縫ってうねうねと続いている。
どこまでも続きそうに見える美田だが、ほとんど農家の姿をみかけなかったりする。ちょっと神秘的だ。
こうした道に入り込んでバイクのスイッチを切ると、ヒグラシ、カナカナなど虫の声に満ちている。
足元ではトカゲが急いで逃げ去ったり、小さな蛇が横切ったりする。

地理ではこんな「隠れ谷」を「谷津」というそうだ。あの「谷津遊園」の谷津だ。
地域によって呼び名は違っても、かつて浸食された大地が海中から隆起して出来上がった地形だ。

「谷津」の行き着く先は、必ずといっていいほど樹木に覆われた細い峠道に突き当たる。
そんな樹木のトンネルを突き進むと、明るく開けた高原のような畑があったりする。
ある「谷津」の奥まった場所に印象的な風景を見つけた。
水平な田んぼが次第に狭まり、その先に何段にも耕された棚田、その真ん中に鎮守がまつられていた。



ここもきっと何万年か前は、海の中で、鎮守の森は本当に「小島」だったのかもしれない。

 

千葉県は全国唯一500m以下の山しか存在しない県だという。
房総半島に限れば408mの愛宕山が最高峰だそうだ。(自慢にはならないけどね。)
だからバイクでどんなわき道、裏道に入っても中部地方のような峻厳な高山には突き当たらない。

房総丘陵を突き抜けて、どこまでも進めば、やがて太平洋に突き当たる。
房総半島の東に進めば、日本最大の海岸線「九十九里浜」だ。



残念ながら、本日は強風のため遊泳禁止。真夏の海岸に人が出ていないのは珍しい光景だ。
無数の遊泳禁止の赤旗が遥か彼方まで立てられて、地元の漁師の一団が蛤漁をしている姿だけがあった。

オフロード車なら・・・と砂浜に乗り入れようとしてから、あわてた。
いくらオフ車といっても深い砂地を走行するには、かなりの技術が必要なことはすぐに分かった。
海岸眺めもそこそこに、出発することにした。

ところが、スイッチを入れて発進しようとして、何度も何度もエンストを繰り返してしまった。
いくら軽めのバイクといっても、総重量は140㌔もあって、押してゆくことは不可能だった。
「このまま抜け出せないで、誰もいない海岸に取り残されたらどうしよう・・・」
「本当はローギアーで走ったらいけないのでは・・・」などと不安を感じながら、
だましだまし走らせてなんとか海岸への舗装道路までたどり着けた。
(ふ~!いつか砂地走行の技術を学ぼう!)


そのあと、市原フィルの夏休み恒例「バーベキュー&花火大会」に足を伸ばした。
昨年同様、団員のご家族の好意で、湖に開かれている自宅ウッドデッキが集まった人たちに開放されている。
その前庭で、バーベキューと夜の花火大会(湖上で行われる本格的大会)がそのまま楽しめるのだ。

到着すると、大いに盛りあがっていた。
高齢ライダーの出現に驚かれながらも、早速バーベキューやらカレーやらをご馳走になった。
遠方から帰省して参加していた元市フィル団員の方を紹介いただいた。
このblogで市フィルのことをフォローしてくれていると知り、ちょっと嬉しかった。

そして誠に失礼ながら、明るいうちに引き揚げさせてもらった。(まるで顔見せ興行?)
だって、バイクの免許とってまだ数日なので、房総丘陵をナイトランするのは避けないとね。
皆さんに別れをつげ、次第に陽がかげりはじめた丘陵の山道をたどり、家路についた。
夜になると、きっとこんな花火がみんなの真上で炸裂したんだろうな~

本日までの走行距離190キロ。
すでに2回の給油をしているが、今のところ1ℓで30kmは無理みたいだ。

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オフロード車はサラブレッドにまたがる気分

2012年08月05日 23時21分56秒 | バイク

CRF250Lが納車された。

熱暑の中、無事自動二輪免許の卒業検定合格。
注文しておいたHONDAの新型オフロロードタイプのバイクを取りに行った。

このバイクに決めた理由、それはなんと言っても価格。
最新型のフルサイズオフロード車でありながら、30万円台。
以前からHONDAがタイ国で生産体制を組んできた賜物なのだろう。
素人には分からないけど、バイクに乗ってきた人からすると破格らしい。

そのメリットは、他のバイクの価格で、ナビもETCも着いちゃうこと。
いずれ高速に乗ることもあるだろう、そのとき料金所で立ち往生することは避けたい。
ETCはバイクにこそ必需品だと思う。
二輪車なら、わき道、横道、山道だって入ってゆけるがナビがなけりゃ帰れない。
「自宅に帰る」のボタンが付いたナビはどれだけ安心なことか。

バイクを手に入れる最終関門は2つあった。
第1は どうやってバイク屋に行くのか。おおむねバイク屋は国道に面していて近くに駅はない。
 自分でクルマを運転していっても、バイクとクルマを両方運転できない!
第2は 初心者が初めて乗るバイクで、自宅まで本当に無事に帰ってこれるのか。
 バイクの教習所には「仮免許で路上運転」ということは行われないので、初体験なのだ。

第1関門は、家人を説得し、昼飯をおごることで決着することができた。
  しかし購入商品がバイクなので、様々な説明が続き、大分待たせてしまった。
第2関門こそ最大の壁。交通量の激しい国道を右折し、車に跳ねられないで乗りこなすことだできるのか。
  しかもオフロード車は車高がバカ高い。信号待ちで車道の真ん中でこけることだってあるのだ・・・

結果は「案ずるより産むが易し」で教習所のバイクとは全く違って、新車はクラッチもギアチェンジもスムーズ。
あっという間に道路に躍り出て、バイク屋さんのスタッフ全員が手を振って見送る中、
2速、3速、4速と加速し、風を引き裂いて疾走している自分がいた。

バイクの楽しさは、風を切って走ること。たった50キロでもその速度感はクルマとは全く異なる。
アクセル全開にすれば、あっという間に制限速度を30キロもオーバーしてしまう。
(今は慣らし運転期間なので、そんな無茶は、本当はしちゃいけないんだけどね)

バイクの楽しさをはっきり感じる瞬間は、スタートダッシュの素晴らしさ。
たとえポルシェがいようが(実際いたんだけど)、エンジンが250ccもあれば、あっと言う間だ。
バイクのスタートダッシュはすごい。ロウギアーでアクセル全快すれば、ウィリーしそうになる。
だからバイクは信号の先頭まですり抜けるんだと実感した。

ま~車との戦いなどやってても仕方ないので、帰宅途中で早速裏道に入った。
砂利道も残っているし、すぐこんな見晴らしのいい景色が楽しめる。

 

房総半島を南下すれば、もっともっと美しい自然が待っているだろう。

写真のシート後方にくくりつけてある小荷物は、盗難防止よけのビニールカバーと、大型のチェーン2本。
たった10数センチの荷物なのに、この荷物のお陰でとシートをまたぐことが出来なくなった。
つまり、降りることも、乗ることもままならなくなってしまったのだ!
もともとがぎりぎりの高さのシートに荷物をくくりつけたのだから、足が上がらない。

仕方ないので、格好悪いけど、両手で足を前方に引っ張り上げ、ようやくバイクをまたぐことができた。
フルサイズのオフロード車の高さというか、でかさにはあきれる程だ。

その一方で、でかい図体、高い車高は、走行中にトラックの運転席にいるみたいな感覚かな。
シートの高さが広い視界を提供してくれるのだから、田園を楽しむにはこれでよかったのだろう。

日が暮れてコンビニ前にCRFを停めると、蛍光灯に輝くその姿はなかなか精悍で格好いいと思う。
腰まであるシート高のせいか、直径が長いタイヤのせいなのか、サラブレッドといるようにも感じた。

このバイクとともに、新しい疾走感の世界を味わってゆこうと思う。

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還暦越えてのバイク免許取り。

2012年07月22日 20時37分20秒 | バイク

なぜか、突然バイク免許を取ろうと決意した。

目指すはHONDAから新発売のNC700。
大型バイクなのにスクーターみたいにヘルメットが格納できる。
しかも安い。大型の最新発売モデルなのに60万を切る価格が設定されている。

 

早速教習所に大型バイクの申請をした。
千葉の山の中のT教習所だと、普通免許からいきなり大型免許を取れるのだ。
学生時代に50ccに乗ってはいたけど、中~大型は初めてのチャレンジだ。

 

でもしばらくして、考え直した。
62歳にもなって初めて乗るバイクが大型二輪ではちょっと荷が重過ぎないか・・・
普通二輪なら17日で卒業なのに、大型二輪だと30数日もかかるのも嫌だ。
もし追試ということになれば、今年の夏は終わってしまいかねないのだから。

帰宅するとすぐに、教習所に連絡して普通二輪に切り替えた。

となると、中型免許で乗れるのは、どんなバイクがあるかが、大変気になってきた。
バイクの雑誌やらWEBやらを見ていると「車格」みたいなのがあって、
どうやら外車が一番格上らしい。無論その分お値段は国産車の2~3倍近くする。

外車で思い起こすのは、高速のPAに、これ見よがしに並んでいるハーレーの群れ。
確かにバイクはすごくかっこいいのだけど、別に高速でつるんで走りたいわけでもない。
ハーレー風に全身身を固めて走ってゆく姿をかっこういいとは思わない。
BMWバイクの軍団が(サイドカーまで混じってた)何十台も安全運転しているおかげで
いつまでも高速道路がスムーズに流れないのでイライラした、悪い記憶もよみがえる。

外国の高級バイクに乗っている人たちとは、どうやら種族が違うと感じるな~。

僕の思いとしては、房総の裏道を、カメラでも持ってトコトコ走るようなバイクがいいと思う。
車だと通り過ぎてしまうだけの、房総の美しい小道を自由に訪ねてゆけるような、手ごろなバイクがいい。
どんなバイクがいいかやはり、バイク屋に聞くほうがいいと思い近所のバイクショップに出かけた。

バイク屋さんの従業員は気持ちがいい人が多い。
店には沢山のバイクが並んでいてわくわくする。
結局、自分の話をしてみると候補に挙がったのは下記2台に絞られた。
(HONDAしか出てこないのは、ちょっと事情があって・・・)

第一候補は、この4月に売り出されたHONDAのCRF250L。
ホンダが5年ぶりに開発したオフロード車だけど、オンオフ両方を考えて作られているという。
つまり、荒れた道を走るだけでなく、街中で気楽に買い物に出かけたり、高速道路を乗るにもいいとか。
しかも、このバイク圧倒的に安い!250CCあって、込みこみで40万ちょっと。
こんなお得なバイクがあるとは驚きだ。
<HONDA CRF250L>


第二候補は、HONDAのVTRという中型の名車(らしい)。
バイク屋さんでも、WEB上でも「バイク入門者にはもってこい」との評判だ。
車高(シートの高さ)が低くて扱いやすく、車重も400ccより20kgも軽い。
全て日本で製造され丁寧に作りこまれているのも売りだという。

< HONDA VTR >

さ~どっちにしようかな・・・
いやいや注文するには、気が早すぎる。
まだ教習所で一回も講習を受けていないんだからね。
でも250ccクラスがなんとなく自分の体に合っているような気がした。

 

バイク屋を訪ねた翌日から実技が始まった。大きなバイクを扱うのは思ったより骨が折れる。
中型の400ccでも180kgもある車体は、自転車や原付とは全く動きが異なっている。

そのことを特に感じたのは、一本橋という、幅30cm長さ13メートル程の細長い道を
7秒を使って渡る練習だった。重い車体でこの隘路に乗り入れ渡るのに3時間も
追加授業料を払わなければならなかった。

しかし第一段階で10時間ほど乗っている間にバイクが体に馴染んできたのか、
第二段階の急制動とか急カーブなどの教習は、楽々こなせるようになってきた。
(ただし全身にロボコップというか、カメンライダー風のプロテクターという格好だったけど)

バイクに馴染んでくると「400ccクラスでも乗りこなせるんではないか・・・」
とまたまた迷いが生じてくる。そのクラスの代表格がこれ。CB400four。

ただしこのクラスになると、突然70~80万円台に値段がはね上がってしまう。
NC700Sがいかに破格の値段かが分かるし、CRF250Lの手ごろ感も捨てがたい。
それにCB400って「教習所のバイク」とか「族の好むバイク」とかいろいろ言われてるらしい。
盗難にも合いやすいとか・・・それだけ普及していると考えれば安心なのだけどね。

こんなバイク選びに迷っているもの、なかなか楽しい。
8月の夏休みまでには、バイクゲットしていたいものだ。

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