最近弦トレが充実してきてきていると感じる。本日の練習で気づいたのは、指導者であるトレーナーがオーケストラ出身でチェリストであるという背景が大きく影響しているのではないかと感じる。
われわれの師は国内トップオケで長年チェリストで活躍されて方。個々の楽器の演奏技術がどうのこうのよりも、オーケストラという「楽器」全体がどのように曲を表現したらいいのかということが経験から分かっているのだと思う。技術が不足しているアマチュアオケを指導するに当たっても、表現上努力しなければならないところ、逆に他のパートとの関係でネグレクトしてもいいところの勘所がわかっているので、大変分かりやすく安心して従うことができるのだと思う。ここら辺はまさに人間性でもあるんだけど。
もし指導者がソリストであったなら・・・
その楽器へのこだわりがどこからか湧き出てきて、どうしても自分の指導する楽器の表現については譲れない部分があったりするのではないかなーと想像してみる。まだそれほどソリストによる経験は少ないけど、アンサンブル全体より個々の技術指導がつよくなったりしているかも。
もし楽器がチェロでなかったら・・・
なかなか実演が難しいかもしれない。チェロは思いっきり有効音域が広いから Vn~Cbまで実演して見せてくれる。先生の技術が高いからだけど、表現を説明しても分からないときは即VnパートVlaパートを弾き分けて実演してくれると、その瞬間にみんながうなづくことになる。
それからチェロという楽器は、主旋律も出てはくるけど、やはりVnを中心としたメロディーを下支えして際立たせる役目が多いと思う。そういう楽器を演奏してきた先生は自ずから、全体として素晴らしい演奏となるよう周囲をよーくウォッチする姿勢ができているのではないだろうか。ビオラやコンバスへの目配りもしながらどう演奏するかなんて感じながら全体を盛り上げることに喜びがあったりして。
本日の練習で考えたこともうひとつ。トレーナーと指揮者の違いだ。本物のトレーナの才能というものは、指揮者のとは質の異なる才能なのだと感じる。指揮者は作曲家に成り代わって曲を表現し、あるいは新たな解釈で創造行為をするアーチストだとすれば、優れたトレーナーは指揮者の要求に合わせながら、観客にどのように音楽を届かせるか、そのコツを知悉した「職人」というか「技術者」なのではないかな。
とまあ、勝手な言い草だったかもしれないけど、千葉県のローカルな街で「プロオケのチェリスト」の人間性あふれた指導者を迎えられ、その熱意ある指導を受けられている幸運を感じているところだ。
トレーナーの一言でアンサンブルが見違えるように変化し、その変化に演奏しているメンバー自身が驚き、顔を輝かせてゆく・・・そんな「不思議」とも感じる経験を今日もさせてもらったのだった。
われわれの師は国内トップオケで長年チェリストで活躍されて方。個々の楽器の演奏技術がどうのこうのよりも、オーケストラという「楽器」全体がどのように曲を表現したらいいのかということが経験から分かっているのだと思う。技術が不足しているアマチュアオケを指導するに当たっても、表現上努力しなければならないところ、逆に他のパートとの関係でネグレクトしてもいいところの勘所がわかっているので、大変分かりやすく安心して従うことができるのだと思う。ここら辺はまさに人間性でもあるんだけど。
もし指導者がソリストであったなら・・・
その楽器へのこだわりがどこからか湧き出てきて、どうしても自分の指導する楽器の表現については譲れない部分があったりするのではないかなーと想像してみる。まだそれほどソリストによる経験は少ないけど、アンサンブル全体より個々の技術指導がつよくなったりしているかも。
もし楽器がチェロでなかったら・・・
なかなか実演が難しいかもしれない。チェロは思いっきり有効音域が広いから Vn~Cbまで実演して見せてくれる。先生の技術が高いからだけど、表現を説明しても分からないときは即VnパートVlaパートを弾き分けて実演してくれると、その瞬間にみんながうなづくことになる。
それからチェロという楽器は、主旋律も出てはくるけど、やはりVnを中心としたメロディーを下支えして際立たせる役目が多いと思う。そういう楽器を演奏してきた先生は自ずから、全体として素晴らしい演奏となるよう周囲をよーくウォッチする姿勢ができているのではないだろうか。ビオラやコンバスへの目配りもしながらどう演奏するかなんて感じながら全体を盛り上げることに喜びがあったりして。
本日の練習で考えたこともうひとつ。トレーナーと指揮者の違いだ。本物のトレーナの才能というものは、指揮者のとは質の異なる才能なのだと感じる。指揮者は作曲家に成り代わって曲を表現し、あるいは新たな解釈で創造行為をするアーチストだとすれば、優れたトレーナーは指揮者の要求に合わせながら、観客にどのように音楽を届かせるか、そのコツを知悉した「職人」というか「技術者」なのではないかな。
とまあ、勝手な言い草だったかもしれないけど、千葉県のローカルな街で「プロオケのチェリスト」の人間性あふれた指導者を迎えられ、その熱意ある指導を受けられている幸運を感じているところだ。
トレーナーの一言でアンサンブルが見違えるように変化し、その変化に演奏しているメンバー自身が驚き、顔を輝かせてゆく・・・そんな「不思議」とも感じる経験を今日もさせてもらったのだった。