労働者の闘いがはじまりました!動労水戸の闘いはすべての労働者の代表する闘いです。この闘いに続こう。
日本の政府の復興キャンペーン、避難区域解除は、“原発事故をなかったことにする”攻撃です。
福島では、28人の子どもたちに甲状腺がんが見つかっています。これでどこが安全なのか!? にもかかわらず、国や福島県は「福島はもう安全だから帰還せよ」「帰還しなければ賠償は出さない」と言っています。
JRは復興キャンペーンの先頭をひた走っています。JR水戸支社は、常磐線運行を福島原発のすぐ近くの竜田駅(広野駅の2つ先の駅)まで走らせようとしています。人の住めないような地域に「ただ安全だから」というだけのために汚染列車を走らせようというのです。
7月16日、被曝車両K544編成の検査・運行に反対して、動労水戸はストライキの闘いに立ち上がりました。
団体交渉において、JR水戸支社は「放射性物質があることは認める」としつつ、「・・作業も通常の作業として行う。特別な対策は取らない」と強弁していました。
しかし7月16日、「検査」の名に値しない「簡易交番検査」なるものをでっち上げ、「交番検査は終わった」と開き直りました。
動労水戸のストに追い詰められ、通常の交番検査を放棄したのです。動労水戸のストライキが汚染車両の交番検査を粉砕しました。
さらに、検査もできない車両を郡山工場にもっていき走らせようというのです。
JRの管理者は「もともと線量の高い郡山で作業を行うことは問題がない」と発言しているそうです。
まさに福島の切り捨てです。現在、郡山工場で動労水戸の闘いを引き継いで闘いははじまっています。
全国でこのような闘いをつくりだしましょう。
福島から訴える 渡辺馨さん
被ばくした車両をここに運んだこと自体が違法なんです。
原発周辺の農民は、すべてを置いて避難した。
そういう人が16万人以上いるんです。1千万、2千万円する農機具も、置いてあるんです。
それを運んじゃだめなんです。放射性物質で汚染されているから。
JRだけが、車両を運んでいいんですか!?
そもそも被ばくしているから運んじゃだめなんです。
ましてや使うなんてあってはならない。
被ばくした車両を、労働者が検査し、整備し、走らせるなんてあってはならない。
2013-04-19
福島民報 常磐線の早期運行再開目指す 広野-竜田間 楢葉町長要望にJRが方針
被曝車両の検査・運用絶対反対!7・16動労水戸ストライキ
7.14動労水戸ストに駆けつけた福島の仲間の訴え