気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

義父の死

2018年01月18日 | つぶやき
の父が亡くなりました。

81歳、胃がんによる衰弱です。
春先にお腹が張るということで、近くの病院で診察を受けたところ、大学病院に紹介状を書かれました。
大学病院の診察結果は、腹膜への転移が見られステージ4、手術は困難で化学療法も大きな成果は見込めず、余命半年とのことでした。

持つべきものは友、国立大学医学部教授を努めている後輩にも相談し、実績のあるセカンドオピニオンを紹介してもらい、診察をしてもらいました。
結果は同じでしたが、細かな説明をいただけました。

この説明もあり、幸いにも痛みがなかったことから、数ヶ月の延命しか期待できない抗がん剤治療を本人が拒絶し、QOLを優先した自宅療養を続けることとなりました。
胃の機能低下につれてみるみる痩せていき、半年を経過したあたりから点滴による栄養補給がはじまり、12月下旬に持ちこたえられなくなって入院となりました。

この時点で余命一ヶ月となり、正月は本人の希望もあり無理を承知で過ごさせました。
は、まぐろが食べたいという義父の願いに応えるべく15,000円もする高級マグロを奮発。
親戚一同も集まって、2時間ほどでしたが楽しい時間が過ごせました。

その後、さらに体力が低下し、低血糖、低血圧で意識がもうろうとする状況がみられました。
と義妹が一日交替で病院に付きそうこととなり、一昨日、危ないかもという連絡があり夜にが病院に向かいました。
一旦は持ち直したのですが、点滴を拒絶し、18時過ぎに意識がなくなりました。
私は外せない用件があったため、が先に病院に向かいました。

が着いた時には意識はなく、朝が峠とのことでした。
その後、血圧がガクンと下がり、娘二人と東京から舞い戻った孫に囲まれ、深夜2時に静かに息を引き取ったそうです。

私は2時過ぎに連絡をもらいましたが、4時には葬儀場に移動するので、朝ご飯をすませてから来てくれとのことでした。
10時過ぎに葬祭場につきましたが、段取りがすべて終わっていました。
覚悟ができていたというのもあったのでしょうが、曰く「2年前のあなたのおかあさんの経験が役に立った。」とのことでした。

義母に言わせると「金儲けが下手な遊び人でろくでもない男だが、娘は本当に大事にしていた。」とのことです。
義父の前で私がを名前で呼んだり、私の世話をしていると不機嫌になるので、だけをちょこまか実家に帰らせたり、二人で旅行に行かせたりしていました。
そのことは分かっていたようで、「何の心配もなく娘を任せていた。いい婿だ、感謝している。」と言ってたそうです。

も、やれるだけの親孝行はしたつもりだから悔いはないとのことでした。
にこやかに眠っていましたが、娘から精一杯の愛情を受け取ったことへの満足だったのでしょう。
義父は「親を看取って一人前になる。」と言ってましたが、を一人前にしてくれたってことですね。

安らかにお休みください。


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