Chelsea’s Page

村上宏之のブログです

永遠の詩・最強盤

2008-02-28 16:01:45 | その他
 待ちわびて、出るなり飛びつくように買ってしまった「レッドツェッペリン/永遠の詩・最強版(CD)」ですが、実は聞いてみると結構、肩透かしでした。ま、冷静に考えてみれば新しく追加された楽曲はライブ集のDVD(Led Zeppelin DVD)ですでに見て聴いてるのが殆どなわけですし、それ程感激は無くて当たり前なんですけど。

 「永遠の詩」に関しては、当時何回もレコードを聴き、映画の方も最近DVDを買って何回も見ていて、正直飽きてもいたんですが、ライブ集のDVDに収録されている「あなたを愛し続けて」や「オーシャン」が異常にかっこよく、特にドラム・サウンドは恐ろしく良くなったりしてるので、どちらかというと「古い楽曲群を同等のクオリティで聴けるんだろうか。だとしたら死ぬ!」と、ちょっと期待が大きすぎた、とも思います。

 最強版、好きな人には申し訳ないのですが、「ロックンロール」の例のドラムのイントロ、そこまでは良かったんですけど、曲が始まると「あれ?」っと。「ああ、これは映画版のテイクなのか」と思わされ、気を取り直して続く「祭典の日」へ。「これだよこれ、中でも聴きたかったのは」と思ってるうちに最後のギターソロに来てまたも「あれ?」っと。「…こんなギターソロだっただろうか、もっとバックのドラムやベースとも絡んで怒濤のようなギターソロだったように思うんだけど…」と。

 通して聴いてみると、他にも気になるところが多数あり、「祭典の日」「永遠の詩」ともにプラントのフェイクがない、「ノー・クォーター」のギター・ソロの出だしが無い、「胸いっぱいの愛を」の中間部分がない、MCがない、など「ないない尽くし」で、特に聴きたかったところが殆どカットされていました。ドラム・ソロも変に派手なエフェクトが掛かってるのがちょっと…。で、2、3回聴いて孝之に回しちまいました。全く、納得できなかったですね。「ちょっと期待し過ぎたな。そんなに焦って買わなくても良かったんじゃないか…」と思ってしまったのでした。

 映画版を見てると曲のカットもひどいし、音源も繋ぎまくってるのも分かるし、恐らく最強版の方が実際のライブには近いんだろうな、と思います。「ハート・ブレイカー」や「幻惑されて」のドラム・サウンドはものすごくいいし、全体的なサウンド・クオリティが上がりつつ生々しいように思います。ですが、なんか思い出にケチを付けられたように感じてしまったのでした。

 「じゃあ、原盤はどうなんだ、今改めて聴いたらやっぱりしょぼいのか?」「ずっと聴いてないから、思い込みが激しいだけなのか?」という思いに駆られ、買ってしまいました、原盤のCDを。で、結論から申し上げると「やっぱりこれだ」という印象でした。確かに今聴いてみるとあちこち不自然ですし、「ロックンロール」の歌は苦しそうですし、ドラム・サウンドも軽いし、ベースが妙に大きくてギターが細かったりしてます。ですがなんか、妙に暑苦しくて、聴いてると胸が熱くなり、引き込まれて何回でも聴きたくなる「何か」があるように思いました。「これからはいつでも聴ける」と思って、ようやく安心した次第です。そして安心してしまうと「…やっぱ最強盤ももう一回聴いてみようかな?」と思うのでした。

2月9日「JCR」

2008-02-13 16:00:40 | DEFT・練馬マッチョマン
今回もお誘いに乗ってしまって、またもや「デレク」をやって来ました。ピーターやデレクもいいけど、そろそろ自分なりのドラムも叩けって感じでしょうか。前回ベイシティ・ローラーズをやった時「ややハード過ぎる」とう意見もあったので、今回は全体的に抑えめ、かつシンプルにやったんですけど、そうすっと今度は「前回の方が勢いがあった」とか言われちまいました。そういう事で動揺するという自体、開き直って自分の思うままのプレイをしてない証拠ですね。よくないですね。今回はちょっと都合があって曲数が減ってしまった、というのもあると思いますけど。

やるに当たって、色々と音源は聞かせてもらいました。4人でやってる武道館のライブ版とか。ベイシティ・ローラーズは自分がやって来たロックの範疇だと「こういう風に叩くかな?」と思うところが多々あります。やたらフロア・タムを多様するとことかもそうですけど、どうもモロにロックにはせず、「ややロックっぽい」という感じにまとめてんのかな?と思いますね。ボン・ジョビのドラムとかに近いように思いました。こういうのは自分的にはかえって難しいです。今度機会があったらリハの時にでも、全部自分の思うように叩いてみよっかなー?などと画策してます。

そしてライブのあった夜中、なんとなくテレビを見てたら「デトロイト・ロック・シティ」という映画をやってました。キッスの大ファンの高校生が、色んなトラブルに合いながらもキッスのライブを見に行く、という映画なんですけど、これが。いやぁ。ファンにはたまらない映画でした。一応最後にライブ・シーンもありますし。というかキッスについての基礎知識がないと笑えないんじゃないの?と思う場面が多かったですね。サントラで使ってる曲が良かったし(チープ・トリックのサレンダーとか)、ちょっと「当時」に返らされるような、妙なリアル感がありました。

そんなわけで70年代どっぷりな、大変楽しい一日でした。