*・●。.ちゃやまる御殿.。●・*

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いぬのくらし

2007年07月07日 | ちゃやまるの部屋

先日、大学の授業で敬語について学んだ。

「犬にエサをあげる」という言い方は本来間違いで、
「犬にエサをやる」が正しい言い方だと先生は言った。

「あげる」という言い方だと、「お犬様」状態で犬を持ち上げた言い方になってしまう、という意味で間違いになるらしい。

「エサをやる」なんてなんだか
かわいそうだなあ、なんて思ってしまいました。

・・・・・・・・・・・。。。

それってやっぱり
やまとが私の中で
「お犬様様」だからだなあ、、なんて自覚してしまった。。





先日、イエローラブを飼っている知人の家に行った。
私の要望を聞いてくれて、犬に会わせてくれることになった。

さっそく連れて行ってもらうと、そのワンコロは外飼いだった。
犬小屋(おやまがかつて持っていた(だけで使わなかった)のとおそろい=今は寄付してしまった)に住んでいて、雨でもカミナリでも大嵐でも家の中にはいれないそう。

オス犬だけれど、メスのラブラドールくらいの大きさでやまとより一回り小さく見えた。頭も顔もちろん小さい。

その知人いわく、
●も
のすごい力で大変だから散歩はほとんどお父さんしか行かないらしく、女性には(散歩は)無理。
●知らない人にいきなり噛み付く恐れがあるから危険。
●よく吠える
●外で飼っているので、家族とは触れること、つまりスキンシップがほとんどない。


私はその犬を見て、しゃがみこみ、犬がさわってほしがるあごの下を撫でてあげた。
知らない人に噛み付くことを聞く前だったので平気で近寄り、触ったが何もされなかった。(その知人は少々驚いていた様子)

そして私は違和感を覚えた。
私がそのワンコロを撫でてあげても、そのワンコロはしっぽを振るわけでもニコニコ笑うでもない。
私におしりをむけて、ただ何か言いたそうな目で訴えるだけ。

こんなに感情が読めない犬は初めて接した気がした。

大抵どんな犬でも触ってあげるとしっぽを振って喜ぶ。
それなのにこの子はただじっとしているだけ。。

うれしくないのかなあ?
と、私は不思議に思いながら2~3分声をかけながら撫でてあげ、
立ち上がってその子から手を退けた。

その途端、突然ガブリ!と噛み付こうとした。

犬に噛まれたことなんてこれまでにないので、私もビックリ!
ただ、この子は本気で噛もうとしたのではなく、空振りで噛むフリをした。

なんだかいたたまれなくなった。
スキンシップに飢えた犬はこうなってしまうのか、と。

本来、群れ・集団で暮らす犬にとって孤立した状態ほど哀しいことはないだろう。
外で飼われているだけでなく、家族に相手にされていないことで、
同じラブラドールなのにこんなにもやまとと対照的なんて。

やまとは、散歩にいけばいろんなひとに撫でてもらって人間にも慣れているし
家の中で悠々とまさに「殿」のようなお犬様暮らしをしてなんて贅沢な子なんだろうと思った。

やまとは実に表情豊かで喜怒哀楽を顔や目つき、しっぽから大体読み取ることができる。
ところがこの犬はどうだろう。
体で表すことを知らない。それはきっと見せる相手がいないからではないだろうか。
目だけがとても悲しくてずっと触っていて欲しいと訴えていたように見えた。


その知人もそのとき久々にこんなに長くさわってあげたようで
やはり飼い主に触られると満足そうな顔をしていた。

飼い犬は自分の犬生を選べないと同時にいかに飼い主とのめぐり合わせが大切かを考えさせられた。
今回のこの犬はスキンシップがないとはいえ、毎日ごはんをもらい、短時間でも散歩に連れて行ってもらっている。

世の中には捨てられたり虐待を受ける犬は五万といる。
そんな犬に比べれば今回のワンコロは幸せだということになる。

かといって甘やかしすぎてお犬様状態の犬がみんな幸せだとは言えないだろう。
(例えばビア樽のようなお腹をして肥満を通り越したような犬は病魔におかされ寿命が短いだろうし。)

日本はまだまだ欧米に比べて犬の躾がなっていないからどうしてもお犬様状態か相手にされてないかの二極化しているように思う。
それは日本人が「褒める」ということが欧米人に比べて苦手だからだろうか。
文化の違いはこういうところにも影響する・・・

話が逸脱しそうなのでこれまで。
とにかく何が幸せかは犬が決めることでもなければ正しいものはないけれど
犬を飼う以上、犬も人間も身も心も豊かな生活が送られるといいと願う。



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4 コメント

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今朝ね.... (おばば)
2007-07-08 11:21:04
話題のおやまちゃんと朝一のお散歩をしていたら、前から若者がにこにこしながら歩いて来たんだ。
この人きっと犬が好きなんだろうと思っていたら、やっぱりおやまちゃんに手を差し出したんだ。おやまは即この若者の手をぺろぺろなめて嬉しそうな表情をしたんだ。そしたらこの若い人に「この犬、老犬?!」と質問されちゃったわい。「老犬」とは初めて言われたなあ....いつも「お子ちゃま」扱いだったからね。今朝は歩くにはとても気持ち良く、すがすがしい朝だった。やまともわたしも気分良くゆったりと歩いていたから、やまとはいつになく穏やかな応対ができたんだろう。毎日のお散歩でやまとは人が大好きな犬になったと思っているよ。年齢に関係なく、ベビーカーの赤ちゃんからお年寄りまでね。やっぱり我が家のやまとはお犬様だねえ...そうしてしもうたのはこのわしかねえ....まっ、お犬も飼い主もどちらもHAPPYならいいよね!?
本当に。。。 (chiko)
2007-07-08 13:00:06
こんにちは~♪
本当に、ワンコも飼われるところで、同じ犬種であっても、まったく違う犬生になるんですよね~

私は。。。以前は、ラブらドールというのは、生まれながら幸せな犬生が約束された犬種だと、思っていました。
なぜなら、ラブらドールのような、大きめな犬を飼うということは、本当に、犬が好きに違いないから。。。ひどい飼い方をされることなんて、絶対にないと信じていたから・・・

ですが、これは、勝手な私の独りよがりでした。

でも、ラブであっても、そんなことは、ありませんでした
ご近所でも、外で飼われ、とてもイエローラブとは、思えない姿で、暮らしているラブを見かけたり、色々なことを聞いすることがあり、本当に、ショックを受けることがありました~!

やまとくんもそうだと思いますが、我が家でも、トビーは、ペットではなくって、我が家の大切な家族なんですよね~

本当に、人も犬も、身も心も豊かに暮らせたら、いいですね
おばばへ (ちゃやまる)
2007-07-11 00:05:36
おやまは普段留守番ばかりとはいえ、贅沢すぎるほどのごはんをもらって家中好きなように動き回ってやっぱ幸せものだなあと思ったよ。

おやまちゃんのニコニコする顔は最高だね。ため息つくほど感情をあらわにするけどね。まったく人間気取りだなあ、おやまは!!
chikoさんへ (ちゃやまる)
2007-07-11 00:10:45
私も、ラブラドールでこんなに無表情というか元気がない犬を初めてみたので驚きました。
飼い方や環境でずいぶん性格って変わるんですね。

確かに、犬は家族の一員だとかいうとバカにする人もいますよね。いずれにしても、犬を飼っている以上責任は必ずついてくるものだから、飼い主はしっかり管理する義務がありますよね!

トビーくんもしあわせそうで何よりです★