・Brahms:Symphony No.2 in D major, op.73
Munich Phil/1986
レーベル:METEOR(MCD 019)
演奏評価:☆☆☆☆☆☆☆☆☆
録音評価:☆☆☆☆☆☆☆☆
ミュンヘンフィルとのブラ2。
多少ホワイトノイズがありますが、METEORらしく美しく空間的な響きがする録音です。
サントリーのブル5の記事で書きましたが、私は80年代後半のチェリの演奏が特に好きです。
壮年期の重厚かつエネルギッシュで推進力のある音楽と、最晩年の静謐かつ諦観的で長大な音楽が上手い具合に同居している。
このブラ2もそんな演奏の一つだと思います。
一楽章は恣意的なテンポの揺らしやタメなどはなく、ただひたすら自然に溢れ出てくる深く、雄大な音楽。
ニ楽章もその響きの深さと広がり、紡ぎ出される音楽の巨大さと美しさには驚嘆します。
三楽章は遅いながらも色彩溢れる演奏で、弦のピッチカートにまで実に極め細やかな表情を見せてくれます。
そして四楽章も端正かつ重厚でやや遅いテンポながら、非常にエネルギッシュな演奏。
チェリビダッケ/ミュンヘンによるブラームスのシンフォニーの中では一押しのディスクですね。
Munich Phil/1986
レーベル:METEOR(MCD 019)
演奏評価:☆☆☆☆☆☆☆☆☆
録音評価:☆☆☆☆☆☆☆☆
ミュンヘンフィルとのブラ2。
多少ホワイトノイズがありますが、METEORらしく美しく空間的な響きがする録音です。
サントリーのブル5の記事で書きましたが、私は80年代後半のチェリの演奏が特に好きです。
壮年期の重厚かつエネルギッシュで推進力のある音楽と、最晩年の静謐かつ諦観的で長大な音楽が上手い具合に同居している。
このブラ2もそんな演奏の一つだと思います。
一楽章は恣意的なテンポの揺らしやタメなどはなく、ただひたすら自然に溢れ出てくる深く、雄大な音楽。
ニ楽章もその響きの深さと広がり、紡ぎ出される音楽の巨大さと美しさには驚嘆します。
三楽章は遅いながらも色彩溢れる演奏で、弦のピッチカートにまで実に極め細やかな表情を見せてくれます。
そして四楽章も端正かつ重厚でやや遅いテンポながら、非常にエネルギッシュな演奏。
チェリビダッケ/ミュンヘンによるブラームスのシンフォニーの中では一押しのディスクですね。
このブラ2も、おっしゃられるとおり素晴らしい演奏だと思います。
第一楽章冒頭の低弦の深い響きや透明感あふれる弦・管のハーモニーが重苦しすぎないところがいいですね。
またとくに第二楽章冒頭のピチカートはそれ自体が対旋律として雄弁に語っていて気に入ってます。