クラクラ音的Blog♪

クラシック音楽中心の勝手気ままなブログです(^^♪

しばしお別れサントリーホール

2007年03月31日 | 音楽

       

29日に読売日本交響楽団のサントリーホール定期演奏会に行ってきました。
常任指揮者アレブレヒトとしてはこれが最後の定期演奏会ということになります。
曲目はマーラーの交響曲第9番のみというシンプルさです。
奇しくも先の小林研一郎の日フィルの音楽監督としての最後の演奏会と同じ曲目でした。
思えば、小澤征爾のボストンシンフォニーラストコンサートもマラ9でした。
指揮者界で流行でもしてるんでしょうかね

アルブレヒトのマラ9は指揮者とオケで若干のズレも感じましたが、とりあえず最後までは無事に辿り着きましたw
第1ヴォイオリンの熱のこもった上半身の動きにはちょっとばかり驚きましたけどね
ちなみにテレビカメラが数台入ってましたから、そのうち日本テレビの「深夜の音楽会」に登場するんでしょうか

さてサントリーホールですが、明日のイベントをもってしばらく休館です。
改修工事ということですが、どのように変貌すのかは再開後のお楽しみということで
お陰でしばらくの間は、東京オペラシティや東京芸術劇場ばっかしのオーケストラコンサートということになりそうです。

そういえば、JRと私鉄がスイカとパスモの相互利用開始ということでどのホールに行くのも便利になりましたね
ついでにホールの飲食でもスイカやパスモが使えるようになると言う事なしなんですけどね

噂をすれば…

2007年03月24日 | 音楽

       

前回、パールマンの噂をしたばかりですが、その当人が来日するという情報が入ってまいりました。
前にも申し上げましが、オイラ的感覚ではパールマンは是が非でもというヴァイオリニストではないんですね。
とは言いつつも、ヴァイオリニストの歴史を語るときにはやはり欠かせない大物であることも事実でしょう。
毎日のように来る『チケットぴあ』からのご案内ですが、その中にパールマンのものが入っていたのもなにかのご縁だと思います。
10月13日に横浜、16日と17日に東京に登場です。
今日現在ではプログラムの詳細は発表されてないようですが、プレリザーブによるチケット販売は既に受け付けています
10月と11月のコンサート情報は山盛り状態で選ぶというより捨てるほうが多いのが毎シーズンの恒例ですが、上乗せ情報の追加といった感じですね
今年は4人の邦人女流ヴァイオリニストをリストアップして、既に2人は聴き終えたところです。
ヴァイオリンのコンサートは大好きなオイラなのでこれはというものがあれば是非もなく行くつもりでおります。
が、果たしてパールマンが最終的に選ばれるかどうかは今のところわかりません
オーケストラのコンサート予定がてんこ盛りの秋にこの天才が生き残れるでしょうか

パールマンが弾くブラームスのヴァイオリン協奏曲

2007年03月13日 | 音楽

    
    
今日は午後から所用で出かけるのに自動車を使用しました。
時間帯がちょうどよかったのでNHK-FMを流していたのですが、聴こえてきたのが『ブラームスのヴァイオリン協奏曲』だったんです。
あまりに堂々とした格調高いブラームスに驚いてしまって途中のセブンイレブンに車を停めて最後まで聴き入ってしまったほどです。
独奏がイツァーク・パールマンと聞いて二度びっくりです
このパールマンというヴァイオリニスト、正直いってオイラの苦手なタイプなんです。
テクニックはもうそれそれはメチャクチャ上手いし、ある分野の曲では非常にすばらしい演奏をするのは重々承知してるオイラですけど、ダメなんですよね。
原因となったのはパールマンが弾いたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、オイラには到底がまんできない出来だったからです。
技巧を前面に出す曲や明るく楽しい曲などでは感心するほどの冴えを見せる人ですけど、このベートーヴェンだけは「ここいう演奏はないだろう…」という悪印象をオイラは持ってしまったんですね。
それ以降パールマンには一切見向きもしない日々が今日の今日まで続いたわけです。
そもそもオイラにとってのヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェン、プラームス、シベリウスがベスト3なわけでその一角を汚された恨みはけっこう根深いものがあったわけですね
世評がどうあろうとも金輪際聴いてやらないぞといった感じで来ましたからね
事実CDショップなどでもこの人のものは通過するだけで手に取ったこともありません。
そんなわけですから今日のFMから流れてきたプラームスには心底驚愕しました。
その証拠に帰宅時にはしっかりとCDを購入してきましたよ
とにかく雄大なテンポ感を示した指揮者のジュリーニにまず感心しましたね。
プラームスとはいえそこは協奏曲ですからその気になればヴァイオリンの技巧を前面に出すような曲作りも出来るわけですけど、そういう作為は一切なし
稀代のテクニシャンのパールマンがその技を封印して音楽と真正面から取り組んでいます。
ゆっくりしたテンポ設定ではよほどフレージングには気を使わないといけなくなるわけですが、まさに入魂の出来栄えです。
一音一音気を緩めることなくきちんと鳴り響いています。

この『ブラームスのヴァイオリン協奏曲』は名曲中の名曲ですから、当然のことながら録音でも名盤と言われるものが数々あります。
オイラでさえ10枚以上のCDを持ってるほどですから。
傾向としてはやはりドイツ的な響きをもったオケを伴奏にした演奏のほうが結果は良いようですね。
このパールマン盤の成功も、ジュリーニがシカゴ響からどっしりとしたドイツの響きを引き出したしことが最大の要因ではないかと思います。
どちらかというと軽い弓の動きで明るい音楽作りに終始しがちなパールマンがこれほどまでにしっかりしたフレーズを聴かせてくれたのもひとえにジュリーニのお陰でしょうね。
まずはブラヴォーでした

これを契機にパールマンを聴きまくるということにはなりませんが、…なにせあのベートーヴェンは未だに認めてませんから…、印象が少しは改善したことは確かなようです。    

シーズンいろいろ

2007年03月11日 | 音楽

    
    衆議院議場

3月も半ばに達し、年度末恒例の道路工事も活況を呈しています。
自動車での移動は予定がめちゃくちゃになって大変です
ここでいう年度とは皆様ご存知の4月に始まり3月に終わる『日本国の会計年度』ですね。
この年度の決め方は各国いろいろのようで、日本と同じ4月-3月制、暦年と同一の1月-12月制、7月-6月制、10月-9月制といった具合でけっこうバラバラなんですよね。
今でこそ桜の咲く4月がスタート月としてはふさわしい感じがありますが、日本の年度も過去には様々な経緯から何度も変更があったらしいです。
この年度という言い方、クラシック界ではシーズンという呼び名に相当するんでしょうね。
クラシック界のシーズンは9月がスタート月とされております。
当然のことながら、これは欧州の慣例によるものです。
日本のオーケストラの公演日程を覗いてみると、このシーズンの捉え方がまちまちなので面白いですね。
国内事情に合わせて4月-3月で予定を組んでいるところあれば、世界標準に合わせて9月-8月のところもあります。
よくお役所体質と言われるNHK交響楽団ですが、ことプログラムに関しては世界標準の9月スタートで組まれております。
お役所日の丸そのまんまの東京都交響楽団はしっかり都の会計年度に合わせております。
ほかのオケもけっこうバラバラでみたいですね。

シーズンという言い方はスポーツ界にもありますよね。
これも当然ながら各競技でいろいろですが、やはり日本と世界標準で違いのあるものもあります。
代表的にものにサッカーがあります。
欧州に代表されるサッカーは、地域によって気候が違うので若干の違いはあるようですが、9月頃の開幕が多いようです。
Jリーグは3月開幕なわけですが、この期間の違いが代表チームの試合日程や選手の移籍に不便だとはよく言われているところです。

クラシックにしてもサッカーにしても本場欧州とはシーズンの考えが違うのはやむをえないんでしょうね。
気候風土歴史等々がいろいろ絡みますからね。

この時期になるといつも思うことですが、4月以降に外国オーケストラが大挙してやってきます。
秋は日本のコンサートホールも予定ぎっしりということもあるんでしょうけど、シーズン終盤の小遣い稼ぎに来日してるんじゃないかと思うのは考えすぎでしょうかね。
もっともシーズン初めに地元を空けるというのはさすがに許されないのでこういう形にならざるをえないのかもしれませんけど
といいつつも、5月のドホナーニ&ハンブルク北ドイツ放送交響楽団、6月のパッパーノ&ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団、7月のインバル&フィルハーモニ管弦楽団と立て続けにコンサートに行く予定が入ってるオイラのスケジュールですけどね

CDP緊急買い替え状態!

2007年03月06日 | オーディオ

    
     ESOTERIC P-03 / D-03

10年以上は使っていたオンキョーのCDプレーヤーが突然動作不良状態に陥りました。
CDがプレーヤー内部でガタガタと暴れだす始末です。
使用期間や電源ケーブルなどで若干マニアックな改造をしてあることなど考えるとそろそろ買い替えでしょうね。
そうは言ってもこのままでは肝心の音楽が聴くことが出来ません。
緊急避難手段としてプレステ2を繋げましたが、さすがにまともに音楽を聴くレベルではありませんね
しばし天を仰ぐ状態が続きましたが、日頃の行いが良いせいでしょうか、すぐに助け舟が来てくれました。
知り合いのジャンクオーディオ狂の方が超型落ちのCDPを持ってきてくれたんです。
ハードオフとかの類に行っては数千円であれこれととジャンクオーディオを買ってくるのが趣味らしいのですが、…ちなみに所狭しと機器が置いてある家の中はすごいことになってますけど
プレステ2に比べればはるかにマトモな音を出してくれるのはソニーのCDP-591という1990年のモデルです。
オイラのものより年式は古いけど動作はしっかりしてますね。
もともと普及機クラスの製品なので音は極々普通といった感じではあります。
当時のものらしく大きさはフル規格なんですが、ちょっとネットでこの機器のことを調べたら中味はスカスカです
最近は幅も奥行きも抑えたものが増えましたけど、中味はともかくフル規格の機器は見た目にはやっぱりいいですね。

ところでオーディオ機器も所詮は消耗品、特にCDPはチップや回路といった当世流の分野も含まれるので変化が著しいんですよね。
高級機では凝りに凝ったメカも導入されるのでびっくりするほど繊細な音まで再生されるように成りました。
同じCDを聴いているとは思えないほど情報量に差がつくのには驚愕しますよ。

しかし…、そろそろスピーカーをなんて考えていたらCDPがこの有様です。
こういう時はえてしてトラブルが続くもんなんですよね。
時期的にはアンプもとか…

CDPの買い替えについてはCD専用機か、CD+SACD機か、はたまたユニバーサル機かといった具合でちょっと悩みますね。
ユニバーサル機はあんまり関心はありませんけど、問題はSACDです。
とにかくソフトの普及がいまひとつですからね。
昨今の新譜発売の超減少状態でどこまでSACDのソフトが出るのかちょっと懐疑的にならざるを得ませんしね。
最近はCD専用機の生産も少なくなってきましたけどCDPのようなメカ機はさすがに国産の牙城ですから、売れ筋のデノンあたりから高級機のESOTERIC、アキュフェーズまで幅広く選べます。
普通に考えるとCD+SACDが無難な選択肢ということになるんでしょうけどね。
コンサートチケットで散在気味なのですぐにというわけにはいきませんがどちらにしても買い換えなくてはならないオイラのCDP事情です。