★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

胃カメラの検査結果

2009年01月27日 | 萎縮性胃炎・腸上皮化生

今日、胃カメラの検査結果を聞いてきました。

1月15日(木)に胃カメラを受け、
1週間~10日後に組織検査(病理学的検査)の結果が出るので
聞きにくるように言われていました。

先日も書いたように、
今回はじめて鎮静法で胃カメラを受けたのですが、
鎮静剤がよく効いて、
その日のことをよく覚えていないため、
検査を終えた後の説明も聞きなおさなくてはなりません。

先生に事情を話すと、
丁寧に説明をしてくださいました。
(当日のことを覚えていないことには驚かれましたが)


≪1月15日(検査日)の説明≫
(今日再度説明を受けました)

● 胃カメラの検査をしても(他の検査でもいえる)、
  癌が見つかる可能性は95%であるということ。
  100%ではない。
スキルス癌の場合、胃カメラでは発見しにくいため、
  見つかったときには手遅れということもある。
● (私の)萎縮性胃炎はかなり進行している。
● 萎縮性胃炎から胃癌に進展することが多い。
● 怪しいところの2か所の組織を採取したこと。
● 胃が荒れているのでお薬を2種類(シメチパール、ムコスタ)処方したこと。


≪今日(組織検査結果)の説明≫

● 怪しいところの組織を採取して、病理学的検査をした結果、
  1.今のところ、胃癌の所見はない
  2.腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)の症状がある。

● ピロリ菌は(-)。

● 胃癌の主な危険因子は次の6つで、
  1.萎縮性胃炎
  2.ピロリ菌
  3.腸上皮化生
  4.塩分
  5.アルコール
  6.タバコ

私の場合、1と3が該当するので要注意とのこと。


≪血液検査結果≫
◆総蛋白・・・7.2 (6.5~8.2)
◆総コレステロール・・・189 (130~219)
◆中性脂肪・・・78 (40~149)
◆AST(GOT)・・・27 (8~40)
◆ALT(GPT)・・・18 (4~45)
◆AL-P・・・260 (100~340)
◆Ch-E・・・354 (203~458)
◆γ-GTP・・・16 (35以下)
◆血清アミラーゼ・・・176↑ (40~122)
◆総ビリルビン・・・0.6 (0.2~1.2)
◆尿酸・・・3.9 (7.0以下)
◆クレアチニン・・・0.66 (0.2~1.2)
◆血糖(空腹時)・・・72 (70~109)
◆尿素呼気試験
  判定・・・(-) (-

  
△13C値・・・0.3 (2.5未満)
      【( )内→基準値】


血清アミラーゼの数値が高いので2月に再検査をする。


「血清アミラーゼが高値なのはどこが悪いのですか?」と尋ねたら、
「すい臓です・・・」とのこと。
今まですい臓が悪いといわれたことはない。


今日、胃癌を告げられなくてホッとする反面、
初めて耳にする「腸上皮化生」という症状。
先生の説明ではよく理解できませんでした。

(なんだか怖そうな)ピロリ菌は、(-)でよかったです。


でも、「萎縮性胃炎」と「腸上皮化生」は治らないと言われました。
治療ができないこと、
それが残念です。

胃癌になりたくないから、
事前に食い止めたいのに、その術はない。

6、7か月に1度、胃カメラの検査をして、
早期に発見して、早期に治療をする以外はないそうです。


帰宅して、ネットで調べたら、

「慢性胃炎(表層性胃炎)」が長く続いた結果として、
胃の粘膜が萎縮した状態を「萎縮性胃炎」という。

その原因のほとんどは「ピロリ菌」という細菌によるもので、
50歳以上の日本人は、大多数がピロリ菌に感染しているとのことです。

しかし、私の場合、今回の検査でピロリ菌に感染していないことが判明。
だとすれば、私の萎縮性胃炎の原因は・・・?
ちょっと気がかりです。

大多数が感染しているというピロリ菌、
そのピロリ菌の感染時期は5歳未満の幼少期で、
幼少期に感染した胃は、
常にじわじわした炎症があるために、次第に傷んでゆき、
この結果、本来あるはずの固有の胃粘膜が減ってゆく、
この症状が、前述した萎縮(萎縮性胃炎)です。

また、萎縮が進行した胃は、
粘膜が薄くなり、色あせてきて、
胃粘膜を修復する過程で、
「腸」に似た粘膜に置き換わってしまうことがあり、
これを「腸上皮化生」と言うとのこと。

私の場合、ピロリ菌が原因ではないものの、
萎縮が進行して「腸上皮化生」になったのは間違いなさそうです。


そして、この「腸上皮化生粘膜」を背景に、

胃癌が発生します。


「慢性胃炎」→「萎縮性胃炎」→「腸上皮化生」→「胃癌」という道すじの中で、
慢性胃炎は「前癌病変」(癌になりやすい状態)と言われ、
萎縮の進行度に応じて、
胃癌になる確率が高くなることは統計上証明されています。


今日の結果は胃癌ではありませんでしたが、
1年半前の胃カメラで「萎縮性胃炎」と診断され、
今回、「腸上皮化生」と診断されれば、
いつ胃癌になってもおかしくない状態に思えてきました。

乳癌と肺癌の重複癌を克服して、
次は「胃癌」???

怖いです・・・・・・

12月に受けたPET検査で異常がなくて喜んでいたのもつかの間、
また心配の種ができました。

やはり、癌の恐怖は生涯つきまとってきます・・・。







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする