★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

突然、私が「突発性難聴」に・・・

2008年04月12日 | 突発性難聴(右耳)

先日から体調が悪く(耳鳴り、頭痛)、気分がすぐれなかった。
今日、思い切って病院(耳鼻科)に行き、検査をしていただいた結果、
なんと、「突発性難聴」と診断された。

1997年、乳癌を宣告されたとき、
それまで健康だった私は、
「誰に向かって言ってるの?」・・・と、他人事のように思えて、
医師の前では涙も出なかった。
(家族に報告してから・・・涙が止まらなくなった・・)

2001年、肺癌を宣告されたときは、
悲しくて、悲しくて・・・涙があふれ出た。
二つ目のガンということでショックも大きく、
もう、長く生きれないと思ったから・・・。

2002年、ACTH単独欠損症と診断されたときは、
意識がもうろうとするくらい体が悪くなっていたので、
(家族もまわりも『死』を覚悟していた)
病名が診断され、治療方針が決まっただけでも感謝した。
コートリルを服用することで、
「一生治らない病気」として、今も闘病中・・・。

そして、今日、耳鼻科の医師から、
「突発性難聴です・・・」と言われた。
今まで、耳鼻科にご縁がなかった私は、
「えっ・・・・何?・・・・・」と、頭が真っ白になった。
すぐには受け止めることができなくてオロオロするばかり。

帰宅して、ネットで調べると、突発性難聴は、
厚生労働省から難病指定を受けている病気であることを知り、
大変なことになった・・・と、意気消沈している。

歌手の浜崎あゆみさんも同じ病気だと書いてあった。
そのニュースを聞いたときもネットで調べ、
「アーティスト」という職業で、
この耳の病気は大変だろうな、と心配した。
今、改めて同情している。

ACTH単独欠損症と関連があるかどうかわからないけれど、
これから続くであろう、この「突発性難聴」についても、
記録を残しておこうと思った。
(カテゴリー欄にも加えました)


【突発性難聴☆闘病記録】(1)
   <発症~10日目>

★2008年4月3日(木)★
夜10時ごろ、ソファに横になったとたん、
突然、右耳に耳鳴りが・・・
時計が鳴っているような音がする。
「カチ、カチ、カチ、カチ・・・」と機械音?のような音。
夫に「何か聞こえてない?」と尋ねたら、
「なにも聞こえないよ・・・」と不思議そうに
言い、
空耳だったんだーと、二人で笑った。
時計を置いてる場所でもないし、変だなと思いつつ、
別に重大なことと思わない。
耳鳴りだとしてもそのうち治るーと思った。

★2008年4月4日(金)★
相変わらず、右耳の耳鳴りが続く。
セミが鳴くような「ミーン、ミーン」といった音に変わった。

★2008年4月5日(土)★
耳鳴りの音が、微妙に変化しているような気がするが、
決して良くなっているようではない。
ドライヤーをかけていて、右の耳から音が聴こえにくいことに気づく。
夜、夫から、
「そういえば、最近、歌音はテレビの音を大きくしてるよ」って言われ、
ちょっとショック!
難聴になったらどうしよう・・・・

★2008年4月6日(日)★
平和公園でお花見~♪
外の雑音があると、耳鳴りが目立たないし、忘れている。
右側からの会話は聞こえにくく、聞きなおすことが多くなった。
やはり・・・難聴??
イヤだーーー!!!

★2008年4月7日(月)★
一人静かにしていると、耳鳴りがひどい。
たくさんの虫が「ガチャガチャ」?鳴いているような音。
時々、「キーン」って大きな音が鳴る。
夜、夫が病院に行くように勧めた。

★2008年4月8日(火)★
近所の内科でいただくお薬があったので、
先に内科に行き、その後、耳鼻科に行く予定で家を出た。

その内科は家庭医なので、
耳鳴り、難聴のことも知っておいていただいた方がいいかと思って、
そのことを話すと、
器具を使って、両耳の中を見られ、
「炎症が起きているかもしれないので、抗生物質を出しておきましょう。
気になるようでしたら、一度耳鼻科で検査を受けてください」
と、言われた。

な~んだ、あまり重症ではないんだ、という安心感がわく。

妹に耳鳴りのことを話したら、心配していた。
「知恵袋で調べたら?経験者の言葉で書いてあるから・・・」
ってアドバイスしてくれた。
妹よ・・ありがとう。いつも心配かけてごめんね。
夜、1時間くらい、いろいろ研究した。
耳鳴りは一生治らないかも・・・という不安が募ってくる。


★2008年4月9日(水)★
予定通り、岩国の錦帯橋にドライブ。
気分転換も必要かと思った。
外出中は耳鳴りのことも忘れ、楽しい一日を過ごした。
ただ、難聴のことを考えるとユーウツになった。
『耳鳴り』は自分で我慢しようと思えばできるが、
『難聴』は生活に支障が出る・・・会話が難しい。

★2008年4月10日(木)★
朝、いつもどおり夫と一緒に起きたが、
いろいろなことを考えると気分が暗くなり、
「一生、耳鳴りや難聴が続くのだったら死んだ方がいい」
って、開口一番、夫を困らせた。

「治療すれば治るよ・・・」
夫は本気で言っているようだが、
私にとっては、気休めの言葉にしか聞こえない。
それでも、「治るよ」の言葉に少しは気持ちが和らいだ。
こんなところが、私の長所かな・・・
「なるようにしかならない」と悟っているから。

とは言いながらも・・・
今日の私は何度も涙が出た・・・
なにか・・・切なくて・・・

★2008年4月11日(金)★
右耳の耳鳴り、難聴は続いている。
夜中にお手洗いに起きたときも、耳鳴りがしているので、
24時間ずーっと??
でも、耳鳴りが原因で目が覚めることはない。

お買い物に行って、
レジの女性の声が聞き取れにくかった。
外出後は、耳鳴りの音も大きいし、もう限界。

夜、夫が帰宅して、すぐに、
「まだ、耳鼻科に行ってないの?」と呆れている。
「だって、怖いんだもん・・・」
耳鼻科でどんなことをされるか不安で・・・。


★2008年4月12日(土)★【初診】

  
治療開始初日>服薬1日目≫

今朝・・・ようやく・・・
近所の耳鼻科に行く決心がついた。
土曜日なので、午前中のみの診療時間。
初めて行くクリニックだけど、患者さんが多いのに驚いた。
土曜日で、お子さん連れが多い。
1時間半待ちで、呼ばれる。

受け付けの時、問診票を書いていたので(書かされた)、
医師はそれを見ながら、話しかけてこられる。
そして、両耳を器具で見られたが・・・
異常があるのかないのか、何も言われないまま、
「聴力の検査をしましょう」と。

看護師さんと一緒に聴力検査室に入室。

電話ボックスのような部屋に入り、椅子に座る。
ヘッドホンのようなものを装着して、
左耳(正常)→右耳(異常)と検査が始まった。

小さな窓ガラスがあり、看護師さんが見えている。

「音が聞こえたら手元のボタンを押し続けてください、
そして、聞こえないときは、ボタンから手を離してください」

看護師さんの指示のもとで、ヘッドホン?で2種類のテストをした。
初めてなので、要領がつかめず、
あれできちんと検査ができたのかなぁと心配。

それから、鼓膜の検査もした。
これは簡単な検査だった。

全部あわせて、15分くらいの検査時間。
聴覚の検査も、鼓膜の検査も全然痛くなくてよかった。

「先生から結果説明がありますから、
中待合でお待ちください」

「もう、痛いことはされませんか?」

「ないですよ・・・」と笑われた。

中待合で待っていると、
10分くらいして、診察室に呼ばれ、
先生から、結果説明があった。
検査した聴覚のグラフを見ながら説明された。
(左耳のグラフの曲線と右耳のグラフの曲線を見たのだが)
あまり・・・覚えていない。(というか、理解できなかった

ただ、病名が「突発性難聴」だということだけは、
しっかり聞いた。

「先生、原因はなんでしょうか?
突然のことだし、心当たりもないのですが・・・」

「原因は不明です」

「治るでしょうか?」

「早く治療をすれば治ることも考えられます」

「あ・・もう少し早く受診すればよかったです・・・」

「まだ日にちも経っていないし・・早く来られた方だと思いますよ」

「よかった・・・・」

「お薬を出しますので、きちんと飲んでください。
ステロイドを飲んでいただくようになります。
今、飲まれている薬にステロイドがあるようですが・・・(迷っておられたが)
まぁ、大丈夫でしょう。
次は、木曜日に来てください」

「他に、気をつけることはありますか?」

「ストレス、寝不足、過労がよくないので気をつけてください」

「パソコンは大丈夫でしょうか?」

「大丈夫ですよ・・ストレスになることでなければ・・・。
できるだけ、静かに過ごされるのがいいですー」

「わかりました」

会計を済ませて、薬局によってお薬をもらった。


≪今日処方された薬≫(5日分)
★プレドニン錠5mg 1日3回 毎食後(朝2錠 昼2錠 夕2錠)
 (炎症を抑える薬)
              
★メチコバール500 1日3回 毎食後(朝1錠 昼1錠 夕1錠)
 (ビタミンB12。末梢神経の働きを正常にする薬)

★アデホスコーワ顆粒10% 1日3回(朝1包 昼1包 夕1包)
 (血液の流れをよくする薬)

★セルベックスカプセル50mg 1日3回(朝1個 昼1個 夕1個)
 (胃の粘膜を丈夫にする薬)


≪突発性難聴とは?≫
ある日突然に、片方の耳が聴こえなくなる耳の病気です。
この病気の原因や本態はいまだに不明です。
この突発性難聴の難聴の型は感音難聴(↓)です。
一般的に感音難聴は治癒困難ですが、
この突発性難聴はしっかりした対応をすることによって治すことが可能です。
臨床的には、「ストレス」「疲労」が誘因になっている事例が多いようです。

≪感音難聴とは?≫
外耳道や鼓膜、耳小骨に異常がなく、
内耳から大脳皮質までのあいだに障害があって生じる難聴のことです。


☆★=☆★=☆★=☆★=☆★=☆★=☆★

自分の体は自分が一番よくわかる・・・と以前書いたことがあるが、
今回も、そのように思えて仕方ない。
ネットで、突発性難聴を体験した方の症状をみても、
自分のとは違っていることが気になるし・・・
今日の聴覚検査が正常に計れているかどうか・・・?

プレドニン(ステロイド)を1日に6錠飲むということは、
副腎皮質ホルモンの病気をかかえている私にとって、
どうなのだろう・・・?と不安がある。

私の場合、複雑な病気(ACTH単独欠損症)をかかえているので、
よけいに、セカンドオピニオンが必要かな、と考える。

そこで・・・・・・・

来週は、いつもACTH単独欠損症でかかっている
H病院の内科内分泌科の担当医の診察を受け(予約外になるけれど)、
耳鼻咽喉科の診察の必要があれば、
紹介状を書いていただき(総合病院なので)、
そちらで診察を受けることになるかもしれない。

あ~長い一日が終わりました。
疲れました。




 

Comments (2)
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