傘福

2011-03-05 23:39:42 | Weblog
本日、山形より義母が来県しました。
目的は「傘福(かさふく)を届けに行きたい」というもの。

傘福?初めて聞く単語ですな。

「傘福(かさふく)とは、山形県酒田周辺に於いて江戸時代後期頃から庶民の切なる願いをこめ、小さな飾り物を傘先に吊るし、幕を張り、神社仏閣に奉納祈願したものでありました。
・・・・子孫繁栄の信仰と祭りの宝物をつんだ山車が原点である酒田の傘福を・・・・・・・
・・・・孫や子供の誕生祝の記念や贈答品としてどこでも飾れるような傘福をつくりました。
 三月の節句には女の子が可愛くやさしく育つことを願い、(以下略)」
ふむふむ、つまりは地域伝承の一つなのですね。

それで、義母の来県とほぼ同時間帯に宅急便も到着。
娘と孫と再会をひとしきりすませると、義母は組み立てを始める。

完成したものがこちら。
(写真参照)
へぇ~と初めて見るものに感嘆の声を上げる。

これ全部手作りだというのだから恐れ入る。
次女が誕生すると作り始め、本当は1歳の雛祭りに間に合わせたかったのだができず。
それでもコツコツ作り続け、ようやく完成したそうな。
そ、それは有り難うございます!

聞くとこれって高いんですね!
飾りの数によりますが、このくらいだと5~7万くらいするのだとか!
孫を思う義母の気持ちに感謝です。
どうも有り難うございました!
大切に保管・鑑賞させていただきます。