カンボジアのジェンダーワークショップで、クメール語でファシリテーションをしていて、「ご意見がある人いませんか?」って聞いたら、同席してくれていた偉い立場にいる長年の友達が「辛子じゃない、意見!」と笑って指摘してくれた。
私の発音だと、「意見」と言ったはずの単語の発音が、「意見」じゃなくて「辛子」になってるらしい。知らなかった。
何しろ私は英語もちゃんと学んだことないからメチャクチャだし、クメール語も通訳もできるのだが発音は悪い。
でも通じりゃいいわけで・・・・商談でも賄賂の話でも1万ドルか10万ドルか話が通じればいいわけなのだ。
で、クメール語で「マテ」は、「意見」と「辛子」。
すごく似ている単語だと気づいた。
この時はセクハラ・ハラスメントの研修をしていた。
今はとても偉くなってる友達も、若い頃自分がハラスメントにあった経験を共有してくれていた(ストーキングに近い話だったが)。
で、会議の後帰宅中の車の中で、「さっきの会議で、私が辛子とか意見とか口挟んだら、あなたにとってはハラスメントだった?」と聞かれた。
さすが友達は(偉い人になってても)すごいなと。
みんなの前で発音悪いって言われても、全然気にしなかったのだが・・・(だって私は日本人で通訳を入れてもいいのに自分でクメール語で話したんだし)。
持つべきものは友だ。