l'isle と 灯鳥 organic bazaar の徒然 サイトが移転しました。potori.land

新しい形「灯鳥の島」として自然とつながる衣・食・ハーブ・写真をお届けする場をつくっています。potori.land

ホームページを引っ越ししました。(ここでの最終記事)

2017年06月02日 | お知らせ
新たな形「灯鳥の島」として

ホームページも新しくお引越しいたしました。

こちらのブログもこれが最後の投稿になります。

今後は新しいホームページにて、すべての最新情報をご覧いただけます。

まだ作成中のページもありますが、、、

写真、読み物、座談会、などなど。

トップページには季節のお便りも。

ぜひ、ちょいちょいお越しください!


引越し先 「灯鳥の島」https://potori.land



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ビッグハグ 生成りと藍

2017年05月28日 | Big Hug
雨が続いて寒かったり、真夏のように暑かったり。

今日は爽やかな風が吹いて庭に出るのが気持ち良いです。

新しいホームページの構成をするにあたりインスタグラムを使い始めました。

SNSは初めてなので、初めは人酔いしてしましまし、

あまりの反応の速さとワールドワイドさにびっくり。

写真を撮るのは元々好きなので、楽しくなってきたところです。

新しいホームページでは、保存版の読みもの、催し、商品説明、日記の全てが

同じページで見れるようになりそうです。

(ブログ、インスタグラムも)

インスタグラムのアカウントは potorinoshima 。

なぜかわらびの写真まつりになっていて、海外のオーガニックビジネスの方々が

よく見てくださってます。


さて、今日はビッグハグのナチュラルコットン生成りと藍染めのシリーズをご紹介します。

昨年も人気で、全く同じものの継続発売と、生地は同じで形が新しいものがあります。

現在は認証を取っていない元オーガニックコットン農場で栽培されている

実質変わらない綿生地で作られています。

一度こちらのブログで着用した写真を掲載していますが、

当店ウェブショップと先にお知らせする販売会にてご覧いただけます。

ウェブショップにて詳しく書き込んでいますので、

参考にご覧いただければと思います。




綿と麻のフラドレス。14000円+税



裾に生地の端が使われています。





綿と麻のラリドレス。14000円+税

清楚な感じ。こちらの裾は折り返して縫われています。





ナチュラルコットンブラウス。11000円+税

とても薄くて柔らかい、でもしっかりおられた気持ち良い生地。



たっぷりと生地が使われていて着る人を選びません。

でも腕を下ろすと自然に落ちる形が秀逸です。




同じ生地のナチュラルコットンチュニック。13000円+税

ウエストマークしてみました。

こちらも袖がほぼ直角についていて、アジアの服と洋服のそれぞれの良さを合わせた形。




ナチュラルコットンスカート。9000円+税

藍染めのみ。

筒状になっていてウエスト部分をたたんで重ねて結びます。

チュニックに合わせてレイヤードレスみたいにもなります。



どれも夏に気持ちのよい衣ですが、

重ね着を楽しめる懐の深さがあるので、一年中お楽しみください。


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さらに商品追加

2017年05月22日 | オンラインショップ
つい先日までウールのセーターを着ていたのですが、

この数日はノースリーブです。

一気に夏ですね!


先週に引き続き、夏の自然服をオンラインショップに新掲載を進めています。

主にプリスティンの夏のコレクション。

麻やヤクの素材とオーガニックコットンを合わせることで

品があり、素であり、バリエーションが生まれています。

それぞれの商品紹介に記載していますが、

涼しいことと、冷やさないことを意識することで

現代の冷房もありの夏の温度調整対策を意識しています。





表地にリネンを加えて品の良い印象、裏はオーガニックコットンのパイルでふわふわのプルオーバー。

大切なところは冷やさずに、風通しはよく。






リネンとオーガニックコットンのゆるいガーゼ。

使うごとにやわらか〜くなります。








オーガニックコットンに少しヤクを加えて自然なグレーを作り出しています。

毛の素材は冬のイメージがありますが、

実は調湿に優れていて使い方によっては夏にもとても嬉しい素材なのです。

今回ご紹介している生地は、とても細く強い撚りをかけている糸で編まれた

薄くてしっかりしたジャージ生地です。

なので、ひやさず涼しいという、矛盾するようでありうる状態を実現するのに

役立つかと思います。

もちろん炎天下だったり、冷房がしっかり効いている室内だったり、

その前後の環境変化でも工夫が観察と工夫が必要ですが

化繊や科学的な加工をしている天然素材とはまったく違う

調整感に気づいていただけるかと思います。

一見よくあるような色合いですが、着心地も見た目の感じ方もちょっと特別。

今、目の前に吊るしてありますが、

ここまで書いて改めて触れてみると

ツルーン、サラーン。そして柔らか。


着用以外の最近の商品写真は私が撮影していることが多いですが

改めて画像で素材感を再現するのは難しいですね。

いかがでしょうか、少しは伝わっているでしょうか。

やはり触れてみたいという方は催事にお越しください。

6月は集中して開催します。

数日後にお知らせいたします。


画像で素材感いかがか特集、以下。

























それぞれの詳細は灯鳥オーガニックバザールウェブショップでご覧くださいませ。

それぞれ1〜3枚のみの入荷になっていますので

ちょっとしたことでもお問い合わせフォームからご質問ください。

暮らしぶりに合わせてご案内をしたいと考えています。


夏の自然服の掲載はもう少し続きます。

(生地の質感画像はこれからのも載せちゃいました。)


そして6月には新しいホームページを公開予定。

こちらのブログもお引越ししまし機能てホームページを中心に

新鮮な情報をお伝えしていくようになります。

詳しくは。まもなくお知らせいたします!



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オンラインショップ新商品

2017年05月17日 | オンラインショップ
みなさま こんにちは。

4月29日の「よみがえりの結び」からあっという間に半月。

久しぶりにいろんな方にお会いでき、

とても嬉しかったです。

ご来場いただいた方々、気にかけていただいた方々、

どうもありがとうございました。

場所を変えて会うと、同じ組み合わせでもまた新しい感覚で

まさに、よみがえりの結びだと実感しました。


再会の喜びに後押しされて、

日々、新ホームページと新Webショップの準備を進めております。

それと平行して、新しい拠点の場作りも進めています。


そして、現Webショップへの商品の掲載も進めています。

過日ご案内したオーガニックコットンや草木染めの衣類のアップ作業中。

まだ一部ですが、ビッグハグのナチュラルコットンTシャツ、刺繍バッグ、

プリスティンのベーシックなオーガニックコットンTシャツやパンツなどをご覧いただけます。


実店舗で時間を心地よく楽しんでくださったお客様に、

Webショップでも楽しんでいただけるように試行錯誤しています。

ご意見ご感想もお聞かせいただけますと嬉しいです。








6、7月にまた催事の計画をしています。

決まりましたらお知らせしますね!





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食事会について変更のお知らせ

2017年04月28日 | イベント
明日4/29に予定しておりました

「玄米おむすびと野菜スープを感じることに集中して食べる会」は

急な事情で人手が足りなくなってしまいましたので、中止させていただきます。

料理の準備はしてありますので、以下の内容に変更となります。


カフェカウンターにて

玄米おむすびいろいろと野菜スープを提供いたします。

ご予約は必要ありませんが、数に限りがありますのでご了承ください。


気ままにゆっくりお過ごし下さい。

お待ちしております。


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よみがえりの結び 日用品と食品

2017年04月28日 | イベント
おはようございます。

いよいよ明日は展示会。


販売する商品をざっとリストアップ致します。

「装い」以外の商品も細々ご用意しております。


イルの台所

純米無濾過心の酢、井上古式醤油など基本調味料。

昔ながらの梅干5種を一粒単位でテイクアウト。

鍛冶工房上田さんの包丁。

陶房窯八さんの器。

他、愛用の食材たち。


薬草の宝箱

有香房、シュクラン、ムーンソープのオーガニックハーブ化粧品と

フリーズドライハーブティー。


いきものの住処

みつろうキャンドル、みつろうワックス。


読み物

マーマーマガジンバックナンバー、

カレンダーなど。



おむすびの添え物は山の恵みをたくさんもりこめそうです。

我が家の周りで採れたものを保存しておいたものや、

この春に採れたものなど。

山椒の実、つくし、わらび、ふきのとう、山桜、、、。

シンプルに、調味料に負けないようにしています。

梅干も小さくちぎって食べ比べ。

小さな中にぎゅっと詰まった風味を感じる旅を

お楽しみいただければと思います。

13:30の会に空きがございます。

ご予約は本日18:00まで受け付けております。

ホームページの問い合わせホームからご連絡ください。

http://potori.org

それでは明日、会場にてお待ちしております。

メンバーは、

灯鳥 わたくし店主の津島優子、元店長の柿沢めぐみ、

ライトネスツリー 斎藤円

この3人でお出迎えさせていただきます。





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よみがえりの結び 鉱物のこと

2017年04月27日 | イベント





今回の企画展の相棒、ライトネスツリーさんには

当店がリゾナーレに店を構えていた最後の年に

夏と冬の2回展示会を開いていただきました。


陳列されて初めにいくつかの石に目が止まります。

そろそろ終わりだから、どれか私も購入しようかなと決めにかかるときに

なぜか違う石たちが主張してくるのです。

そして夏から今も私の正面、PC下にいるのが「フローライト」。

思考の整理に関連するそうです。

台所には「ビビアナイト」。

すぐに台所に置きたい感覚があり、どんな石かと尋ねると

「シャーマンの石」だそう。

そのように料理したい。


冬の会では、アクセサリーになっているものが急に気になりました。

ピアスとペンダントトップをオーダーしました。



男の子の石と女の子の石がペアになっている「ボージャイストーン」。

こちらの丸いのは女の子。

身につけていられるのはいいですね。

服に合わせる外側の装いでもあり、

その石の力を借りて自分を良い状態に近づける内側の装いでもあり。


そう考えるようになってから、これは私が選んで販売している衣たちと同じだと気付きました。

大地の息づかいと人の佳き想いが織り込まれた布を纏うことで内側が整い、

外側の変化につながり、着る人も見る人も喜ぶ装い。


そういうことが今回の展示会の趣旨のようなことです。

思い返せば、円さんと私は、それぞれに必要な蘇生のためのものを渡しあってきている。






身につけたい石を選び、アクセサリー加工のオーダーをすることもできます。





鉱物は2月にアメリカ・ツーソンのミネラルショーから連れ帰った石さんたちが

中心にお目見えするようです。



ライトネスツリーの斎藤円さんの石への想い、言葉たち。

過去2回の展示会のために書かれたメッセージを改めて掲載させていただきます。

ライトネスツリーさんのサイトも是非ごらんください。

オンラインショップ
ブログ
フェイスブック


初めに今年1月の展示会案内から。

ちょうど今回と同じ、色に関することが書かれています。


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現実を創る力を引き出す鉱物

天然石といえば、パワーストーンとし て知られ、運気をアップさせるグッズ としてアクセサリーショップなどで販 売されてきました。実のところ、「パ ワーストーン」という名称は日本以外 では使われていません。海外では鉱物 のことを「ミネラル」と呼ばれ、宝飾 質の研磨された石を「ジェムストーン」 というように呼ばれています。天然石 ブームが日本で起きた2000年頃に、 「力を持つ石」という意味合いでつけ られた商業名が「パワーストーン」で あり、恋愛運、仕事運、金運など、単 純な枠組みの中で石の効能が定められ 販売されました。近年では「お守り」 としての「パワーストーン」ではなく、 人間の肉体に対して鉱物がどのように 作用するのか、多くの方が興味を持た れるようになってきたと感じておりま す。 また、美容や医療などでも積極的に鉱 物の特質を研究し、活用されるように なってきています。

鉱物は運気を上げるものではなく、本 来備わっている力を引き出すものだと 考えております。オーガニックにこだ わった食事や特質を生かした自然素材 の製品が自己治癒力を引き出すように、 鉱物もまた「なりたい自分」「叶えた い事柄」にむかって現実を創る力を引 き出すように感じています。 日本でも多くの方に石を生活に取り入 れて頂きたいと思い、様々な石をご紹 介しております。どうぞ、気になる石 を枕元に置いて眠ってみてください。 人間は眠っている間に身体とマインド を調整すると言われています。石との 心地よい眠りが活力となり、本来望ん でいる現実を創る力に変容されますよう願っております。

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遡ってその前の夏の企画、初めての展示会から。

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鉱物は長寿の存在、地球はアーティスト

多くの鉱物は地下層の中で何億年もの 歳月をかけ成長します。 その他には砂漠地帯で成長するもの、 または海の底で作られ海岸で見つかる もの、地層と地層が混ざり合いその中 で成長していったものと、鉱物が育つ 環境は様々です。 そのどれもが何千年、何億年という歳 月をかけられ形作られています。 石とのつきあいは18年になりますが、 色、形、輝き、知れば知るほど鉱物の 魅力に引き込まれその深さに圧倒され ています。到底、人間の手では作れな いような作品を地球は作り出していま す。まさに地球はアーティストだと感 じずにはいられないのです。


海外のミネラルショーより入荷

海外では1年に4回、世界中から発見さ れた鉱物を販売する大きなミネラル
ショー(展示即売会)が行われていま す。米国では2回、アリゾナ州のツー ソンとコロラド州のデンバー、ヨーロッ パではドイツ・ミュンヘン、フランス・ サンマリノ。その中でも特に大規模な ものが米国・ツーソンミネラルショー です。
 開催されるのは2月、アリゾナ州の広大 な砂漠地域のツーソンの街が天然石で 埋め尽くされます。マーケット会場は 街の広範囲で行われるため、車で移動 しなければならないほど。そして世界 中の石屋がこのショーに参加し、この 時期のツーソンは外国人の滞在数が数 十倍にもなります。 当店でも、渡米しツーソンショーで仕 入れております。よりクオリティーが高 く、優れた特質のある、アーティス ティックな石をじっくりと選ばせてい ただいております。



SHOP INFO
LIGHTNESS TREE オンラインクリスタルショップ http://lightnesstree.shop-pro.jp/ shop@lightnesstree.shop-pro.jp
「ライトネスツリー」で検索
LIGHTNESS TREEは、オンラインの 鉱物のお店として2012年にスタート しました。当店では世界中から集めた天然石をご紹介しております。個人の自己実現をサポートするツールとして、 鉱物をお役立て頂ければ幸いです。




ではボジピアス下げて、お買い物に行ってきます。

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よみがえりの結び Ajrakhの布

2017年04月27日 | イベント
夫の写真展に便乗しての旅から帰ってきました。

大阪のソニーギャラリーさんにて開催中の

「写覧会」竹紙にプリントした風景写真の展覧会。

夫のギャラリートークを見守ってから、大阪の街へ。

初めての街にキョロキョロしていたのに

小さな出会いのリレーによってシナリオがあったかのような

収穫多き旅となりました。

大阪の帰りに、琵琶湖、木曽を周ってきました。

29日の企画イベントにつながる気づきと出会いが盛りだくさん。

素晴らしい料理、初めての食材、素敵なおばあさまが営む伝統の店たち。

いい買い物もたくさん。



大阪二日目に「国立民族博物館」に行ってきました。

通称「みんぱく」。

すごい渋滞で入るまでに1時間半ほどかかってしまたので駆け足でまわりました。

世界の各エリアごとに「食」「家」「祈り」「衣」などについて

土着のものから他地域との交わりによって生まれた文化など

非常に面白い展示ばかりでした。

このような資料館に興味のない方でも、かなり楽しいと思います。

(テレビで人気の「世界の〇〇!」みたいなおもしろさ。)


インドの「衣」コーナーでは、

当店でも取り扱いのある「Ajrakh アジュラック」に出会いました。

手彫りの木版に草木の染料をつけて手捺しする古代から続く布。

このコーナーではミラー刺繍などの工程が一針ずつ展示してあったり、

アジュラックの布をカッチ地方の男性が腰に巻くやり方でマネキンが着ていたり、

できたものとしては馴染みのある手法を

より鮮明に見せてくれる展示でした。


Ajrakh。本展示会でもご覧いただけます。

リゾナーレ店にお越しいただいていた方はすでにご存知の品かと思いますが

場所が変わるとまた違うように見えるもの。

そして見るひと自身の変化によっても新しいものとの出会いになるかもしれません。

私自身、初めて見た時は素敵だけど私には似合わないだろうなと感じたのに、

呼ばれるように着てみたら、あら。

「似合わないと思う」時も、「素敵だな」と感じたら合わせてみると

嬉しい発見があることがよくありますね。



あめつちの服「SANTULAN」の江口寿枝さんデザインのオリジナルTシャツ。

すでに縫製されたものに捺していくのは大変な作業だそうです。

機械プリントにはない、版のズレや色の濃淡が魅力です。

長袖と半袖。価格は11000円から。


















寿枝さんがインドから持って帰ってきてくれたショールもお持ちします。

華やかな柄ですが、自然の色味のおかげか、どんな服にもよく合います。

くるっと首に巻いたり、ショールとして羽織ったり、

頭に巻いてターバンに、腰にウエストマークするなど幅広くお使いいただけます。



Ajrakhについて、寿枝さんの言葉を何度かご紹介させていただいていますが、

ここにもう一度まとめてみました。

服のデザインだけでなく、文章もとても素敵なのでそのまま使わせていただきております。

手仕事の手間暇の重なりのように、紡がれる言葉のひとつひとつをどうぞじっくりとお読みください。


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イスラム教徒の布「アジュラック」。
草木で染めあげるその技法は、
500年以上前から父から息子へと受け継がれてきました。
草木や花・鉄を染料に木版で捺される文様には、
魔除けや幸運のシンボルが込められていますが、
各カトリ(染織りの集団職名)によってデザインが異なるため、
様々な文様が存在しています。

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世界最古の青染料「藍」を基調色とした、草花染の幾何学文様布「AJRAKH」。「暮らしの布」として、現パキスタン・シンドゥー地方を源流に西へ南へと、長い歳月を重ねながら大陸を渡りました。現在では、イスラム教徒の染色集団「カトリ」がその技法を守っています。
版木を使い「捺染」「防染」を重ね「染色」、そして繰り返される「水洗い」「天日干し」と、熟練の技と忍耐強さから優美な1枚の布が完成します。
インドの布「AJRAKH」は、木版を用いた「捺染」の中でも最古の「天然布」とされていますが、この布についての歴史的記述が残されていないため、未だ謎のベールに包まれたままです。しかし、捺染師の家系では、インダス川流域に繁栄した「インダス文明」(紀元前2600~1900年)を起源とする染文様であると代々、語り継がれてきました。 

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Ajrakhの物語
「永遠のアズール」

むかしむかし、
シンドゥー地方(現パキスタン)に高貴な王様がいました。
贅を尽くしていたその王様は、毎晩、新しい敷物の上で眠っていました。
ある日のこと、
召使いが王様の部屋へやって来るといつものように
新しいベッドシーツに代えようと布に触れたその時、
「Aaj Rakh」(=今日はそのまま!)
と、王様は大声を上げました。
シンメトリーな星のモチーフ、植物模様が
放射状に広がりをみせる複雑なパターンの繰り返し、
完璧に調和されたその美しい1枚のその布を愛してしまった王様は、
取り換えずに毎晩使いました。
やがてこの布は、王様から「Aaj Rakh」と呼ばれるようになり、
それは、
紺碧の夜空のように深い藍染めのブロックプリントでした。


この物語は、布職人の家系で語り継がれ「Ajrakh」は、シンドゥーとカッチ地方の偉大な布となったと言われています。
「Ajrakh」は、ムスリムの人々により世襲で受け継がれ、それは何世紀にもわたって変わらない染色行程で、
自然と環境に優しい草木染の布として繁栄し続けてきました。
職人は世界でも少ない地域に限定され、その歴史はおそらく私たちの想像する以上に古く、インダス文明期の発掘現場から
「Ajrakh」はインド亜大陸の中で、最も古いブロックプリントの手法の一つだろうと推測されています。
そうして、今日では村々の男性の装束やベットカバー、そして風呂敷包として、生活には欠かせない多目的な布として「Ajrakh」は身近な暮らしに寄り添い、今尚息づいています。

文:Santulan 江口寿枝


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よみがえりの結び 玄米おむすびと野菜スープの会

2017年04月21日 | イベント
食事会についてご案内させていただきます。

こうしてタイトルを並べてみると、

よみがえり(蘇生のための)おむすび、なんだなと腑に落ちてしまいました。





玄米おむすびと野菜スープを
感じることに集中して食べる会


2017年4月29日

よみがえりの結び 
光の候 私に還る装い
会場内カウンターにて

11:30 12:30 13:30 ご予約制

玄米おむすびを素のままに
季節の付け合わせとともに
野菜と豆の光がとけた汁を
心と体に溶かしこみながら
穏やかに味わう食事の時間

一品ずつお話を添えながら
各会5名様ごとに
ご案内させていただきます





カフェやレストランの料理をしても、

なんだかんだと玄米おむすびと野菜スープに戻ってしまいます。

改めて、ずっと大切にしたいことがぎゅっとこの二つに詰まっている。

心をほぐし、身体を温め、誰かが誰かにしてあげられるシンプルな形。


ホームページにて想いをまとめ書きしました。

ぜひごらんください。

「イルの台所」


今回の食事会のための玄米は、小淵沢の富岡信明さんが栽培したヒトメボレ。

無肥料、手植え、天日干し。金のお米。

弁当としてのおむすびは防腐も兼ねて塩をしますが、今回は何もつけず「素」。

お米の味をじっくり味わえます。

付け合わせに美味しい塩や海苔やいろいろなうめぼし、

この土地の旬のものとの出会いで何かを、と考えています。

すでに具が入っているのはもちろん美味しいですが、

この食べ方はとても感覚が研ぎ澄まされます。

スープもまた、汁を感じ、具を感じられるような提供の仕方をしていきます。

「食べる山歩き」のような、自然とつながるリフレッシュの時間です。







去年からは我が家で梅干漬けるようになりましたが、今回は産地や品種の違う梅干をいろいろ取り寄せて比べてみました。


ゴールデンウィークの始め。

4月の踊る心を落ち着けて、どっしりと初夏に向かう切り替えにぜひご来場ください。


ご予約
メールHPのお問い合わせフォームから
電話は0551-45-7560 津島

4月21日から25日まで留守にいたしますので留守番電話へ。
お名前、お電話番号、時間、人数をおしらせください。




今も玄米を炊きながら。

おむすび握って、大阪へ。

夫が写真展に参加しています。

明日はギャラリートークで少々緊張しているのでやっぱりおむすび。


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「よみがえりの結び 私に還る装い」春の衣のご紹介

2017年04月19日 | イベント
毎日、不思議な天気が続きますね。

ついこの間、雪が降ったばかりだというのに

昨日は夏のような暑さ。

家の前の山桜がいつもより遅れて咲き始め、

だけど一部はすでに若葉を出している。




さて、4月のお便りでお案内した催事のことを

少し詳しくご紹介したいと思います。



灯鳥 & LIGHTNESSTREE

「よみがえりの結び」

心と体と自然を結ぶ 日用品と鉱物展


春の候 私のための装い




2017年4月29日(土・祝)10:00-17:00

長野県富士見町 Cafe小舟にて



リゾナーレ店にて二回鉱物展を開いていただいた

ライトネスツリーさんとの二人展です。

扱うものは違うのですが、

「使う方と共鳴して力を発揮する」、

「使う方のが本来持っている力を引き出す」ことを

大切にしているところが重なります。

「よみがえりの結び」=蘇生力を引き出すもの、こと、人の出会い。

今回は光溢れる季節にふさわしい「装い」をテーマにしています。

装うことは、いつも世の中の関心事の一つです。

身を守るものであり、他者や社会への意識、

自分との付き合い方も大きく関わっていると思います。

ホームページにてこの企画のページを設けています。

そこでは主旨や想いを詳しく書いておりますので、

ご覧いただければと思います。

「よみがえりの結び」




この春夏の新作も沢山ご用意しています。

オーガニックコットンなどの生きている衣が新しく入荷して

運んだりするときに、

抱えるだけで「あーきもちいい」と感じることがあります。

触れているわけではないのですが。

でも次の瞬間、あれ、すでにそういう布のものを

いつも来ているのに。と振り返りました。

その次の瞬間に浮かんだことは

「命が残っている布は新しい時の波長が、

使っていくうちに使い手の波長と共鳴して馴染んでいくのかな?」と。

そして鉱物のことに考えが及びました。

ある鉱物が自分のところにやってきた初めの時、

ぐらんぐらんすることがあるのですが、

それは身近にあるうちに互いに馴染んで

穏やかに支えてくれているように感じます。

人間同士でも健やかな心の人と接しているとそこに近づきますが、

誠実でない気配に触れると乱れますよね。

ものの選び方は重大なことで

ものを大事にしないとな、と改めて思いました。




その一部を昨日の、晴天の霹靂な晴天の中、

撮影しまいした。

今回も自前モデルで失礼します。



*ブランドのご紹介

ビッグハグ

 デザイナー永井さんが旅を通して職人、素材と出会って作る抱きしめるうような服。
 当店でセレクトしたのはタイの北部サンカンペーンの元オーガニック綿農場で作るもの。
 現在は認証を取っていませんが同じように作られているナチュラルコットン。
 
プリスティン

 糸から全て日本で作るオーガニックコットン。
 非常に上質な生地を次々と生み出し、ファンになる方が多いです。

 






ビッグハグから人気の綿麻ドレス。

凹凸のある風合いの良いさらりとした生地。

こちらは「フラドレス」。

14000円+税

裾に生地の耳を使っています。

生成りと、藍。

生地量たっぷりで腕を広げると四角くく、

下ろすと自然に良いシルエットに。

今日はカメラマン泣かせのの風が吹きまくっていましたが

いろんな表情を見せてくれました。











寒い季節にもセーターやパンツと合わせて活躍しそう。

生成りのはすでに私の私物です。

断捨離してゆったりドレスは全て差し上げてしましまっていたので

自然にやってきた感じ。

でもこうしてみると藍染めのもいいなー。

藍の香りがするから魅かれるというのもある。


次は同じ生地の「ラリドレス」。14000円+税。

ラリさんという方がデザイナーのお友達にいるらしいので

その方のイメージなのでしょう。



藍染め。




生成り。




サウンド・オブ・ミュージック?

高校生の時にハマってほぼ歌えます。

最近ひょんなことからまたリバイバル。

主人公のマリアは元修道女。外の世界での役割、愛と出会って

こんな感じだった印象。







ビッグハグ ナチュラルコットンスクエアTシャツ 生成り 6500円+税

オーガニックの認証は取っていませんが、実質同じです。

量販店のオーガニックコットン使用のものと比べて格段に気持ちが良いです。


合わせたパンツは、プリスティン 強撚フライスコットンワイドパンツ 13000円+税

糸づくりから全てメイドインジャパンのオーガニックコットン。

グレーの色はヤクの毛を少し入れているものです。

強い撚りをかけて丁寧に作られた生地は、

薄くて涼しく、さらりと肌から離れます。

こんな暑い日に履いてしまったので、

ワタクシちょっと欲しくなってしましました。

柔らかさらさら、ひらひら。


アジュラックのストール 10000円+税

草木染め、木版捺しの布。チャンデリーシルク。

茜から抽出したアリザリンの深い赤が、

無染色の服の優しい色を引き立てます。



スクエアTシャツは色違い。藍染めがあります。



下に合わせたのは、プリスティンのリネンコットン裏起毛パンツ。15000円+税

内側はふわふわのオーガニックコットン。

外側はリネンの光沢も見られるコットンの品のある生地。

リラックスパンツなんだけど、シルエットが綺麗です。

ヤクの毛でグレーのもあります。

私は背が高くないので、写真では裾を一回折り返してます。



はおりものを合わせてみました。

プリスティン 強撚フライスコットンのカーディガン。13000円+税

くるくる丸めてバックに忍ばせると、おでかけや旅行に重宝しそう。









同じ藍染めナチュラルコットンのビッグTシャツ。7000円+税

こちらは昨年も人気で、すぐに完売、継続のデザインです。

合わせたパンツはプリスティンの強撚フライスボーダータックパンツ。10000円+税

やはりさらさらの薄地です。

ジョッパーズっぽい、腰回りにゆとりのあり

脚はスッキリの良い形。

こちらもロールアップして着用していますので、

実際はもう少し長めです。

ドレス類と重ねてレギンス的に履いても良さそう。

これも気持ち良いー。

これまたアジュラックストールを合わせてみました。



こちらは藍とサパンウッド、ヘナで染めたブルー系。16000円+税

生地はムーガルシルクでもともと黄色いのでシックな仕上がりです。

服は全てジャージ素材だけどこんな風にストールを巻くと

リラックスできるのにちょっと気が利いた印象になる。






ビッグTシャツの生成り。7000円+税

ナチュラルコットンの気持ち良さが存分に味わえます。

肩が落ちるデザインなので、いろんな体型の方に似合います。

KIK刺子バッグも新作いろんな大きさ入荷しています。

こちらはトート。15000円+税

ジッパー付き、中にポケット二つ(うち一つはジッパー付きです)

モグラストラップもついてます。

パンツはプリスティンのショートサルエルパンツ。10000円+税

オーガニックコットンとリネン生成りのガーゼです。

股上がゆったり。

素肌にも気持ちよいし、

レギンスと合わせても可愛い。

夏の部屋着としてもどうぞ。



今回の撮影場所、いいでしょう?

我が家で借りている住居の3軒下の向かいの空き地。

着替えの度に行ったり来たりでしたが

いい場所を見つけました。

夏へのワープに踊らされて石に乗ってみたら、よかった。

手前に地面が見えるのに気づいたでしょうか。

夫カメラマン氏はいいアングルで山が入るように

超ローアングルで撮影しているのです。

バックの山はもちろんそうです、

我らが甲斐駒ケ岳。



昨年人気だった衣が今年も作られました。

ビッグハグのナチュラルコットン薄地の2型。

生成りと藍染めです。









ブラウスは11000円+税、チュニックは13000円+税。


去年撮影したもの。

こんな新緑に季節がもう直ぐやってきますね。


次回は、カウンターにて開催する

食事会についてご案内させていただきます。


これから玄米を仕入れ&29日の打ち合わせに行ってまいります!


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