鶏山ゴム  メルヘンの丸焼き

世田谷が産んだ(本当は明子が産んだ)鬼才

池の上陽水=鶏山ゴムの詩や短歌

つまらぬ読み物等を不定期に綴ります

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五月の唄

2010-05-26 23:00:38 | 俳句・短歌など
木蓮 ジャスミン 定家葛


本当は桜が嫌いだった
本当はあなたが嫌いだった

まさか四月が来ちゃって
薫る風まで吹いちゃって

やっとやって来た五月
君が産まれた五月

相撲観戦に来たついでの
アイルランドの妖精が
あの子の木綿のスカートを舞い上げる

本当は休日が嫌いだった
本当はクリスマスが嫌いだった

そしてやって来た五月
君と恋をした五月

写経体験に来たついでの
ポリネシアの霊媒師が
あの子のスピーチをしゃべり過ぎにする

木蓮 ジャスミン 定家葛
思いっきり匂いを吸い込んで
猫を抱いて三回撫でて

そしたら行くよ
月の見えないところへ
そしたら行くよ
眠りだらけの国へ

彼がろうそくを吹き消す頃
僕のろうそくは燃え尽きる



ミルクの嫌いなおチビさん
僕を許さなくてもいいから

元気でいてね
元気でいて

元気でいてね
元気でいて


2010.5.27









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母音  全歌詞

2010-05-09 23:51:52 | 池の上陽水歌詞
母音

青い家
愛を追う

青い絵
愛を言う

会い 会おう
会い 会おう

青い王
老いを言う

愛を言え
愛を追え

会い 会おう
会い 会おう


ikenoue yousui 2009





君はアマツブ


君は小さくって きれいなアマツブ

今日も葉っぱの先で 一人震える

強い風に飛ばされたら

お池に落ちて水になるよ

揺れる葉っぱの先で 光るアマツブ



君は小さくって  きれいなアマツブ

あめんぼや蛙たちが アレコレほざいてる

明日へジャンプ 変わらなくちゃ

ポジテブシンキン 我がままだなあ

揺れる葉っぱの先で 光るアマツブ


ikenoue yousui 2006






サブウェイ

怖くはないから 持たれてお眠り
地下鉄は今 サイレン鳴らすよ
夜更けの車両は僕ら 二人だけ
疲れた体を 優しくレールのビートが包むよ

日時計仕掛けの 狂った世界に
心溶かされる前に どこか逃げよう
このまま止まらずに夢で見た国へ
銀のサブウェイ 連れてって

足に絡みつく 昨日の新聞
まだ海の向こうで戦いが始まるよ

今夜の映画も 見飽きたねなんて
ずっと昔は 泣いてたくせして
君を閉じ込めて 壊し続けた
消えない記憶も いつか映画のようにあせるよ

部屋に戻ったらスープを飲んで 
太陽が過ぎるまで眠っていようよ
怖い夢の中 追いかけられて
はぐれないように手を繋いで

闇に浮かぶエルドラド 移動遊園地
捨てられた君の笑顔 探しにゆこうよ
壊れた教会の下の 秘密のクラブ
煙たいレゲエのビートの波に漂っていようよ
このまま止まらずに夢で見た国へ
銀のサブウェイ 連れてって

たどり着いたのはいつものエスカレーター
また君を震わす 足音が聞こえるよ

空がきれいだ 星が十も見える
心が太陽にみつからないうちに さあ早く          

ikenoue yousui 1984







水道道路

形見のギター爪弾くように
やさしく君に触れた夜
朝が来るのを怯えるような
せつない君に触れた夜

君が先に眠ったら
一人部屋を出てゆく
水道道路まで出れば
帰り車拾えるさ

僕の人生はもう下り坂なら
君と落ちていきたいなんて
下らない唄 鼻歌いながら
大人の乗り物にも
慣れてしまったものだとシートに沈む

君が先に目覚めたら
一人食事すませて
昼に会える 決められた服と言葉をまとって
君の人生はまだ登り坂だから
背中押していきたいな

暗い地下の
部屋に倒れて
下水道の調べを聞きながら
眠れないシーツに沈む

君の人生をもう邪魔しないから
しばらくいてくれないか
海へ続くきれいな川を君と抱き合い
泳いでいるんだ  夢ならばいいだろう

ikenoue yousui 2002






夏送り 

ばあちゃんに手を引かれ
弟が 神輿追う
紺の浴衣 母さんの
ひざの傷 消えないね

ふと迷い混んだ里は 死に人だらけで
川で溺れた君は きれいな娘になった

かなかなと  日暮らしが
儚いと  日暮らしが

終わらない 夏の夜
山の味も 飽きて来た
暗闇に舟を出し
逃げだそう 二人して

流され付いた島は 罪人だらけで
手篭めにされた 君は火あぶりになる

逃げ帰った街は  百年経ってた
家も人もビルも 誰も僕を知らぬ

かなかなと   日暮らしが
馬鹿だなと  日暮らしが

ikenoue yousui2008






ホエン

もう一人では夜が怖いんだ
君の言葉送って

もう一人では朝が来ないんだ
君の今を教えて

今日も嘘だらけさ
穴埋めしなけりゃ
寝なくちゃ起きなくちゃ
起きるために寝なくちゃ

君の心の中に僕はいなくても
ほんの気まぐれだけで僕は救われる
いつになったら君に出会える
いつになったら君を忘れる

もう一人では夜が怖いんだ
君の様子教えて

もう一人では朝が来ないんだ
君の夢を送って

今日も逃げてばかりさ
穴埋めしなけりゃ
タック&パティを聴いても
優しい気持ちになれない

君の瞳の中に僕はいなくても
軽いお世辞だけでも僕は生きられる

いつになったら君に出会える
いつになったら君を忘れる
いつになったら君が消えてく
いつになったら君に出会える
それはいつ

WHEN WHEN WHEN WHEN
WHEN WHEN WHEN WHEN
WHEN WHEN WHEN WHEN
WHEN WHEN WHEN WHEN

ikenoue yousui 1990







ゴンドラ

抱きしめて   眠らせて  うずくまる君の
エアコンも壊れたまま  空の小さな部屋

エレベーターの途中で日付が代われば
逢いたいと言わせた 酔いも覚めるさ

ゆや~ん ブラインド越し 夜の光が  
僕らをゼブラに変えるけど
ゆよ~ん 閉じ込められた  
宙ぶらりんのゴンドラに

忘れたと嘘を吐く  眠れない君の
こぼれてく目の奥に  いつも誰かいる

風が抜ける部屋で  優しい人が待つ
それは幸せねと  意地悪な人

ゆや~ん 天窓の奥  見下す月に  
僕らは両手を伸ばすけど
ゆよ~ん 閉じ込められた   
行く先のないゴンドラに

寝言でつぶやいた 名前の振りして
汗のひいた背中 抱きしめるだけ

ゆや~ん 朝もやの中見下ろす街に   
僕らは声をあげるけど
ゆや~ん 閉じ込められた   
宙ぶらりんのゴンドラに
ゆや~ん もうすぐ落ちる   
宙ぶらりんのゴンドラ

ikenoue yousui 1990







スプリングハズカム

春は 嫌な季節だ
つらい別ればかりだ
黒い服を脱いで
ぬるい酒を飲み込む

写真じゃダメ  死んじゃダメって
君は猫を抱く

写真じゃダメ 死んじゃダメって
君は猫と眠る


春は脆い季節だ
空もすぐに泣きだす
傘なんかささなくても
からだ中に染み込む

写真じゃダメ 死んじゃダメって
君は猫を抱く

写真じゃダメ 死んじゃダメって
君は猫と眠る

春は怖い季節だ
古い声が聞こえる
花なんか買わなくても そこら中に落ちてる
騒ぐ街の隅で 苦い酒を飲み込む

ikenoue yousui 2010







冬のクロエ

鼻唄を唄いながら
君はビデで足を洗う
お決まりな 映画の後
中間の店 ふざけたハロウィン

シニョンをほどく 見なれかけた横顔
先に眠るよ 少し酔い過ぎた

もう泣かないで 変わっていないよ
君が笑えば 灯り消すよ
愛していると唄えば
夜が続いてゆける きっと

痩せた肩震わす君の
乾いた咳 目を覚ませば
夢の奥 棲みついてた
僕は冬のクロエに気づく

バカンス気分 暮らしはじめた夏は
白い部屋も 香る花であふれた
プリーツのスカート 広げて微笑む君は
朝もやに咲いた 睡蓮のようだ

もう泣かないで 抱いているから
君が眠れば 飲みに行くよ
愛していると唄えば
日々が流れてゆける<続いてゆける> ずっと

薔薇の国 長い旅する
約束さえ 忘れたまま
街中にソルドのポスター
僕は冬のクロエを探す

ikenoue yousui  1985






アニエスベーを着て


今度男に生まれて来たら

戦闘服着て撃ちまくるのさ

口もきかず

嘘も言えず

何も見ずに前へ



今度女に生まれて来たら

アニエスベー着てやりまくるのさ

口もきかず

声も上げず

何も見ずに朝へ



口もきかず

嘘も言えずに

何も見ずに前へ



今度子供が生まれて来たら

名前付けずに森へ返すのさ

森へ 森へ

ikenoue yousui 2010






お稚児白書をもう一度(曲・荒井由美)

いつか君と行った 映画が又来る
修行を抜け出して二人で出かけた

悲しい場面では 涙ぐんでた
青い剃り跡が 今も恋しい 

雨に破れかけた 墓脇きの卒塔婆に
過ぎ去った昔が 鮮やかに蘇る

君も見るだろうか ブエノスアイレスを
二人だけのメモリー 涅槃でもう一度

僕は不精髭と髪を伸ばして
レズ・ゲイ集会へもときどき出かけた

住職が決まって 髪を剃って来たとき
もう若くないさと 君に言い訳したね

君も見るだろうか ブエノスアイレスを
二人だけのメモリー 涅槃でもう一度

君も見るだろうか ブエノスアイレスを
二人だけのメモリー 涅槃でもう一度

ikenoue yousui 2008
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アーティストへの提供曲

2010-05-09 23:07:38 | 池の上陽水歌詞
灯台へ  

少しだけ長く爪を伸ばしてみたい
しばらくオヤスミ と  ギターの糸をゆるめ
このまま始発で あなたの町に帰ろう

おどろく顔  寝ぐせ頭
そのままでいい
半島の先へ 乗合バスに乗って
あなたと揺られて 眠りに 落ちてゆく

もしも舟が壊れててもいい
もしも太陽が落ちていてもいいね
灯台がまだ  
そこにあるはず


伸びた爪落とす前に染めてみたい
木漏れ日が覗いてる懐かしい窓辺
あなたと何度も出会って  離れてく

もしも夢が遠すぎるのなら
もしも星が見えないなら
言って
灯台がほら  光ってる


もしも波に流されてもいい
もしも嵐に目を閉じても いいね
行って
灯台がほら  そこにある

少しだけ 長く髪を伸ばしてみたい
明けてゆく遠い空に サヨナラと言って

(犬塚彩子さんへ)
2003





パ・ド・シャ 

閉じ込めた 想いを籠から
取り出して 撫でてみる
何気ない 言葉が次から
飛び付いて 爪を立てる

暗闇の中光る 赤いリズム

パ・ド・シャ パ・ド・シャ
猫が踊る 月の灯りで
パ・ド・シャ パ・ド・シャ
君よ眠れ 月も知らずに

ぶり返す痛みを胸から
取り出して触れてみる
優しさは嘘の裏返し
微笑みに目をそむけて

暗闇の中揺れる
赤いリズム

パ・ド・シャ パ・ド・シャ
猫と踊る 月のテンポで
パ・ド・シャ パ・ド・シャ
君よ眠れ 夢も見ないで

過ぎ去りし日々たちを
そっと葬らせて

パ・ド・シャ パ・ド・シャ
猫と踊る 月の灯りで
パ・ド・シャ
パ・ド・シャ
君よ眠れ 僕を忘れて

パ・ド・シャ パ・ド・シャ
猫と踊る 月のテンポで
パ・ド・シャ パ・ド・シャ
君よ眠れ 僕を忘れて

(犬塚彩子さんへ)
2010





チョーチョ

時計外し 目を閉じる
息をひそめ 朝を待つ
やがて君は光り出し
ガラスの箱 突き破る
科学を超えて飛ぶ
羽をもがれた僕たちは
春のパワーでゆく 
空色になり 白紙の地図 握りしめて

記憶の糸 巻き戻し
言葉の傷 ゴムで消す
そして僕は背を伸ばし
鉄のさなぎ 突き破る
手を振り回し飛ぶ
強いキックで空を蹴ろ
君と並んでゆく 
海を見下ろし 風の便り 置き手紙にして

バタフライで離陸
ANAを追い越しサヨオナラ
雲を抜けて加速
ハチミツが湧く大陸へ
科学を超えて飛ぶ
羽をもがれた僕たちは
春のパワーでゆく
鳥と並んで 君の手を取ってゆく  ルルルル
(犬塚彩子さんへ)
2010



ばら園 

海を見下ろす 白ぬりの家は
色とりどりの薔薇に囲まれてた

ふざけあった 小さなプールに
花びら浮かび
背伸びしてた眩しい日々は
終わらない気がした

今 君の香りに溢れる楽園で
君の知らない美しい人と
抱き合いながら
光の中で 未来を誓う

白いワインとシーフードに酔って
キスをしながら砂浜歩いた

旅立ちの朝 泣き出しそうな僕を
「男でしょう?」って抱きしめてくれた

海へ続く坂道を 二人乗りして
叫びながら 下ってゆく
飛べそうな気がした

今 君の香りに溢れる楽園で
君に似ている美しい人と
微笑みながら
光を浴びて 未来をかたる

今 君の香りに溢れるばら園で
君の知らない美しい人と
抱き合いながら
そよ風浴びて 未来を祈る

君の香りに包まれながら
未来を誓う

(犬塚彩子さんへ)
2010





雨雲 過ぎたら 

すももみたいな 小さなこぶし
広げた手のひらから木の実がコロリン

街へ戻ったら土に埋めるよ
お礼に楽しい唄を教えてあげる

雨雲踏んだらしぶき弾けて
虹がかかった

落ち葉が舞って言う
生まれ変わるよと
あかね色の国

椿の香り銀色の髪
訛りは優しい民謡のよう

何にもないからさあって 朝早く起きて
風呂敷いっぱいお弁当持たせてくれた

雨雲過ぎたら船に乗ります
今度は北へ

鳥たちが舞って言う
生まれ変わるよと
萌黄色の島

君の笑い顔は変わりませんか
君の宝物は光ってますか

僕は君に会うために遠くでいます
いつか君と会うために元気でいます

すももみたいな小さなこぶし
椿の香り銀色の髪
昔栄えて荒れ果てた街
初めてなのに懐かしい人達

(ううじんへ)
1982





シネ・ナントカ

ほんの小さなことで  ダメになりそうだ僕ら
眠る君の祈りを 叶えられない

そのシネ・ナントカに行こう
お昼前に もし起きられたら
そのシネ・ナントカに行けば
出会う前の 君に出会えるなら
ジャンヌ・モンローみたいに  粋なポーズをしてた

ほんの小さなことで 泡になりそうだ僕ら
笑う君の横顔 見つめ切れない

そのシネ・ナントカに行こう
少し早く 部屋を出て行くよ
そのシネ・ナントカの前で
お洒落して来る 君を待ちながら
ジャンヌ・ギャバンみたいに くわえ煙草をしてさ

そのシネ・ナントカに行こう
出会う前の二人に会えるなら
そのシネ・ナントカの前で
走って来る 君に両手広げ
ジャンヌ・レノンみたいに
派手に抱きしめるのさ

そのシネ・ナントカに行こう
そのシネ・ナントカに行けば

(マルカートさんヘ)
2004




星の無い国 

5時のサイレンが埋め立て地のビルを揺らし
君は私服に着替える
昼の残りを映画館の隅で食べ
街は霧に包まれてゆく

星も見えない海で君は泳ぎ 遠い世界の波音を聞く
星も届かぬ部屋で君は眠り 行方知れずの弟を待つ

誰の誘いも首を振る 君はいつしか
仲間外れに されてゆく
20年が過ぎ変わらぬその美しさに
悪いが噂が広がる

星も見えない海に君は潜り 貝や魚とおしゃべりする
星も届かぬ森で君は唄い 行方知らずの弟を呼ぶ

星も見えない夜に僕と行こう
ずっと君を見つめていたんだ
星の輝く国へ 今夜行こう
決して秘密を言わないから

星も見えない夜に僕と行こう
ずっと君を見つめていたんだ
星の輝く国へ 今夜行こう
決して秘密を言わないから

(林矢子さんへ)
2006





僕のバス 

鳶色の闇を裂いて
僕の漕ぐバスは走る
水色に白のライン
エンジンはミツビシ製だぜ

行く先のプレートには
「B団地」と書かれている
乗客は誰もいない
それは僕が止まらないから

子供が手を振る
駆け出し叫んでる
いたちが飛び出す
危うく引きそうさ

このごろは冷たいんじゃない
電話にも居留守ばかり
海へでも行けばいいの?
それじゃまず君のおうちだよ

制服はダブダブだ
角帽子破けている
邪魔者は誰もいない
なぜなら僕が盗んだから

都バスを追い越す
疲れた人たちが
ひしめきあってる
クラクション鳴らすよ
パッパー パーカ  パーパー

君が車掌さんになっておくれ

老婆が横切る
慌てて急ブレーキ
免許はないから
安全運転だ

子供が手を振る
追いつきドア叩く
乗せてもいいけど
大人料金だよ

(casaへ)
2010





「鷹匠」 


よく来たねと 頬に乾いた手をあて
星のあたる部屋へ 導かれてゆく ロロ・・・

息を吸って 吸って 吸って
同じ痛みに 満たされたい
息を 吐いて 吐いて吐いて
会えぬ名前 響かせたい 森の中ヘ

もう来るなと 朝の言葉は冷たく
懐かしい腕から 突き放されてく ロロ・・・
あなたの肩に ずっとつかまり
同じ罪と 闘いたい

嘘を吐いて 吐いて 吐いて
呼べぬ名前 抱いて眠る 闇の中で

あなたの肩を 強く蹴って 
遠い空へ 飛んで行こう
息を吸って 吸って 吐いて
喉を枯らし いつか呼ぶよ
その名前

天が怒り 街に撃たれ
羽を折られ 地に落ちても

遠い笛を 低い声を
風を頼り いつか戻る
腕の中へ

(古賀夕紀子さんへ)
2007





秋が似合う人

 
秋に帰る人だと
初めから気づいていたのに

日焼け一つない肌を
長い袖のワンピースで隠して

君が膨らませたビーチボールが
水のないプールでしぼんでいる

テレビ付けない約束を
何度も君は破った

メイク片目忘れて
笑い転げたレストランも店閉まい

僕が膨らませたビーチボードは
いまも夢の浅瀬で溺れている

ふたり 飛ばしあった嘘のシヤボンが
いつか破裂しそうで触れなかった

日焼け止めの香りと塩辛い風

秋に帰る人だと
初めから気づいていたのに


(神谷きよみさんへ)
2008





双子どうし 

ヨーヘン  君の夢の中に
ヨーヘン  いつか僕は閉じ込めれた

南半球の海へ向かう道を
凄いスピードで 自転車に乗って
回した手が少し苦しい

ヨーヘン 君の時の中に
ヨーヘン いつか僕は閉じ込められた

影一つもない白い部屋の中で
君と抱き合って転がり回って
いつか足がつながっていた 一つに

世界が嫌いな君と
君しか見えない僕と
いびつな心を合わせて歩いてけるかな


ヨーヘン 君の白いお腹に
ヨーヘン耳を当てて出口探した

熱い雨が降るバスルームのなかで
君と抱き合って転がり回って
いつか足がつながっていた 一つに

未来が嫌いな君と  君しか知らない僕と
いびつな心を合わせて歩いてけるかな

そんな風に意地悪に そんな風に笑うのかい
いつか君は僕になっていた

そんな風に恥ずかしく そんな風に怒るのかい
誰か体 切り離してくれないか

(神谷きよみさんへ)
1988





雪の銀貨

君の町を 通り抜け バスは郊外へ
今日だけ雪を望む ゲンキンな群れ

踏み絵のような日々に 君は疲れた
夏の幻 探す 夜が始まる 始まった

全て失って 裸になれば
許してくれたのか君は 
闇空に白い銀貨

君の町に 戻って 光る広場へ
贈り物を抱えた 幸せな群れ

君の寂しい指や 薄い耳たぶ
飾る幻を見る 夜は優しく 優しく

全て脱ぎ捨てて 裸足で行けば
迎えてくれたのか君は
手のひらで溶ける銀貨

星なら弾け散るほどに
長く生き過ぎた

全て失って 裸になれば
許してくれるのか神は 
打ち鳴らせ鐘の音 
 
今落ちていく
今落ちていく


(kayokoさんへ)
2007





デッサン

もうじき眠りのない朝が降りてくる
便りをあきらめて画面を消し去る
人波に押されて窓の近くへ
君の部屋の辺り 遠く霞んでる

水彩画で出来た風景
黒いペンキを撒き散らす僕に
なぜ君は抱かれたの
ひとこともしゃべらずに

文字を交わすよりも声に触れたい
今夜も風まかせ酒に潜りこむ
虹を初めて見た 夏のベランダ
苦手なこの街が好きになってゆく

まっ白な君のドア
黒いスプレー書きなぐる僕を
なぜ君は許したの
ひとことも笑わずに

似ていない君のデッサン
コピー用紙にボールペンで書いた
なぜ君は抱かれたの
ため息もつかないで

(スエヒロカズヒロくんへ)
2010 






女性の文字盤 

火曜日のマドンナは 九時半に僕の前で
伝票とメモを渡し
経理番の指先が 震えるのを見つめる

白銀の ブラウスの 聳え立つ頂きから
崖に咲く植物の 甘い蜜の匂い
何故僕なのか

女性の文字盤の上で 僕の秒針は
うつむき 折れ曲がったままで
ただ廻ったまま 夜を嘆くだけ

月曜日マドンナは 九時半に体を折り
泣きながら部長へ詫びる
髪に隠れた横目が 僕を見て笑う

女性の文字盤の上で 僕の短針は
先へも後戻りも出来ず
ただ震えたまま 朝を待つだけ

女性の文字盤の上で 僕の半身は
前へも後ろへも動けず
まだ回ったまま 全て漏らすだけ


名前を呼んでも君は見えない
針は広げてもソコにはいない
手探りをしても君に触れない
数字を吐くほど君は悦ぶ


(植田慶介くんへ)
2008



三つ目の猫

町に冬が来て 
君は暖かな南の学校へ帰っていった

僕は厚着して
夕暮れ帰り道  白い息を電灯にかざして

もう一度会わなくちゃ  三つ目の猫に
大学の跡地にいたんだ

早く見つけなくちゃ   三つ目の猫を
病気のあの子に 会わせたい

誰に話しても信じてくれないんだ
似顔絵を町じゅうに張ったよ

君はまぶしい絵葉書くれるけど
電話に代わってはくれない

もう一度会わなくちゃ 三つ目の猫を
工場のサイレンに消えたんだ
早く見つけなくちゃ  三つ目の猫を
三つめの瞳は何色?

見つめられたら  気を失って
目を覚ましたら 走れるようになってたんだ

もう一度会わなくちゃ 三つ目の猫に
団地で足跡を見たのに
早く見つけなくちゃ  三つ目の猫を
あの子の病気を治したい

もう一度会わなくちゃ 三つ目の猫に
土管に煮干を置いといたよ
早く見つけなくちゃ 三つ目の猫を        
元気なあの子に会いたい


(キッチンヘ)
2008





羊飼いのうた 


羊を数えて 幾晩が過ぎた
そろそろぐっすり眠りつきたい
おじいさん 早く会いたいな
いつもの話を聞かせてよ
聞かせてよ

もういいかい まだかな
もういいかい まだだよ

あの子が旅立ち 幾年が過ぎた
そろそろこちらの暮らしに疲れた
おかあさん みんな元気かな
自慢のプリンを作ってよ
作ってよ

もういいかい まだかな
もういいかい まだだよ

もういいかい まだかな
もういいかい まだだよ

羊を数えて幾年が過ぎた
そろそろゆっくり眠り果てたい


(千春さんへ)
2010







「パバーヌ」 

淡く頬染めた君の 
指先が滑り出す
拍手に応えた曲は 
逝ける時のパバーヌ

届いたチケットには
外国語の苗字が
眩しくてひとみ閉じる 
大きなホールの闇にもたれて

右の指が 奏でるほど  
蘇える細い痛み
二度と会わないでと  
なじりながらも抱かれた


いつか暮らし始めていた 
ピアノも置けない部屋で
僕の浅い夢信じて  
君は酒場で弾いた

うまく行かないとすぐに  
あたってばかりいたね
幸せに気付かないで  
嫉妬しているよ あの頃の僕に


左手が 奏でるほど  
蘇えるあの温もり
唄は捨てないでと 
寝言のように言ったね

立ち上がる拍手の中  
摺り抜けて夜の街へ
いつか亡くしたはずの 
遠い調べ 今 小さく強く

(ariさんへ)
1982




コム・デ・ギャルソン

キューティー キューティー
キュートな キュートな君に夢中だ

腕を組みトボトボと歩く君
背中越し泣いてるのがわかる
世界中を1人でしょいこんで
もげそうな羽を抱きしめる

赤茶色 猫っ毛の髪
フランスの少年みたいだ。

心に咲く蓮の花
甘い息薫らせて飛ばせ

瞳閉じて 叫びながら
ブリキのドラム叩けよ

留守番電話の奥 隠れて
月曜日 眠る君が見える
メッセージ送るから出ておいで
全て捨てるから海へ行こう

短い髪 青い胸
フランスの少年みたいだ。
そうだ 君は悪く無い
飛べない羊にされる前に

背中の声 振り向かずに
光に沿って進めよ

1人背中丸めて
ランチのまずいコーヒー飲んでる
窓の外流れてく
黒い小さな沢山の風船

その一つが 俺だっても
ライフルを打ち続けろよ

(伊澤 啓太郎くんへ)

1986
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よろこびとカラスミ 全歌詞

2010-05-09 21:17:28 | 池の上陽水歌詞



猫の体重の計り方

体当たりして跳ね飛ばされた世界の壁
その網戸の向こう 
闇の中の誰かを呼ぶ 狂いながら

明日手術をする猫の
高ぶる体 抱き寄せて
「ごはんよ」って君は

三人がかり捕らえられた台の上で
眠り薬 針を打たれ 
まあるい目が澱んでゆく

母になろうと泣く猫の
かすれる声に名を呼んで
「ごめんね」って君は

夏が終わり糸も抜けた 昼寝のあと
見たことない不思議な顔で
僕を見てる 外を見てる

母になれずに泣く猫を
「少し太ったな」と抱き上げて
「こうしてね」って君は

「ねっ」って君は


ikenoue yousui 2006





よろこびとカラスミ


夜の知らない道で 寒さから目覚める
僕はどこで産まれて 誰に愛されたの

記憶は無い 切ないだけ

喜びの神様が また僕をはめる
当てられたタクシーに君が乗っている

朝の目黒通りを 笑いながら歩く
君は駅に吸い込まれ 僕は店を探す

痛みはは無い 切ないだけ

喜びの神様が 又僕をはめる
旅先のバスタブで君が沈んでる

悪気は無い 眠りたいだけ

喜びの神様が 又僕をはめる
駆け付けた産院で君が双子を産む
極上のカラスミが 継母から届く
よそゆきの挨拶と 期限が切れている

何様が 又僕をはめる
喜びの何様が 又僕を試す
喜びの何様が 又僕を落とす
喜びの何様が 又僕らと遊ぶ


ikenoue yousui 2004




まずい水

鳥の騒ぐ音に目が覚め 今日も生きているが
記憶は砂漠の中 置き去られてもう歩けない

天井は空 カーテンは海 あの部屋が世界の全てだった
24時間抱き合い泣いて カラカラになった体に

水道の水 まずい水
両手で組んで 口移しで飲ませて下さい。

ひび割れた穴から 古い空気吐き出し吸うが
言葉さえ通じない この街からもう出られない

抱き合ったソファ 夏服の箱 君の未来へ運ばれて行く
からっぽの床 転がりあって カラカラになった体に

水道の水 まずい水
両手で組んで 口移しで飲ませて下さい

天井は空 カーテンは海 砂に立つドア開かれたまま
遠い名前をつぶやきながら カラカラになった体に

水道の水 まずい水
両手で組んで 口移しで

東京の水 まずい水
君の手で組んで 口移しで

水道の水 まずい水
君の手で組んで 口移しで飲ませて下さい
ダバダバ 田端



ikenoue yousui 2007




空のビン

さあ目を覚まして 空はまだ黒いけど
朝もやを吸う前に町を出よう

君のおにぎり たくさん詰めて行こう
あつあつと小さな手でぎゅっと握って

やっと手に入れたよ 夢の捨て場所の地図を
恐れるな くちびるをぎゅっと結んで

飛び立つあの空のビンに乗り 北へでも南廻りでも
その山に夢を葬れば
鳥たちが食い散らかして消えるよ 全部

どこかで聞いた 野生の青い馬を
見つけたら飛び乗ろう 走って行ける

唄が聴こえるね 追いかける風に乗り
振り向くな 凍る手をぎゅっと結んで

漕ぎ出すあの海のビンに乗り 西へでも東シナ海へでも
その波に夢を撒き散らせば
魚達がニライカナイへ運ぶよ 遠く

白い夜空の中 硬いお湯を飲み
埃だらけの君を抱きしめ眠る

鳴り出すあの陸のビンに飛び乗り 何処へでも明日へでも過去へでも
行きずる人らと交わすビンに酔い 
何もかも吐き出してしまえよ

擦り切れろ 擦り切れろ
僕の変われない心も  君の使えない言葉も
みんな 全て 全部

さあ目を覚まして ここにいるから


ikenoue yousui 2004




ポーチュラカ


ポーチュラカ ポーチュラカ 君の好きな花
ベランダにぶら下がり 真夏を見ている


ポーチュラカ ポーチュラカ 今年も咲いたよ
きれいだね 不思議だね 何度もつぶやく


ポーチュラカ ポーチュラカ 君の声がした
お布団の裏にでも 隠れているのかい


ポーチュラカ ポーチュラカ 今年は枯らした
白い湯気 そうめんを誰かが茹でてる


ikenoue yousui 2006



トリスタン諸島

泣き眠ったまま覚めない闇にいたんだ
話し尽きぬほど 終わりの無い夢さ

天から降る無数の糸を競って誰もがが昇ってゆく
千切れ落ちる途中で柔らかな指をつかんだ

激しい海流は街を流れ
僕の足を奪おうとするけれど

あなたの服を来て今日も歩くよ
少なくとも君がいる

瞬いてる間に みんな流れていった
風に泳ぐ花 手を振ったあなたの子供たち

灰色の霧 瞳を閉じていればその島が見えてくる
覚えていよう いつか絶滅する前に

激しい海流は音を立てて
僕の声を奪おうとするけれど

あなたの口癖を真似していくよ
少なくとも 君がいる

満月の海 一瞬道があらわれ その島と繋がる
迷わず行こう すべて絶滅する前に

激しい海流は日々を削り
砂の城を壊していくけれど

あなたの年を越え何故に生きるの
少なくとも君がいる

抱いてくれたから 少し眠れたんだ
話してもいいかい 青く澄んだ夢さ

ikenoue yousui 2001



三時のあなた

もう 夢見る僕達じゃ 
ないんだな ないんだな
もう 輝く僕達じゃ   
ないんだな ないんだな

君の声で 季節を知る
そんな事  いつ言ってたんだっけ
優しすぎる 和菓子のような日々だった
お湯を お茶を沸かすよ

もう 夢見た僕達じゃ  
ないんだな ないんだな
もう 理想の僕達じゃ  
ないんだな ないんだな

明日がもし恐いのなら
話しながら今日にしよう
静か過ぎて 少し寒い夜だったね
お湯を お風呂を沸かすよ

君の色で 季節を知る
そんな服 まだ持ってたんだね
眩しすぎて カメラのような日々だった
お湯を お湯を沸かすよ

もう 無理する僕たちじゃ 
ないんだよ ないんだよ
もう 昨日の 僕たちじゃ 
ないんだよ ないんだよ



ikenoue yousui 2007


coyote

眠りなさい
眠っていなさい
起きてても
今日はいい事もない

眠りなさい
眠っていなさい
起きてると
空耳がドアを叩くから

冷たい水に今夜も潜って
小銭を拾ってくる

眠りなさい
眠っていなさい
起きてても
今日はいい事もない

眠りなさい
眠っていなさい
年取って
泣かなくなった猫抱きながら

冷たい森にいつの日捨てた
こどもを探しに行こう

まぶしい街が怖くて捨てた
こどもを探しに行こう

眠りなさい
眠っていなさい
起きてても
ここににいい事はこないから


ikenoue yousui 2007




SIGN

君は本当は 
とても大きな大きな声で叫んでいたんだ
そのとても小さな小さな声は
誰にも届かずに 箱の中で腐ってゆくんだ

明日から落ちる熱い雨が 
君を土と水に変えても
そこからすっと伸びた草は 
君模様の可愛いダリアを咲かすよ

君は本当は
とても小さな小さな嘘を隠していたんだ
でもそれは大きな大きな嘘の誰かに見つかって
箱の外へ 海の外へ

昨日から鳴り止まぬ声が 
朝の急行に背中を押しても
彼方から吹き止まぬ風が 
夜の屋上で君を飛ばしても

消えない 窓の落書きに
生まれ来る 赤子の黒子に
教科書に書き込まれた線に
君の名前と僕のサインを送る 
サインを送る サインを送るよ

君は本当は 
とても綺麗な綺麗な唄を唄っていたんだ
潰された 綺麗な綺麗な唄は
空から箱から降って 誰もを狂わせるんだ

ikenoue yousui 2005









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「愛と哀しみのべネディット・第1話」(再)

2010-05-09 20:20:00 | 愛と哀しみのべネディット
「は~い、どうぞ。鍵は開いてますから~。」

奥から眠たそうな上原の声がして、
佐和子はその古い平屋の茶色い格子戸に手をかけた。
あれ、開かない・・
固いのか、何かが引っかかってるのか、都会人の細腕には無理なのか、
何度も引いたり押したり、力を入れたり斜めに捻ったりガタガタさせていると、
曇りガラスの向こうから縞模様の上原が近づいて来る。

「ああ、すいません。これ、ちょっとしたコツがいるんですよ。」
彼はそう言いながら、するすると簡単に格子戸を開けた。
「やあ、いらっしゃい。朝から遠いところを悪いですね。」
派手な縞模様のパジャマの上に赤いどてらを羽織っている。
縞模様の柄はセサミストリートだ。
彼はクッキーモンスターのような笑顔で佐和子を招き入れた。

「さ、どうぞ、どうぞ、むさくるしいところですが。」
小さな石の玄関にはスニーカーと下駄とダンベルが転がり、
4畳半程のいかにも男の一人暮らし的乱雑な台所兼ダイニングの奥に、
12畳はあるだろうか広めの和室が続いている。
いわゆるうなぎの寝床といった造りだ。

和室に通された佐和子は驚いた。

ギターだらけ・・・それもかなりの年代物のギターが、
丁寧に磨かれ、彼の手造りだろう,木のギタースタンドに乗せられ
ところ狭しと定間隔で配置されている。
それらは,裸電球にやわらかく照らされて鈍く暖かく光り、
まるで,本堂に安置されいる金色の菩薩像達のようでもあった。

そして佐和子は,その真ん中に鎮座する一体の12弦のギターに目を奪われた。
ビオラのような独特な形と,象牙のブリッジから続くひげの様な黒い飾り、
何故か悲しみさえも感じさせる高貴な輝き。
「ホセ・・・ベネディット?」
思わず呟いた佐和子の後ろから上原が入ってくる。

「そう、よくわかりましたね。レプリカなんですが・・
 それでも孫弟子の作らしく、それなりの値段でしたよ。」
彼はどっかりとあぐらをかき、コーヒーを2つ畳に置いた。
「どうぞ。インスタントですけど」
カップは不二家のプリンの容器だ。

「あ、すみません、いただきます。」
言われるがまま、ペコちゃんがスキーをしているカップに口をつけた。
甘い・・・最初から砂糖もミルクもたっぷり入っている。
佐和子は,ブラジルのコーヒーを思い出していた。
(どこでも苦くって、甘かったなあ、だからみんなあんなに太って…)

しかし、そんな思いに耽る間もなく上原は急に立ち上がり、
「さ、はじめますか。曲はたくさんありますし時間もないですからね。」
部屋の奥に山済みしてある黒いケースからギターを取り出し
(一体この部屋にギターは何本あるのだろう・・?)、
おもむろにチューニングをはじめた。
ボーン、ボーン、ボーン・・・
(あれ、7曲じゃなかったかしら・・
それに今日中にそんなにきっちり合わせるつもりなのかしら?)
佐和子は心なしか不安になった。
上原は練習の鬼として有名である。

外からはのどかなひばりの声が聞こえていた。

続く

※このたわいもない物語は全くのフィクションです。
一部、実名と似た名前や同じ名前が出てきますが、
ほんとに、あくまでもフィクションですから~
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