鶏山ゴム  メルヘンの丸焼き

世田谷が産んだ(本当は明子が産んだ)鬼才

池の上陽水=鶏山ゴムの詩や短歌

つまらぬ読み物等を不定期に綴ります

母音  全歌詞

2010-05-09 23:51:52 | 池の上陽水歌詞
母音

青い家
愛を追う

青い絵
愛を言う

会い 会おう
会い 会おう

青い王
老いを言う

愛を言え
愛を追え

会い 会おう
会い 会おう


ikenoue yousui 2009





君はアマツブ


君は小さくって きれいなアマツブ

今日も葉っぱの先で 一人震える

強い風に飛ばされたら

お池に落ちて水になるよ

揺れる葉っぱの先で 光るアマツブ



君は小さくって  きれいなアマツブ

あめんぼや蛙たちが アレコレほざいてる

明日へジャンプ 変わらなくちゃ

ポジテブシンキン 我がままだなあ

揺れる葉っぱの先で 光るアマツブ


ikenoue yousui 2006






サブウェイ

怖くはないから 持たれてお眠り
地下鉄は今 サイレン鳴らすよ
夜更けの車両は僕ら 二人だけ
疲れた体を 優しくレールのビートが包むよ

日時計仕掛けの 狂った世界に
心溶かされる前に どこか逃げよう
このまま止まらずに夢で見た国へ
銀のサブウェイ 連れてって

足に絡みつく 昨日の新聞
まだ海の向こうで戦いが始まるよ

今夜の映画も 見飽きたねなんて
ずっと昔は 泣いてたくせして
君を閉じ込めて 壊し続けた
消えない記憶も いつか映画のようにあせるよ

部屋に戻ったらスープを飲んで 
太陽が過ぎるまで眠っていようよ
怖い夢の中 追いかけられて
はぐれないように手を繋いで

闇に浮かぶエルドラド 移動遊園地
捨てられた君の笑顔 探しにゆこうよ
壊れた教会の下の 秘密のクラブ
煙たいレゲエのビートの波に漂っていようよ
このまま止まらずに夢で見た国へ
銀のサブウェイ 連れてって

たどり着いたのはいつものエスカレーター
また君を震わす 足音が聞こえるよ

空がきれいだ 星が十も見える
心が太陽にみつからないうちに さあ早く          

ikenoue yousui 1984







水道道路

形見のギター爪弾くように
やさしく君に触れた夜
朝が来るのを怯えるような
せつない君に触れた夜

君が先に眠ったら
一人部屋を出てゆく
水道道路まで出れば
帰り車拾えるさ

僕の人生はもう下り坂なら
君と落ちていきたいなんて
下らない唄 鼻歌いながら
大人の乗り物にも
慣れてしまったものだとシートに沈む

君が先に目覚めたら
一人食事すませて
昼に会える 決められた服と言葉をまとって
君の人生はまだ登り坂だから
背中押していきたいな

暗い地下の
部屋に倒れて
下水道の調べを聞きながら
眠れないシーツに沈む

君の人生をもう邪魔しないから
しばらくいてくれないか
海へ続くきれいな川を君と抱き合い
泳いでいるんだ  夢ならばいいだろう

ikenoue yousui 2002






夏送り 

ばあちゃんに手を引かれ
弟が 神輿追う
紺の浴衣 母さんの
ひざの傷 消えないね

ふと迷い混んだ里は 死に人だらけで
川で溺れた君は きれいな娘になった

かなかなと  日暮らしが
儚いと  日暮らしが

終わらない 夏の夜
山の味も 飽きて来た
暗闇に舟を出し
逃げだそう 二人して

流され付いた島は 罪人だらけで
手篭めにされた 君は火あぶりになる

逃げ帰った街は  百年経ってた
家も人もビルも 誰も僕を知らぬ

かなかなと   日暮らしが
馬鹿だなと  日暮らしが

ikenoue yousui2008






ホエン

もう一人では夜が怖いんだ
君の言葉送って

もう一人では朝が来ないんだ
君の今を教えて

今日も嘘だらけさ
穴埋めしなけりゃ
寝なくちゃ起きなくちゃ
起きるために寝なくちゃ

君の心の中に僕はいなくても
ほんの気まぐれだけで僕は救われる
いつになったら君に出会える
いつになったら君を忘れる

もう一人では夜が怖いんだ
君の様子教えて

もう一人では朝が来ないんだ
君の夢を送って

今日も逃げてばかりさ
穴埋めしなけりゃ
タック&パティを聴いても
優しい気持ちになれない

君の瞳の中に僕はいなくても
軽いお世辞だけでも僕は生きられる

いつになったら君に出会える
いつになったら君を忘れる
いつになったら君が消えてく
いつになったら君に出会える
それはいつ

WHEN WHEN WHEN WHEN
WHEN WHEN WHEN WHEN
WHEN WHEN WHEN WHEN
WHEN WHEN WHEN WHEN

ikenoue yousui 1990







ゴンドラ

抱きしめて   眠らせて  うずくまる君の
エアコンも壊れたまま  空の小さな部屋

エレベーターの途中で日付が代われば
逢いたいと言わせた 酔いも覚めるさ

ゆや~ん ブラインド越し 夜の光が  
僕らをゼブラに変えるけど
ゆよ~ん 閉じ込められた  
宙ぶらりんのゴンドラに

忘れたと嘘を吐く  眠れない君の
こぼれてく目の奥に  いつも誰かいる

風が抜ける部屋で  優しい人が待つ
それは幸せねと  意地悪な人

ゆや~ん 天窓の奥  見下す月に  
僕らは両手を伸ばすけど
ゆよ~ん 閉じ込められた   
行く先のないゴンドラに

寝言でつぶやいた 名前の振りして
汗のひいた背中 抱きしめるだけ

ゆや~ん 朝もやの中見下ろす街に   
僕らは声をあげるけど
ゆや~ん 閉じ込められた   
宙ぶらりんのゴンドラに
ゆや~ん もうすぐ落ちる   
宙ぶらりんのゴンドラ

ikenoue yousui 1990







スプリングハズカム

春は 嫌な季節だ
つらい別ればかりだ
黒い服を脱いで
ぬるい酒を飲み込む

写真じゃダメ  死んじゃダメって
君は猫を抱く

写真じゃダメ 死んじゃダメって
君は猫と眠る


春は脆い季節だ
空もすぐに泣きだす
傘なんかささなくても
からだ中に染み込む

写真じゃダメ 死んじゃダメって
君は猫を抱く

写真じゃダメ 死んじゃダメって
君は猫と眠る

春は怖い季節だ
古い声が聞こえる
花なんか買わなくても そこら中に落ちてる
騒ぐ街の隅で 苦い酒を飲み込む

ikenoue yousui 2010







冬のクロエ

鼻唄を唄いながら
君はビデで足を洗う
お決まりな 映画の後
中間の店 ふざけたハロウィン

シニョンをほどく 見なれかけた横顔
先に眠るよ 少し酔い過ぎた

もう泣かないで 変わっていないよ
君が笑えば 灯り消すよ
愛していると唄えば
夜が続いてゆける きっと

痩せた肩震わす君の
乾いた咳 目を覚ませば
夢の奥 棲みついてた
僕は冬のクロエに気づく

バカンス気分 暮らしはじめた夏は
白い部屋も 香る花であふれた
プリーツのスカート 広げて微笑む君は
朝もやに咲いた 睡蓮のようだ

もう泣かないで 抱いているから
君が眠れば 飲みに行くよ
愛していると唄えば
日々が流れてゆける<続いてゆける> ずっと

薔薇の国 長い旅する
約束さえ 忘れたまま
街中にソルドのポスター
僕は冬のクロエを探す

ikenoue yousui  1985






アニエスベーを着て


今度男に生まれて来たら

戦闘服着て撃ちまくるのさ

口もきかず

嘘も言えず

何も見ずに前へ



今度女に生まれて来たら

アニエスベー着てやりまくるのさ

口もきかず

声も上げず

何も見ずに朝へ



口もきかず

嘘も言えずに

何も見ずに前へ



今度子供が生まれて来たら

名前付けずに森へ返すのさ

森へ 森へ

ikenoue yousui 2010






お稚児白書をもう一度(曲・荒井由美)

いつか君と行った 映画が又来る
修行を抜け出して二人で出かけた

悲しい場面では 涙ぐんでた
青い剃り跡が 今も恋しい 

雨に破れかけた 墓脇きの卒塔婆に
過ぎ去った昔が 鮮やかに蘇る

君も見るだろうか ブエノスアイレスを
二人だけのメモリー 涅槃でもう一度

僕は不精髭と髪を伸ばして
レズ・ゲイ集会へもときどき出かけた

住職が決まって 髪を剃って来たとき
もう若くないさと 君に言い訳したね

君も見るだろうか ブエノスアイレスを
二人だけのメモリー 涅槃でもう一度

君も見るだろうか ブエノスアイレスを
二人だけのメモリー 涅槃でもう一度

ikenoue yousui 2008

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