定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

ローズガーデン・造作・工作物勉強会

2011年03月30日 | バラ日記

ローズガーデニングの楽しさは花を咲かせるばかりではありません。バーゴラ・アーチ・フェンス・トレリス・オベリスク・名札・テーブル・ガーデンチェア…などなどの造作物・工作物は、ガーデンに奥行きや変化や楽しさを与えてバラをより一層引き立てる為に無くてはならない舞台装置なのです。

それらを造園屋さんに頼めばプロの作った立派なお庭になるけれど、お金はかかるしガーデニング仲間からは良い評価は得られません。自分であれこれ考え、図面に書いて、ホームセンターで材料を探し、鋸で切ったり釘を打ったりペンキを塗ったりする工程自身を楽しみ、コツコツと思い描くマイガーデンを造り上げる過程が至福の時。

でも、あれこれ思い描くガーデンの造作・工作物を、いざ作ろうかと思い立った途端に、???の連続で頭を悩ませます。

デザインは?寸法は?材料は?道具は?どこで買うの?いくらで買える?いったい誰が作るのよ…。

そこで、ローズガーデンに似合うトレリス・フェンス・名札・バーゴラなどの手作りの造作・工作物を、設計図面や材料・コスト・作業手順等の資料をまとめ、実際に作った作品を見ながら造り方を勉強するランチ付のイベントを行いました。

伊豆ガーデニングクラブ・ローズ部会
3月イベント。ガーデン造作物勉強会

11:00 伊東市荻のホームセンター・ハンデイ伊豆中央店駐車場に集合。車数台に分乗。⇒ 伊東市街T氏邸ガーデンにて作品見学と作り方レクチャー ⇒ 大室台・人気の蕎麦処「い志井」で昼食 ⇒ 伊豆高原H邸ガーデンにて作品見学 ⇒ ジローガーデンにて作品見学 ⇒ハンデイで解散(15:20頃)

どの庭もバラは元気に芽を動かし、この春も一際美しく咲き誇ろうと準備万端の様子です。お目当ての作品を見学しながら感心したり納得したりメモしたり写真に撮ったり。

 T氏邸ガーデン
伊東市街地で海を望む絶好のロケーション。手作りの美しい庭に参加者からも称賛の声がしきり。バラも元気よくどの株も生育良好。そして作品のそれぞれを目にして歓声があがる。バーゴラ・アーチ・ガーデンチェア・道具掛け・バラのベッド・名札・トレリス・更に作業小屋まで…どれもこれもセンス抜群で作品の完成度が高い。T氏からレクチャーを受けるが、その作品の資料も専門家はだしであった。拍手喝采のガーデンでした。

 

H氏邸ガーデン
伊豆高原別荘地でナンバーワンの眺望と広~~~~い芝生のガーデンに、スッゴ~~~~イ!の歓声が。そのガーデンのもっとも目立つ見晴しの地に大きなバーゴラがド~~ン。両サイドの組格子が美しい大型バーゴラです。長~~い木製フェンスも美しい。そして圧巻は手作りの大型ガーデンチェア。なんとも華麗なデザインの三人掛けチェア。R(カーブ)がついた背もたれと手摺、手が込んでいます。これ、買えば○○万円は下らないだろう。

ジローガーデン
自我自賛です。アーチ・バーゴラ・つる棚などの作品を見ていただきました。二邸の素晴らしい工作物を見学した後だから、ま、こんなもんかって感じです。

三邸のガーデン造作物制作資料、これは他では手に入らない資料ですね。まさにガーデニング造作・工作物のマニュアルといって良いでしょう。この資料を希望の方はジローガーデンにて差し上げています。(A410枚の資料なのでコピー台100円をお願いね)

 


伊東市の被災者支援

2011年03月29日 | バラ日記

伊東市は東北関東大震災被災者救援に積極的な行動を!

3月26日の記事書き込みでこう訴え、同様の意見を伊東市にメールしたら、下記の回答が届きました。なるほど、県の取りまとめにより市内宿泊施設での受入れ準備を進めているとの由、納得しました。義援金受入れ窓口だけでなく、いろいろと被災者支援の体制を整えているんだね。でも、せっかく支援体制を整えているんだから、市のサイトや広報などでアピールしたらいいのに。じゃないと市の動きが判らないよね。

伊東市からの回答

「市内の旅館ペンションなどの宿泊施設を動員して被災者の受け入れを図ってはどうでしょうか。」とのご質問ですが、現在静岡県の取りまとめにより、同様のことを実施するため準備を進めています。(本市での受入人数は県へ報告済み)。また、個々の受入につきましては実施しています。
なお、宿泊避難場所は、仮設住宅ができるまでの間、被災各自治体ともにそれぞれの首長からをはじめ、仮設住宅の申込など地域の情報を迅速かつ確実に伝えるため、それぞれの被災市、町、村民が一箇所にまとまること、そしてできるだけふるさとの自治体近くの場所で生活を送ることを希望しています。
本市では、義援金窓口設置だけでなく、被災者のメンタルケア、医療相談、放射能測定案内、当座資金貸付、障害者・高齢者の避難者へのケア、学校編入、罹災証明の発行事務、就労支援、住宅あっ旋等々の体制を整えており、避難された方々にお伝えしています。

 


国を変えるダイナミックな国家戦略が必要だ

2011年03月26日 | バラ日記

福島原発の再運転は勿論、全国の原子力発電の新規計画やプルサーマル計画は、国民の不安感完全除去が前提となるが、それは限りなく困難であろうし、それを強行すれば民主党であれ自民党であれ国民の支持を失うだろう。一方、電力エネルギー無くして社会維持は出来ないし産業維持も出来ない。この際思いきった国家戦略の大転換を図るべきだ。無識者の発想かもしれないが思っている事をあげてみた。

1. 復興支援金確保の具体的目標額(例:10兆円)を掲げ、その資金確保の具体的方策(財政転換・新義援金促進策)と展開状況と使途を見える化。企業・個人の拠出する義援金に対する大幅な税制優遇。
2. 新規原発は認めないと共に、現行原発運転には更なる安全措置を講じたうえで20年計画で全ての原発を廃止。
3. 今後の原発政策により予測される不足電力分は全て太陽光発電によるエネルギーに依存。太陽光発電量確保の投資は猛烈なスピードと集中が必要。
4. 太陽光発電に関わる研究開発と事業展開に思いきった補助金投入や政策減税。太陽光発電に関わる法人税・事業税・所得税は10年間ゼロ。
5. 太陽光発電コストの上乗せ分は、国の負担(補助金等の税金投入)と電力利用者(消費者)の負担(値上げ)により賄う。快適コストの家庭負担増はやむを得ない。
6. 電気自動車への転換を急ぎ(脱石油と環境)、5年後の普及率50%、10年後の普及率90%とするなど世界トップの脱石油国家を急速に構築。(政策減税)
7. 今後の住宅・事業所新築は、耐震等級4・新次世代省エネルギー基準・一定の太陽光発電取得率を建築確認の必須基準とする一方で減税措置も。(誘導税制)
8. 介護・年金・福祉の使途目的税を前提として消費税10%に踏み切る一方、新たな国債の発行を禁止。
9. 行政機関の地方分散化(リスクの分散)を10年計画で展開。第一次地方移転として、司法省・文部科学省・農林水産省・厚生労働省が東北地方に分散移転する。
10. 議員定数三割削減と行政コスト(人件費)の一割一括削減を断固実施

いずれも従来の政策思考を踏襲するのではなく、国の有り方も方向性もダイナミックに変えていく大方針・国の新たなコンセプトが求められるのではないか。極めて強力なリーダーシップと実行力のある政治家が必要だが。識者はこの提言をフフンと鼻で笑うか。

 


伊東市は震災被災者支援に積極的な行動を!

2011年03月26日 | バラ日記

群馬県の片品村。人口5200人、尾瀬と温泉に頼る観光産業で成り立つ村だ。この小さな村のアクションは早かった。閑古鳥の鳴く観光宿泊施設を被災者の一時避難施設として提供、村あげての支援の輪を広げている。この村のサイトをご覧あれ。人口7万余の観光市・伊東市のサイトと比べても、その積極的な行動力の差を見せつけられる。

http://www.vill.katashina.gunma.jp/

震災被災者には全国に支援の輪が広がっているが、我が伊東市の支援は義援金の受付と社会福祉協議会による毛布の受付くらいか。水面下ではもっと支援策の検討がされているのだろうが、市のサイトでもそれらの説明が無いから市民には支援の動きが見えない。

伊東市は火山の上にのる地域であるし、目前の海には海底火山も抱えている。明日にでも起こり得る東海地震のリスクも高い。明日は我が身だ。もっと積極的に、今すぐの見える形の支援を期待したい。

片品村と同じく観光産業で成り立つ我が街は、どこの観光宿泊施設も宿泊客減少にあえいでいる。被災者の避難先として無償の宿泊施設提供を図ってはどうか。672軒3000人分の宿泊施設があるのだから。だが、市も業界にも動きが見えない。検討中であればもっとスピード感が欲しい。もし動きがあるのなら市民に知らせてほしい。積極的に応援したいから。宿泊施設提供には資金が必要だが、国、県、市、からの補助金を仰ぐ一方、被災者受け入れ一名につき一定額の支援を行うボランテイア市民を募ってはどうか。

更に、個人の家(部屋)を被災者に提供するボランテイアの窓口機能も展開してはどうか。義援金だけではなく、直接に被災者の助けになる支援をしたい。介護が必要な家内との二人暮らしだから現地ボランテイアには行けないが、親を亡くした子供さんだっているはずだ。親代わりになってもいい。


今すぐに飛んで行きたいけど

2011年03月22日 | バラ日記

悲しくて、寂しくて、寒くて、お腹がすいて、明日も見えない君の為に、今すぐに飛んで行けないのが苦しいよ。でも、君には日本中の友達がいるからね。

Carole King の You’ve got a friend を送るよ。

When you're down and troubled, And you need some loving care, And nothing, nothing is going right, 
Close your eyes and think of me, And soon I will be there, To brighten up even your darkest night.

You just call out my name, And you know wherever I am, I'll come running to see you again. 
Winter, spring, summer, or fall, All you have to do is call. And I'll be there. You've got a friend.

If the sky above you Grows dark and full of clouds, And that old north wind begins to blow 
Keep your head together And call my name out loud Soon you'll hear me knocking at your door

君が元気をなくしている時、困っている時、愛の慰めを必要としているとき。何もかもがうまくいかない時、目を閉じて、僕を思い出して。僕はすぐに飛んでゆくから。とても暗い夜だって僕が明るくしてあげる。

君が僕の名を呼ぶだけで、どこに居ようとも君に逢いに飛んでゆくよ。冬でも、春でも、夏でも、秋でも、君が呼んでくれたらすぐに飛んでゆく。君には友達がいるんだ。

もしも君の頭上の空が、暗い雲で覆われたら、あの北風が吹き始めたら、頭をあげて大声で私の名を呼ぶんだ。
すぐに僕が扉をたたく音が聞こえるから。 

 

 


東北関東大震災被災者に何が出来るか

2011年03月16日 | バラ日記

東北関東大震災の被災者の悲惨さを見るとたまりません。

被災地のお年寄り、子供達、妊婦さん、妻を、子供を、両親を失った人々、
切なくて悲しくて、何も出来ない自分が情けなく忸怩たるものがあります。今、寒さに震えている人たち、飢えている人たち、哀しみに胸が張り裂けそうな人たち、すぐにでも飛んでいきたいけど、なにも出来ない苛立ちでいっぱいです。

自分に出来る事は義援金と哀しみの共有しかありません。
せめて義援金位は精一杯の義務を果たします。

大震災で親を亡くした小さな子供を一定期間引き取ることは出来ないだろうか。空いている部屋もあるし、君の爺やになるのはどうだろうか。

伊東市はどのような支援を実践するのだろうか。火山の上に乗っかっている伊東市、目前の海に海底火山を抱える伊東市。いつか他の街の人々から支援を必要とする時がくるだろう。今、何が出来るか、今すぐに実行出来ることは沢山あるぞ。





おやじバンドJIRO'Sが動き出す

2011年03月06日 | バラ日記

福祉施設慰問ライブがスタート

今年の目標の一つである福祉施設慰問ライブ毎月実施が4月からスタートする。
おやじバンド・ジローズを伊東市社会福祉協議会に登録完了、ボランテイア保険にも加入した。ボランテイア会場への行き帰りや練習中や演奏会場などで万一なんらかの事故がおきた場合の損害補償を、登録メンバー一人280円(年)で保険できちゃうというもの。リスクヘッジはしておかなくちゃね。

参加メンバーは、植木屋さん、洋食屋さん、マッサージさん、カメラマン、リタイアさん、と仕事は様々だけど40歳代~60歳代の「おやじバンド」。最年長はボクだから一応バンマスってことになるけど、一番下手なんじゃないかなぁ。ギター・バンジョー・キーボード・ボーカルと一通り揃ったけど、仕事をもっている人が多いので練習日の都合も揃わないし、施設から依頼があっても対応可能な日が各自バラバラ。早速、市内の福祉施設から依頼の話があったけど、都合のつくメンバー揃わず、結局、ボクとキーボード&ボーカルを担当するSさんの二人で対応する事になった。

4月の慰問ライブは、特別養護老人ホーム「奥野苑」
入所者もデーサービスの人達も80歳代中心だから、みなさんが喜ばれる歌というと昭和20年~30年台のものが中心となるだろうし、児童唱歌も喜ばれるという。というと…思いつく唄は

星の流れに・悲しい酒・りんご追分・ゴンドラの唄・ああ上野駅・雨の御堂筋・川は流れる・君恋し・黄昏のビギン・テネシーワルツ・グリーングリーングラス・琵琶湖周航の歌・宵待草・北国の春・星影のワルツ・上を向いて歩こう・津軽平野…。

バンドメンバーでも、これらの歌を知っている人は60歳以上の年代に限られるから、益々対応出来る人が少ない。
福祉施設でのライブは、喜ばれる歌の選択も大事だけど、MC(曲よ曲との間のお喋り)も大事なんだよね。なにしろ表情の少ない方が多いから、楽しんでいただく為には、知っている歌を口ずさんだり、リズムに合わせて手をたたいたり、面白い話に笑っていただける事がとても大事なんだ。去年のクリスマスに家内が通っているデーサービス・ハバクリニックでの慰問ライブでも、MCの重要性を痛感したよ。
みなさんが喜んでいただければ演奏するボク達もハッピーね。

4月から来年3月までの一年間、月一回、計12回の慰問ライブを目指して「おやじバンド・JIRO'S」が動き出します。応援してね。

5月は伊豆ガーデニングクラブ・ローズ部会のバーベキューがあるから、青空ライブをやる予定。


入院顛末 最終回 退院 そして日常へ

2011年03月02日 | バラ日記

晴れて退院の日、娘が車で迎えに来てくれた。昨夜から何か遠足にいく前夜のようにワクワクして気分が高まっていた。そうか、入院の夜もこれで最後か、病院のご飯もこれで最後、痛い思いもこれで最後、やさしい看護婦さんともこれで最後、パラダイスともこれで最後、パラダイスのバニーガールともこれで最後(これ、妄想)。なんだか病院の全てが愛おしくなるなぁ。もう少し居ようかなぁ。

久しぶりの家だ。カミサン、きっと喜ぶだろうな。ジロー猫も嬉しくってそこらじゅう走り回るんじゃないかなぁ。玄関のドアを開ける。カミサンが笑顔で迎えてくれる。「アナタ、オカエリナサイ…」涙の再会だなぁ。その横からジローが顔を出す。ゴロゴロ、ニャハハハハァァ~~~。あまりの嬉しさに壁を駆け上がるはカーテンに爪をたてるやら…ふふ、目に浮かぶよなぁ。

帰りの車の中から見る風景も懐かしいなぁ。狩野川のせせらぎ、天城峠の遠望、中伊豆から奥野ダムをとおり、荻経由で大室山だ。もうすぐ山焼きだよな。そして我が家のある伊豆高原へ。あぁ、涙が出るなぁ。いよいよ我が家だ…。感傷が高まり、目が潤み、期待が大きく膨れ上がる。

たかが二十日間余の入院なのに、なんか何十年ぶりにシャバに出てきたオトウサンみたいだね。

で、家に着き、玄関のドアを開ける。

「ただいまァ~~~~~」

家内、車椅子に乗った姿で迎えてくれた。
「オカエリナサイ…」
心配かけたね、もう大丈夫だよ…。

あれ、ジローは?ん?
(ダイニングのソファーの上でシカトしてる猫がいた)


ジロー、オトーサンだよ、ジロちゃ~~ん(思わず猫なで声になるのが悲しい)

ン?アンタダレ?オヤ、オマエカ、フン

すっごい態度で猫口から外へ出て行った。そりゃないだろオマエ・・・期待は大いに裏切られ、浮世の冷たさが身に染みた。

退院して何が変わったかというと。

ベッド生活が続いたせいか、足腰の筋肉がすっかりおちたようだ。退院後三~四日はヨロヨロと足取りが危なかった。でも体力は急速に回復していった。日常にもすぐに戻った。だが、気が弱くなった。何事もネガテイブ思考になってしまった。これでいいのかもね、老後はおとなしく穏やかに…静かに暮らせればそれでいいのよ。

と思っていたんだけど、本棚の隅に隠れたように納まっていた文庫本を手にとって、またもや不良団塊の惑いが疼いてきたのよ。不良と聞いてピンときた人は不良です。そう、あの不良中年(あの嵐山光三郎ね。ボクより四級先輩だから、そろそろ七十かな)、彼の著作の「不良中年は楽しい・講談社文庫」を読み返す。いちいちもっともだ、そのとーりーー!グレちゃへばいいのだ!

不良になろう!

やりたいことやらなくちゃ!

人生短いのよ!

あっという間に後期高齢者だかんね

あの妄想、またもやウズウズと…。お陰さまで酒量もボチボチ戻りつつあります。泣いたカラスがもう笑うのね。喉もと過ぎればなんとやらです。懲りない団塊の見本です。

同情や慰めやお見舞いを寄せていただいた皆様に改めて感謝です。

入院顛末記、今回で終わりね。ながらくご清読いただき、有難うございました。