写真歳時記≪まさとしの一日一首≫――写真と短歌で綴るコラボ作品

きょうも生きた、泳いだ、自転車漕いだ。
その一日を、フォト短歌に仕立てる。
写真歳時記≪まさとしの一日一首≫。

出世不動山の麓におわします

2020-05-16 06:14:23 | 岩上禅定三昧
出世不動山の麓におわします 憤怒の貌で人救うなり
                    まさとし

きょうは、あの修験者の行場である日陽山東光寺に、
お参りした。紅蓮の炎を負う出世不動を祀っている。
岩梨山の麓にあり、大きな楓の樹に囲まれている。
その新緑のカーテンの向うに、三上山が聳えている。
秋になったら、きっと紅葉が素敵に映えることだろう。

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山中の一点となり禅定す

2020-05-14 06:36:47 | 岩上禅定三昧
山中の一点となり禅定す 宇宙の凛気ふかく吸い込み
                    まさとし

きのうの写真を、もう一度ご覧ください。
あの白装束の修験者は、こういう山中で
岩に乗り、禅定三昧に耽っているのです。
この写真で、どこにいるか分かりますか?
右手に見えているのは三上山(近江富士)、
私(撮影者)は妙光寺山に向かう山腹から
修験者の姿を捉えています。

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岩に乗り禅定三昧身動(みじろ)がず

2020-05-13 05:39:53 | 岩上禅定三昧
岩に乗り禅定三昧身動(みじろ)がず 三上の山を心眼で視る
                       まさとし

この岩の上で、きのうは法螺貝を吹いていた修験者――。
きょうはひたすら瞑想に耽っている。落ちれば危ない岩の上
なのに、ぴたっと張り付いたように、身動(じろ)ぎもしない。
きっと脳からα波がゆっくりと流れ、精神はこのひろい宇宙を
自在に往還しているのだろう。
氏の目の前には、三上山(近江富士)が端正な姿を見せて、
裾野を伸ばしている。新緑のなか、私の目も心も洗われた。

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