写真歳時記≪まさとしの一日一首≫――写真と短歌で綴るコラボ作品

きょうも生きた、泳いだ、自転車漕いだ。
その一日を、フォト短歌に仕立てる。
写真歳時記≪まさとしの一日一首≫。

高原に秋は来にけりコスモスの

2020-09-24 05:44:13 | 日本の四季
高原に秋は来にけりコスモスの やさしく咲けば温泉に入る
                       まさとし

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蝶も来てひとむら炎ゆる曼珠沙華

2020-09-23 06:47:03 | 日本の四季
蝶も来てひとむら炎ゆる曼珠沙華 コロナ熄(や)まねど季節はめぐる
                           まさとし

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六歳の孫はこわごわ近寄りぬ

2020-08-26 06:18:21 | 日本の四季
六歳の孫はこわごわ近寄りぬ わが膝の上のミンミンゼミに
                       まさとし

朝晩は涼しさを覚える二十四節気のひとつ≪処暑≫をすぎたが、
日中は相変らず残暑がきびしい。
先日、京都の長男の家に行った。孫たちを連れ、西芳寺川上流で
水遊び。まわりは松尾山の木立が鬱蒼と茂り、街中よりも涼しい。
ミンミンゼミが、鼻にかかったような声で鳴きしきっている。
すると突然、わたしの目の前に、なにかが落ちてきた。蝉だった。
蝉は地中で7年すごし、ようやく地上に出たと思ったらわずか7日
ぐらいの命しかない。その蝉も寿命が尽き、もう飛ぶ力もなくなって、
落ちてきたのだろう。
拾って帰ったら、六歳の孫が庭木の根元にそっと置いた。


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