Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

魅惑のケツ・ジャケ・サルサ。

2007-09-19 23:23:10 | Salsa / New York Latin
ケツの話題が続いているので、ケツなジャケットの一枚。

ルイ・ラミレス(Louie Ramirez)
『Como Nunca』(1975)

ラテン界のクインシー・ジョーンズと言われたルイ・ラミレスの75年のアルバム。
甘く切なく華麗に、を基本として、その上に、1975年なりのチョットだけ先端な音も取り入れてたりして、もぉ~、実に見事に適切に、スケベエなアルバムと言えましょう。軟派サルサの代表的一枚かもしれませんね。どう考えても、貴方の為の一枚デスよ。

スタートは、クローズドなヴォイシングのホーンがビシビシ、ではなく、アコピ、エレピ、ストリングスに、ささやき系ヴォイスからっスよ。「Unidos Los Dos」だって。結ばれたとか、結ばれてるとか、そういうコトを歌ってそうなタイトルですな。ケツは割れてると、当ブログでは言ったばかりなんデスけどね。

二曲目以降、ホーンは入って来ますが、70年代サルサ的なストイックな剛性感ではなくって、あくまでもゴージャス感を演出。
一番好きな曲は、三曲目に収録の「Sha-La Means I Love You」。バリー・ホワイトですね。サックスのアンサンブルが敷き詰めるカーペットのフロアを、オトナの余裕が踊るってコトでしょうかね。

四曲目。「Latin New York」。
個人的には、タイトルからイメージした、そのまんまの音で、あんまりにも想像通りだったので、逆にビックリした記憶がある。(10年くらい前ね。流石にリアルタイムではナイです。)華麗にして、熱くクールなマンボ・ジャズ。

五曲目。「El Mundo Nunca Cambiara」。
コレは、映画「カサブランカ」の劇中曲として有名な「As Time Goes By」のサルサ・ヴァージョン。熱くて甘くて最高デスな~。

七曲目には、どスタンダートの「Stella By Starlight」を演りマス。
華麗なアルト・サックスにヴィブラフォンで、デスよ。
あんまりにも、分かりやすい演出。
あとは、マルガリータに、目薬でも用意しておきマスかって感じ。

そんで、何故か、最後はオーセンティックな正統サルサの「Sabroso Guaguanco」。
ココに来て、長めのティンバル・ソロなんかもあるし、若干、フシギでもアリマスが、これで、アルバムが締まるンですね、きっと。ま、締まんなくてもイイと、ワタシは思うんですけどね。

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2 コメント

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Unknown (京都人)
2007-09-21 22:03:06
>アルバムが締まるンですね、きっと。ま、締まんなくてもイイと、
>ワタシは思うんですけどね。

ものがケツなだけに、やはり締まっていた方がよいかと・・・(^^ゞ
未聴ですが、いかにも多芸なこの人らしい内容のようですね。

>長めのティンバル・ソロ
そういえば(御存じかもしれませんが)、彼が、プエンテ・ナンバー
でティンバル・ソロを聴かせる映像もありました。
Timbalero : http://www.youtube.com/watch?v=6d9TIHUPpZI
Unknown (bugalu)
2007-09-22 21:21:45
京都人さん。

映像、見ました。
レイ・デ・ラ・パスも居るし、80年代半ばでしょうか?
(映像から感じる、80年代の妙な明るさは、USAもニッポンも変わらんノですね)

そう言えば、キーボード、ヴィブラフォン、ティンバルって、ラミレス師匠と、プエンテ大師匠は、演奏量の比重こそ違えど、担当楽器が同じだったのデスね。

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