社団法人 障害者武道協会 

福祉先進国のスェーデンでは、武道を活用し医療、福祉等に貢献しています。本会は、研究と人材育成、自立支援が目的です。

 国際交流部会&研究部会

2010-03-29 15:30:16 | 障害者武道講習会
『一般社団法人障害者武道協会』 国際交流部会&研究部会
第1回 研究会 議事録

日 時   平成22年3月20(土曜日)午後5時より

場 所   学士会館
国士舘大学武道徳育研究所 教授 中島  豸木
国際武道大学体育学部 教授 松井完太郎
社団法人東京都柔道接骨師会 副会長 橋本  昇
日本体育大学体育学部教授 藤田  主一 
社会福祉法人わらしべ会 理事長 丸山  正雄
国際武道大学大学院 教授 柏崎  克彦
明治国際医療大学 長尾  淳彦
株式会社ヘンレカ 代表取締役 小林  正季
(社)日本予防トレーニング協会 千島  直樹
鹿屋体育大学 准教授 濱田  初幸
東京有明医療大学 講師 櫻井  敬晋
東京有明医療大学 講師 徳安  秀正
マミー学園 渡邊  文春
医療法人社団 順洋会 理事長 下村   洋
医療法人社団 順洋会 常務理事 下村  節子
有限会社E.R.C 代表取締役 下村英里子

出席者             ≪敬称略≫

 ≪議案事項≫
1.スウェーデンの報告(障害者武道)
2.日本応用心理学会(京都大学)ワークショップについて
3.国際交流部会&研究部会のあり方について

1.スウェーデンの報告(障害者武道) ねわざ研究会  (報告者:中島 豸木)
・スウェーデンでは健常者も障害者も一緒に武道を行っている。初日、招待を受けた中
学校では畳がなく、護身術と予防トレーニング(スローコワ)の指導を行った。
   ・以前指導をした生徒が、教員の資格をとり障害者に武道を教えていたことに驚かされた。日本では見受けられないことであり、早く日本もこういう時代が来ることを願うばかりでる。

期 間 2010年2月8日~16日
場 所 SEWDEN
主 催 (社)障害者武道協会
共 催 笹川スポーツ財団
参加者 団長 中島 豸木(国士舘大学教授)
          監督 森脇 保彦(国士舘大学教授)
          団員 千島 直樹(JAPT理事長)
              大久保健一(JAPT理事)
              織田 茂裕(JAPT理事)
              藤田 晃平(国際武道大学学生)
              長嶺 利奈(国際武道大学学生)

※笹川スポーツ財団では、武道を障害者の自立支援や子供達の教育に取り入れることに大変興味を持っています。今後は、モデルケースを作っていき、全国に普及させていけるような事業を展開して欲しいという要望を頂き、今後何年かに亘りご支援頂ける可能性を示唆していただきました。今後は、関係各位の更なる積極的活動を期待しております。

2.日本応用心理学会(京都大学)ワークショップについて
   ・日本応用心理学会理事の藤田先生が紹介され、藤田先生から日本応用学会について説明がなされた。
   ・昨年は九州大学で開催され、今年は京都大学で開催されます。そこで障害者武道のワークショップをやってみないかなとういお話をいただきまして、みなさんと検討していきたい。(中島先生より)
   ・今年の京都大会の日程等について説明がなされた。(藤田先生より)

     共 催 : (社)障害者武道協会・国士舘武道徳育研究所
     日 時 : 平成22年9月12日(日) PM
     テーマ : 「障害者武道と心のケア」 (仮称)
     企画・司会 : 中島 豸木、藤田 主一、森脇 保彦
     話題提供者 : ポントス・ジョハンソン(スウェーデン・ABCD)
               仲野  猛(愛媛県・マミー学園)
               東  隆史(枚方市・わらしべ学園)
               角杉 昌幸(都立青鳥特別支援学校)
     指定討論者 : 森下 高治、中島 豸木
     記 録 : 山崎製作所(VTR・CD・報告書・etc)
《これらに関しては計画の段階》

   ・障害者武道協会からポントス・ジョハンソン氏(スウェーデン・ABCD)を招待し、京都に来ていただく予定です。本人の承諾は得ている。(中島先生より)
   ・この時期に世界柔道選手権大会が開催されるが、出来るだけ多くの人に参加していただきたい。(中島先生より)
   ・京都大会参加者の宿泊交通費に関しては、徳安が取りまとめることで決まり、長尾先生より宿泊場所を、ご紹介していただくことになった。
   ・日本応用心理学会入会について説明がなされた。(中島先生より)
   ・最後に出席いただいた方々より協力する意向が確認された。

3.国際交流部会&研究部会のあり方について
   ・濱田先生が日本武道学会で発表(抜粋)した内容の報告がなされた。
   ・知的障害者への柔道(武道)指導法の確立。効能の科学的検証。指導者の養成。社会的認知度の確立などの問題事項を、この研究会の中で基礎的なものを作っていかなければならないと思う。(濱田先生より)
  ・安全性を考慮した施設が求められる。(中島先生より)
  ・科学的検証をしっかりとしていかないと指導法などの確立は難しい。(中島先生より)
  ・社会的認知度が薄い為、今後認知度高めていくことが課題である。(中島先生より)
  ・今後、スウェーデン・オーストラリア・韓国との交流を計画している。(中島先生より)

  4.その他
    ・平成22年度 第2回障害者武道協会理事総会について中島先生からご案内があり多くの方々に参加を呼びかけられた。
日 時 8月2日(月)
場 所 静岡県浜松市  (詳細は、決定次第ご案内いたします)

※「日本視覚障害者柔道連盟」主催の全国学生大会(7月31日)、合宿(8月1日~2日)が『浜松武道館』で本年も開催されます。本年もまた当協会は、大会開催と合宿にご協力させていただきます。その日程に合わせて8月2日の理事総会開催を予定いたしました。

以上 議事録作成者 徳安 秀正
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