おはようございます。短編集『
シャーロック・ホームズ最後の挨拶』に収録されている表題作「最後の挨拶」(His Last Bow)をきのう読み終えました。
この作品は、1914年8月、第一次世界大戦直前のヨーロッパが舞台です。ホームズは60歳になっているそうです。おそらく、この話に登場するホームズが、全シリーズの中でもっとも歳をとっていますよね。
探偵を引退し、サウス・ダウンの小さな農園で、養蜂と読書にふけっていたホームズは、外務大臣や総理大臣の依頼によって、国際的に重要な事件の解決にのりだします。
ホームズとワトソンがむかしを懐かしむ場面では、読者のぼくもおなじように懐かしい気持ちになりました。あの冒険の日々は、もうずっとずっと昔のことなんだなぁ、って。