新史太閤記 (上巻) (新潮文庫)司馬 遼太郎新潮社このアイテムの詳細を見る |
大それた夢を語ってみるというのも、いいものですね。
猿(秀吉)は交渉の名人です。
いま敵方の竹中半兵衛を味方につけようとしています。
でも半兵衛はなかなかイエスといいません。
そこで…
猿はついに、「天下のためでござる」という思わぬ言葉を出した。今の織田家の微弱さで天下を思うなどは世間の目から見れば笑止であろう。
織田家は天下をねらっている、だから力を貸してくれ、というわけです。
笑われてもなんでも、大きな夢を口に出してみる…。うん。気持ちがよさそうです