日本の美、盆栽

春夏秋冬、様々に変化していく木々、
いつも心を和ましてくれる盆栽に乾杯!

心配 !! 樹に元気がなくなってきた

2008-10-24 10:01:30 | Weblog

   深 山 霧 島
 信州地方はぼつぼつ平野部でも初霜を見るようになります。朝晩は冷え込み炬燵、ストーブなど恋しくなる時期が到来、秋は盆栽も成長が止まり、植替え、施肥、潅水、消毒等こまめに手掛けてきた成果が見え喜びもひとしおの反面、来年の培養管理に向け良かった点、悪かった点を振り返ると共に、来年の培養管理に反映して更にレベルアツプを図りつつ楽しんで行きたいものです。この樹は昭和57年に購入し今まで大切に管理して来ました。3年前くらいからなんとなく樹に勢いがなくなったように感じ、枯死してしまうのではないかと心配している所です。10月に蕾を全部摘み取り樹に負担を掛けないようにしています。深山霧島は根の生育がサツキと比べ早いという方ではなく植替えは植え土がしまり、水排けが悪くなる(根が固まる)前に植替えをして、整姿は上部(上枝)を大切にしてあまり強く切り込まないようにして樹に負担を掛けないようにしています。霧島は暑さ、寒さにも丈夫な樹で夏場の強烈な照りにも充分に耐えてくれる樹で、かえって日当たりが良いほうが樹が締まって出来ると思います。私は花時の霧島より、秋になり葉が色づき締まった樹が大好きです。

 

 

 12年前の写真です。私が愛樹の手入れをしているといつも孫が私のそばで遊んでいました。この鉢は冬の寒さで凍み割れてしまい適当な鉢がなく現在の鉢に入れて見ました。


苔ジャコウ草

2008-10-02 15:57:57 | Weblog

平成5年頃、勤務先の友より苔ジャコウ草を少々頂き、赤玉土、軽石、鹿沼土の配合で植付けて見ました。どの様な環境下に自生しているか、又、正確な培養方法の知識も無く現在に到っています。花は8月~10月に米粒位の大きさで、薄ピンク色の可愛い花が咲き、性質はきわめて強健で茎は地をはい、つるのような細い枝に細かな葉をびっしりとつけ、マツト状に広がり、見方によっては苔のように見え石附盆栽の添えに付けると、ジャコウ草が自生地そのままの表現をかもし出し一層盛り上げてくれます。臭いは摘み取り指で揉んで見ると、ほのかに品のよい臭いがします。私の身近で見るジャコウ草は、秋キノコ採りに山地帯に入ると、わりと日の当たりのよい乾燥地に生えています。伊吹ジャコウ草は芳香がするのですぐに判ります。

 

 

植替えのとき余りこの鉢に植えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

数年前石付盆栽に付けてみました。