日本の美、盆栽

春夏秋冬、様々に変化していく木々、
いつも心を和ましてくれる盆栽に乾杯!

茅葺の我が家

2006-06-30 22:42:51 | 懐かしき風景
懐かしき我が家
昭和43年まで、この家で家族8人仲良く暮らしていました。お爺ちゃん、お婆ちゃんが元気な頃は、よく四季折々の行事が行われました。朝早くか庭先で薪をたき、もち米を蒸し、玄関先での餅つき、お正月には家族全員での花札など、色々な行事を行いました。庭先にはリンゴ(品種:国光)の樹があり、夏には蝉が脱皮をした抜けがらがあり、秋には硬い実をよく食べたことなど、日本のよき風習が一杯詰まっていました。
残念ながら、時の流れには勝てず、平成16年に解体しました。写真を見るたび、遠き日の記憶が次々と感慨深く甦ってきます。
前回までの投稿記事にあたたかなコメント頂き、この場をおかりし、心よりお礼申し上げます。

盆栽

2006-06-27 10:08:40 | 盆栽

幼き日々、懐かしき心の風景を創作しました。
創作イメージ
幼き頃、木曾谷で見た岩山に囲まれた谷川の流れと、釣り人の懐かしき風景を創作してみました。
プロセス
昨年、桜が開花する頃、石に付けて見ました。石付きのよい所は、苔などが自然を表現し早く見られるところだとと思います。
材料
揖斐川竜眼石(岐阜県の揖斐川町で採石されています)・米栂・キンロウバイ・苔ジャコウ草・苔・赤玉土・桐生砂・ケト土

盆栽

2006-06-23 13:14:35 | 盆栽
 はぎ  

6年前に年配者より模様木のはぎをいただきました。なんとなく、はぎらしさを感じとることはできませんでした。はぎらしさを表現できないかと、検討した結果、懸崖樹形にして、雑木が風になびき、爽やかな音を感じ、柔らからしさを表現することにしました。今日までの培養管理の経過は、3月中旬に幹に曲をつけると共に、現状の枝葉をなるだけ残し、強い枝と小枝を剪定をし、骨格を主に改作をし、赤玉土・8割 桐生砂・2割の割合で植替えをしました。1年目は強い芽を摘む程度で樹に勢いをつけました。2年目よりこまめに芽摘みをして、管理は他の雑木類と同じ管理をしています。

追記
只今、信州・H短期大学で60歳からの講座を受け、ブログにはまり楽しくチャレンジをしているところです。

  私の好きな四字成句  一生懸命

         

盆栽(さつき)

2006-06-20 16:30:38 | Weblog

 

さつき(紫王)

 この皐月は今から31年前に、今は亡き化粧品店の主より譲り受け、我が子のよう大切に育ててきました。私は花を楽しむより、秋の霜が下り葉が紅葉したところが大好きです。いつも花時には花を見ずに、樹の生育を第一に蕾は摘み取っています。久しぶりに今年は花を咲かせました。写真の状態は満開に至っていませんが投稿してみました。


盆栽 (姫りんご)

2006-06-15 09:49:15 | 盆栽
この盆栽は、昭和48年植木市で安価で購入しました。蛸作りで面白くなく、芯を立替斜幹に改作しました。秋の実を鑑賞するのを楽しみにしています。鉢のことは良く判りませんが、鉢映りが悪いと思います。手ごろの鉢がなくきゅうきょこの鉢に植えてみました。知多半島へ家族旅行の時常滑に立ち寄り記念に購入しました。

盆栽(大輪キンロウバイ&ギンロウバイ)

2006-06-13 14:31:31 | Weblog

今年も信州の厳冬を乗り越え綺麗に咲いてくれました。挿木より10年経過しました。高山の風雪に耐え生き延びる生命力を表現して見ようと、吹き流樹形にしてみました。本格的に鑑賞できるようになるのはいつのことか?いつまでも友達でいたい一鉢です。



この樹は庭より鉢に移し10年経過しました。キンロウバイに比べ(成育・太り)が遅いですね、皆様方の棚・庭では如何でしょうか?

盆栽

2006-06-09 09:27:04 | Weblog
小品(キンロウバイ)

この盆栽は挿木より根上り樹形に仕立ててみました。今日までに至るまでのプロセスを紹介いたします。
挿木4年目に根を水洗いします。
アルミ線の細いものを根に巻き曲をつけます。
素焼きの深鉢に植え土を80%入れます。
ビニールの厚めのものを直径8cm・長さ13cmの筒形にしてホチキスでとめて作り、水苔を荒めの篩いで擦り落としたものを、鹿沼土と混ぜ植え土を作り筒の中に根を傷めないように丁重に詰めます。鉢に立て残りの20%の植え土で筒が倒れないように植え土を入れます。
1年目は根が元気になるように管理します。

2年目から徐々に鋏でビニールを切り根を露出して行きます。(3年位を目安)
完全に根上り部分が出来たら普通の管理をして好みの樹形に仕立ていきます。

欠点
この鉢は大正初期の灰皿です。鉢映りが悪いですね。


盆栽

2006-06-05 10:17:44 | Weblog
盆栽(八重咲き金露梅)
この盆栽は、八重咲きのキンロウバイです。盆友が挿木して3年経過したものを頂き12年培養管理してきました。
いつも疑問に思うことは、八重咲きのキンロウバイが自生しているのだろうか、又は、園芸種だろうかいまだに判りません?
キンロウバイは、亜高山~高山帯に自生する落葉低木ですが、私が自生地で見たのは、八ヶ岳ピラタス横岳ロープウエーの坪庭です。樹形は株立ちが圧倒的多く、他にはこれ言う樹形はありませんでした。
写真の盆栽は、自生地の厳しい条件を想定し、やはり吹流しか、株立ち、懸崖樹形が適していると思い懸崖樹形に作り(私の経験では成育上作が良い)、厳しさを表現してみました。
厳しさを楽しむなら花時より寒樹が一番と思います。