日本の美、盆栽

春夏秋冬、様々に変化していく木々、
いつも心を和ましてくれる盆栽に乾杯!

赤松(芽切り)

2008-06-17 16:05:49 | Weblog


この樹は所有者の許可を得て山採りをしました。私の棚に仲間入りした時は平凡な模様樹木、いつの間にか棚の隅に追いやられていました。幾年前の春先になるか記憶はさだかではないが、退屈しのぎに現在の姿に改作をして見ました。幹は落雷か春先の湿った雪の重みで折れたのか色々な要因が想定されます。途中の枝に切り込みを入れ曲げて落枝にして見ました。妻はこの樹を見てへんな樹と軽蔑したように言います。でも、近所の大工さんが私の盆栽棚を見に来てくれた時一番にこの樹を気に入ってくれました。それから培養管理に熱が入るようになり今日に至っています。

 

この写真は現在の樹形です。ミドリも威勢良く伸び、葉に展開する寸前の写真です。このまま放置しておくと樹形も乱れ見られなくなります。そこで枝作りを兼ね新芽をあえて元から切って二番目を出させることにより、長く伸びる葉を短くでき、芽数を増やし、枝の間延びを抑える効果があります。この様な苛酷なことを行うのは、人では手術を行うようなもので樹にとっては大きな負担となるので、新芽に力があることと、健全な樹勢を保っている樹でなければ芽切りはできません。




 芽切り

大まかな説明で理解していただけたでしょうか?

芽切りが終わると7月下旬~8月上旬に芽欠き作業が待っています。後日紹介して行きたいと思っています。
 


つるはながた

2008-06-01 16:20:07 | Weblog

  つるはながた(ヨーロッパ高山性さくらそう)

3年前、高山の厳しい環境に可憐に咲く花をイメージして石に植えてみました。花を多くつけるのでなく、全体的にバランスを見ながら少なめにした方が「らしさ」が表現できると思います。

花 アップ