日本の美、盆栽

春夏秋冬、様々に変化していく木々、
いつも心を和ましてくれる盆栽に乾杯!

大寒、鉢も凍てついています。

2008-01-21 15:28:28 | 盆栽

大寒を迎えたキンロウバイ



昨年の開花期(6月)

 大寒を迎えた寒樹

今日は大寒、寒さがもっとも厳しい時で、節分頃までは炬燵にもぐり我慢、今朝のムロの7時時点の温度はマイナス5度になり鉢が凍てついていました。

この樹は挿木してから記憶は定かではないが9年から10年は経過していると思います。

今でも毎年6月になると挿木をしています。剪定した枝を安易に捨てるのも耐えがたく、つい挿木をしてしまいます。

妻はそんなに増やして鉢が増えるばかりでどうするのと言いますが心配無用、自分で管理できる鉢数は限界があるので増えた鉢は近所の奥さん、盆友に、分けてやるか、庭に植えて鉢数のバランスをとっています。6月の開花時期になると近所の奥さんが毎年お宅でいただいた挿木、今年も綺麗に咲いたと言ってくれます。

この樹は、遊び心で3本の挿木を3年間芯だけ延ばし、わき芽はしごきとってしまい(箸の先に葉が多少ついているような状態にして)縄状にあみ、幹になる部分を棕櫚縄でまき、更にその上から針金で幹模様をつけ幹になる部分が癒着するまでじっくりと待ち、癒着しったころあいを見て棕櫚縄と針金をはずし、後は枝となる部分に多少針金をかけ上下のバランスをとります。目摘みと、花柄を摘むだけで枝はできていきます。あまり込み合う所は鋏ですかして、風通しと、陽光が充分に当たるようにします。

 


私の別宅

2008-01-10 11:31:56 | 盆栽

私の別宅

このところ春のような陽気が続き気持ちも、体も軽やかなこの頃。

写真は私の憩いの場(もしかしたら精神安静の)逃避の別宅かも知れません。

今日は天気がよく黒松の手入れでもと思い、周りの家財に囲まれながら冬の陽光を浴び日向ぼっこ、気の向くままに手入れ、人、一人として通らず、風の音のみ、野良猫がチラリと振り向いて何をしているのかなと言うよう顔で通過いて行く、裏の檜にシジュウカラの団体さんの賑やかな鳴き声、これから3月末まで盆栽の手入れ(姿整)時期、天気がよく温かな日は、別宅に足を運ぶ回数が多くなる。

 


新年を迎え

2008-01-01 08:01:27 | Weblog

明けましておめでとうございます。皆様方には輝かしい希望の新年をお迎えになられたことと、心よりお喜び申し上げます。

旧年中は浅学非才の私の投稿記事にアクセスして頂き有り難うございました。

本年も趣味の盆栽記事を気楽に楽しみながら投稿していきたいと思います。宜しくお願い申し上げます。

 錦 松

 

 

私の盆栽棚に仲間入りして33年経過しました。錦松は黒松の変種で、樹皮(コルク質状)が異常に発達して脱落しにくい性質のものを錦松と言うようです。

地際のクビレは接木の台木に黒松を使うためです。錦松の部分だけ皮が爆ぜ、黒松の台木は皮が爆ぜなく足元が貧弱に感じますが、このアンバランスが見方によっては上部が豪快に見えると思います。樹皮が大きく爆ぜ、豪快さと迫力を感じると共に古さを感じさせてくれます。

培養管理は黒松と同じ管理をしていますが、整姿の針金掛けだけはしません。見所の樹皮が脱落してしまうためです。