信州に待望の春が来るのは全国各地の梅の開花のニュースも下火になり、桜の開花がテレビで報道される頃にようやく訪れます。
外ではまだ寒い風が吹き荒んでいるのに、ムロの中は一足早い春に、気の早い雪柳、カエデが芽を出し春が来たと告げている。
3月に入ると温度が上がってくる。ムロの寒気も悪くなり、窓の少ないムロではむれるようになる。
雑木類の発芽の早いものは「ふかし芽」にならないように日当たりのよい軒下に移して外気に慣らし、下旬には雨の降る前か、その時に外棚に取りだし芽を強く育てるようにする。
ムロの中で芽を出すと、力の無い弱い芽になり、芽が出たからと外に出せば低温、霜で柔らか芽を傷つけ、再び新しい芽を出すには木に2年分の負担が掛かり、後の木の生育に大きく影響してくるので気を付けましょう!
信州ではお彼岸の頃より雑木から植え替えが始まります。その場で慌てないように今から植え土の準備をして植え替えがスムーズに出来るように準備して置きます。
私は植え土に赤玉土:桐生砂を主に使用していますが、桐生砂はタライに入れ、水洗いをして、軽く風化したものは浮いて来るので流し捨て、ミジンコを抜く為によくかきまわし流し去り、不純物が無くなるまで丁重に洗い、天日で良く乾燥してから使うようにしています。
実成りを楽しむように買い求めて4年が経過しました。
幹に対し枝が細くバランスが取れていないため、当面実成りをあきらめ枝作りにポイントをおき管理をして来ました。
葉で隠れ、幹、枝の等の状態は判りませんが、今の状態では多少は見られます。
葉をふるった状態です。購入当時より多少は枝がこんできました。
今回は陽光がどの枝にもバランス良く当たるように邪魔になる枝を落としアルミ線を掛けて見ました。
この樹は左に幹の流れがあるので、樹芯も左に流れていなければ不自然。将来は直立した樹芯は切り落とし芯を立て直す。今年は葉刈りをして小枝を増やす。
上から撮影、どの枝にもまんべんなくお天道様があたり、風通しが良くなった。