乳癌になりました。

病院&病気ビギナーの初めての乳癌体験記

手術前夜 ~手術前後の段取りが知りたい!

2011-11-25 | セカンドオピニオン~初めての手術入院まで
やっぱり月曜火曜と働きすぎて水曜日は寝たきりみたいになっちゃいました。
そして木曜、こんな時間に帰宅・・・・。成長ホルモンが~~~・・・。
ま、徐々にやっていきますね!


さて、まずは手術前夜のお話。



実は手術の前、外泊許可をいただいて家に帰っていた私。

病院に戻ったのは手術の前の晩、お夕飯前でした。




入院前に検査は終了、入院初日の書類手続きや説明もひとしきり終了。なので、手術前の晩はおだやかなものでした。

しかし!

心配性の私。手術前および手術後の段取りがいろいろ気になってしまい、看護師さんにお願いしてあらためて手術前後の段取りを教えていただきました。

以下は、そのときのメモです。 (★は後に得た追加情報)
あくまでも私の場合は・・・という一例としてご参照ください。


<手術前日にすべきこと>

■朝10時から手術だったので、前夜21時以降は飲食禁止。お風呂済ませておく。

■手術当日だけ、ナースステーションに近いお部屋に移動するので、一泊の荷物を準備する。しかし貴重品はお預けできないので、貴重品は、別途、家族に預ける算段をするか、貴重品入れに入れて、その鍵を家族に渡す。

■ちなみに私が用意したのは大体下記のようなもの。

*バスタオル 1
*体を拭くタオル 1 (手術後なので、お風呂代わりに朝看護師さんがお湯で拭いてくださる)
*手術翌日朝に着る着替え(寝巻き、パンツ、ホスピタルブラ)
*手術翌日朝に使う洗面道具
*手術翌朝のごはんに使うフリカケ
*体温計
*ティッシュペーパー
*コップと曲がるストロー(手術当日のうがい用。水が飲めないので、場合によってうがい。寝ながらなので、曲がるストローが必要)
*ミニ時計 (何時か知りたいので)
*S字フック (荷物かけるため)
*イヤホン+TVカード (TV見るなら必要)
*ベッドの柵にかける小物入れ(手作りのものを家族から借用)
   →★この小物入れ、超役立ちました。TVリモコンと携帯を入れておきました。
     ベッドの上は、気分が悪くてウネウネしちゃったので、ごちゃごちゃ。
     顔の横の柵にかけておいたら、すぐとりやすくてホント助かりました。

★用意しても使わなかったものとしては

*TV誌・・・読むほど元気じゃなかった
*めがね・・・かけるほど元気じゃなかった

また、手術の朝は術衣に着替えて移動なので、その際に着る紙パンツといつものスリッパは別枠です

あと、家族に渡す貴重品をまとめたり、貴重品をかぎのかかるところに入れたりする準備も別枠にて

★余談:次回ほしい!と思ったもの。

*腰枕!!

実は、手術で仰向け、部屋に移動しても仰向けで、腰に負担がかかったらしく、強烈な腰痛に襲われました。自分がよもやこんな腰痛もちだったとは!!

腰枕、というもの、まだ探したことがないのですが、腰の下に小さいクッションを入れられたら・・・と何度思ったことか。

腰の筋肉鍛えればこんな悩みないのかな。


<手術当日の流れとポイント>

6:00 起床 検温
        右気房に麻酔シール貼っていただく
        顔あらっても、化粧水などはつけないこと
       
8:45 アイソトープ注射を受ける(その治療室に移動)
     トイレすませておく

9:00頃 看護師さんが手術衣、手術帽をもっていらっしゃる
      →着替え、身支度(紙パンツ、ゴムで髪まとめる)

9:15頃? 30分までに手術室入りなので、看護師さんが呼びにいらっしゃる。

     *1泊分の荷物は看護師さんが1泊するお部屋にもっていってくださるので、
       バッグなどにまとめて分かりやすくおいておく

10:00~ 手術

手術後 約1時間後  回復室で麻酔さめるのを待つ。
           さめたところで1泊するお部屋に移動。
           ここで付き添い家族と合流。貴重品など受け取る。

<手術当日午後以降~>

*痛みが結構出てきたら

→ すぐナースコール。「点滴の痛み止め使って下さい」とリクエスト。
  点滴なので、即効性高し。

*腰痛

→ 必要に応じて腰の下に入れる枕リクエスト

*夕方?

→ 主治医の先生が傷の様子を見にいらっしゃる。
  (ここでいつから水分をとっていいか質問しておくと良い)

*うがい

→ 水分は先生のOKが出るまでとれないが、うがいはOK
  その際はストローを使用

*点滴(抗生剤)心電図モニター、酸素など 

→ 大体翌朝までつけていることが多い

*睡眠薬は20時以降?看護師さんに相談


<手術翌日>

6:00 起床 検温

8:00 朝食

朝食後  看護師さんと一緒に術衣からパジャマに着替え(体拭いていただく)
     ・ホスピタルブラするかどうか、ここで看護師さんに質問

昼ごはん前には元の病室に戻る

<そのほか>

*主治医の先生は一日一回傷の様子を見にいらっしゃる(5分程度、夕方?)
  → 退院のメドはこのときに先生に伺うのが良い。(手術翌日以降?)

*手術当日&翌日は比較的痛い。
 当日は点滴の痛み止め。翌日からは飲み薬の痛み止め。
 点滴の痛み止めは4時間ごと。飲み薬の痛み止めは6時間ごと。
 飲み薬の痛み止めの飲むタイミング例としては・・・
  (朝9時過ぎ → 午後3時過ぎ → 午後9時過ぎ など)

*手術翌日はなるべく歩く(体力回復、お通じのため)

*シャワーは手術の翌々日からOKの予定 → 看護師さんに確認のこと

*抗生剤の点滴は手術翌日の晩ないし、翌々日の朝まで


・・・とこのようなことを伺い、メモってようやく落ち着いた私でした。

どうすればよいか分かってないって不安なんです。

自分は何をすべきか、また、自分がどういう状態に置かれて、どういうことが起こるのか。少しでもわかっていると準備できてほっとしました。

もしこれから初手術を受けるという方がおられたら、
ぜひ看護師さんにお時間作っていただいて気になることをおききになってくださいね。

そして、病院によっても、患者さんによっても、いろいろ違うと思うので、私の例はあくまでも一例としていただいて、ご自分のケースはどうなのか、諸々あらためて担当看護師さんに確認なさってくださいね。


ちなみに、お話は別部屋で伺いました。

やっぱり自分のいる大部屋では長い話は他の方にご迷惑ですし、あまりに些細な質問が多くて皆さんをうんざりさせたくなくて・・・。

しかし、こんな細かいあれこれに懇切丁寧に対応してくださった看護師さんに深く感謝です

その方のおかげで、手術当日~翌日を安心して迎えられたのですから。


そして心もすっきりしたところで、睡眠薬をいただいて、ぐっすり眠ったのでした。



もう遅くなりました。それではこの続きはまた今度です。

今日も読んで下さってありがとうございます





















退院しました!

2011-11-22 | セカンドオピニオン~初めての手術入院まで
退院しました!


といいますか、実は退院したのは先週金曜日。月曜が手術だったので、手術後4日目でした。本当は木曜退院でも良かったみたいなのですが、諸々の都合にて金曜に。手術後3日目に退院許可が出るくらいなので、乳癌で手術したケースとしては、実に順調に回復&退院できたようです。感謝


手術も最大3時間といわれていたのですが、実際は1時間半ちょっとで終了。センチネルも2つとって転移が0。なので、リンパもとらず、ドレーンもなし。


病理結果を待たないといけないですし、放射線治療はもちろん待っているし、再発などの不安ももちろんありますが・・・まず1コ、波を乗り越えたような気がしております

いっぺんに考えず、目の前の波を一つずつ越えていくサーファーのような感じでやっていきたいです。

***


こんなライトな患者の私ですが、やっぱり手術後はずっと微熱が続いて、体調いまいちで、退院してからも家でずっと寝ていました。

が、昨日、月曜から仕事復帰!!!

いきなり満員電車に乗り、12時間くらい働いたら、やっぱりグッタリしてしまいました。そして明日も早く行って、バリバリ働かねば。

びっくりするくらい、仕事に戻っちゃってます。入院休暇中、ほとんど仕事しないで休養につとめていたら、やっぱり仕事たまっちゃってたんですね


でも、唯一、入院前と変えようとしていること。
それは生活時間帯を少しでも朝方にシフトしようとしてること

以前は終電常連で、寝るのは2時3時が当たり前だった私。
これからはせめて12時半くらいには寝たい。(今、ってことですね、今。)
今まで、成長ホルモンをないがしろにしすぎました。

ちなみに、ホスピタルブラをやめられない!と思っていたのですが、実はむしろホスピタルブラがわきの下の傷に擦れてイタタ・・・となってしまい、ユニクロの<ヒートテック・ブラトップ>デビューしました。快適、快適!私はジャストサイズだとキツいので、ワンサイズ上にてゆったりと。

ホールド力がゆるやかなので、駅の階段下りる際など、ちょっと胸に響く感じがして気になったけれど、その他のときは全く持ってノープロブレム。ネットで、「ユニクロ/ブラトップがいい」というご意見はチラホラ拝見しておりましたが、ホントですね。

ということで、スミマセン、この続きはまた明日。

明日から徐々に手術前後のお話を書こうと思います~

毎日寒くなってきました。
皆さんも過労&風邪には気をつけてくださいね!


今日も読んで下さってありがとうございます












初めての入院!

2011-11-13 | セカンドオピニオン~初めての手術入院まで
2週間ブログお休み、といったのに、なぜか今書いてます。

というのも、入院した翌日にすぐ外泊許可で家に戻ってきたからです。


ハイ、無事金曜日に入院いたしました。

ジャジャーン。

結局、恐れていた通り、仕事終わらず、なんとひさびさの徹夜!

徹夜のまま入院!


ひ~!


でも、やっぱり仕事のこと心配してたら来週ゆっくり休めないし、

戻ってきたときのことを考えると、いまやっちゃうしかないと。

体はおそらく疲れ果てていたものの、精神的にはすっきりしました。

入院当日の朝6時に帰宅し、お風呂入ったり、荷造りしたりしてホントギリギリでした。


*****


病院ではいつも外来しか来たことがなかったので、

病棟は初めて。

どんな感じなのかな~・・・と思っていました。


えーと。

見た印象は・・・ 「昭和」。

老舗病院のため、ややそういう感じで。

テレビの医療ドラマなどで見るモダンな感じというより、

「昔見たことある病院」な感じでした。


正直ベッド付近も、以前行ったことのある地方のビジネスホテルを思い出しました・・・。


あ、もちろん、庶民なので、大部屋です、大部屋。


旅行に来たわけじゃなく、治療なので、仕方ないかな、と思いましたが、気持ちはアガらなかったなあ・・・。


荷物をほどいて、パジャマ&スリッパに着替えたところで、今日はどうなるのかな???と。まったく予定を知らず。

朝、いらっしゃった看護師さんにいろいろお話を伺った際も、あとで主治医の先生からご説明が、というくらいで、それが何時かもわからず。

正直、予定がわからないのが一番気になりましたかね。

いや、やること他にないでしょ!

と思われるかもしれませんが、売店見にいこっかな!とか、ひたすら寝られるかな!とか。

でも先生の時間があったら、そこに合わせておきるかなとか。


旅行みたいにスケジュール表あったらいいのにな。

「終日フリー」とか。

「この日は午前検査、午後は各自で静養におつとめください」とか。


それだけでも知らされると、ぐっと気持ちも「準備」できるような。


さて、入院経験のある家族からは、

「病院なんてすぐ誰かきて落ち着かないよ」といわれていましたが。

ホントでした!


徹夜明けで、隙あらば寝たい!というモーローとした中でしたが、

私換算で、おそらく10人ほどは入れ替わり立ち代り「挨拶」「質問」
「説明」「サイン」などがあったかと。

以下、メモってみました。(やっぱりヒマ!?)


1)女性看護師さん:入院診療計画書 説明&同意のサイン、常用薬、病歴、アレルギーなど質問・・・以下これを「質問A」と呼ぶことにします。院内の軽いご案内と手術前に買っておくもののお話。(ホスピタルブラ、紙パンツ、ストロー1,2本)

2)女性薬剤師さん:質問A

3)男性麻酔科医師:麻酔の説明&同意のサイン、質問A

4)女性手術看護師さん : ご挨拶&手術前のあれこれご説明

5)男性医師3名 : ご挨拶

6)女性看護師さん : 夕方ご担当、ご挨拶

7)主治医の先生 → いらっしゃって、その後、先生のお部屋にうかがって、手術のご説明と同意のサイン

8)男性医師 → 輸血の説明&同意のサイン、質問A


これが大体午前11時から午後7時までの間にあったような。計10名の皆さま。

これにお昼ごはん&夜ごはん。ゴミの回収とか。


そういう方は「XXさ~ん、いかがですか?」の「さ~ん」くらいでもうカーテン開けておられるんですよね。


なので、たとえ寝て意識を失っていても、もう来ちゃう、みたいな。


そんな体験、正直初めてでした!

テレビの「寝起きドッキリ」(←懐!)を何回も受ける感覚ですかね。

「質問A」セットは多少内容に差はあっても大体は同じ。

お薬手帳を何度開いたことでしょう・・・。

あと、病気の経緯も2度聞かれました。

以前先生にお渡ししたエクセルをもう1度持ってきていればよかったです!


というか、こういう情報って共有されないものなんですね。

例えば朝の看護師さんのヒアリングが入力されて、それをその後の人が見て・・・とかにはならない。

むしろ、ケアレスミスを防ぐためにわざと何度も???


*****

<用意しておくと初日のあれこれ用にいいもの>

・発症~検査~入院にいたる経緯をまとめた表

  → これさえあれば、何度も説明しなくて済みました・・・。
    せっかくあったのになあ。

・下記もまとめて書いておくと、便利です。

  常用薬およびその使用頻度 
 (関連してその症状がおこる頻度、最後に起こったのはいつか)

  付属して「おくすり手帳」もあるといいですね。

  アレルギーのアレルゲン

  自分の既往症と家族の既往症

  
・・・あんまりまとめていくと、準備しすぎでカワイクない患者かしらん!?
でもいちいち「どうだったっけ?」という時間が省けます。


<あると病院ライフがちょっとだけ快適になる小物>

まだ1日しかいない私ですが、現時点で、あってよかったちょっとした小物など。


■S字フック

 これまた片野あかりさんのブログであったので、もっていきましたが、実際使える!
 院内移動時の小バッグなんかかけたりしてます。

■カワイイ手提げの紙袋

 これもS字フックにかけて。携帯充電器とか、マスクセットだとか、身の回りのちょっとした小物を入れとくと、ベッドサイドテーブル上がすっきり

■クリアファイル

 いろんな説明書やサインした書類などを入れるのに便利。ていうかむしろ無いと保存がしづらいかな。分けて入れたりしたい場合、2,3個あってもいいですね。

■小バッグ

 OLのランチ外出時の小さいバッグのようなもの。お財布とか、携帯とか、ミニタオルとか。院内移動に便利です~。

■枕カバー用のバスタオル

 お風呂用だったんですが、枕カバーにしたら快適快適。柔軟剤の香りっていいますか、いつもの匂いって落ち着きます。

■ポータブルDVDプレーヤー(ワンセグ付)

 私のようなテレビっ子。どんだけテレビカード(有料)必要なんだ、って思ってましたが、入院歴のある友人が貸してくれました。(感謝)持ってきてみたら、ワンセグだったので、テレビも粗い画像ながらバッチリ!

■お気楽なDVD

 DVDプレーヤーを貸してくれた友人がSATCのボックスセットを貸してくれました。それがすでに大活躍!SATCで正解。まるで親しい女友達が一緒にいるような気持ちだし、ファッショナブルだし、かつ笑えて、下ネタもありつつの。とにかくお気楽。ナイスチョイスでした。

■イヤホン

病院にもあったんですが、病院のものは片耳だけ。でもやっぱり両耳で聞きたい私は自分のイヤホンを延長コード的なものと持っていっててよかったです。


*のどの弱い私はこれに使い捨てマスクやのど飴も必需。病院の売店でも買えます。

*テレビ誌やフリカケもほぼ必需ですが、これも病院の売店で買えますので。

*確かにベッド周りは大部屋だとスペースも限られるので、もって行くものは最小限がよいと思いますが、私にとっては、上記のものが無いとストレスになっちゃうかも。


*****

あと、病院のパジャマ事情。

ネグリジェタイプは見たところほぼ皆無。(私はネグリジェタイプ+スパッツ)

大概は「ザ・パジャマ」っていう感じでピンク色とかのパジャマが多いです。

じゃなければ無印良品的なルームウェア。作務衣調の個性派の方も。


私の場合は、やっぱりパジャマ買ってよかった!

なぜって、さきほどあったように、次々に新しい人にお会いするわけで、顔はノーメイクで能面になっていても、やっぱり・・・お気に入りの洋服のほうが、気分良く&自信を持ってお会いできるから。

いつもの家パジャマだと、素になりすぎて、しかもだらしなく見えちゃう感じがして、気弱になっちゃいそうです。


実際、同じ病室にはもっと大変そうな先輩方もおられ、病院って病気の方の集まりなんだなあ・・・とあらためて実感。

そんなメロウな中、「お気に入りパジャマ」「かわいいタオルセット」などは気持ちアゲてくれました。


あと、驚いたこと。

みなさん意外と(?)お見舞いが多い。

私など、ほとんど友人にも言ってないし(ましてお見舞いに来てとは決していわず)、来たがってた家族にもまだいいから、と断ってしまったのに。

病院ってもっと孤独に・・・と思ってたのですが、結構お見舞い多いものですね。


あと、主治医の先生以外の先生たちに2人イケメンが。

それが気持ちアガらないんです。

イケメンだとむしろ腕が心配になる私って・・・。(←完全な偏見)


そのほかにも、病院のお箸が苦手だったりと、自分自身について「不思議発見」です。



まだ同部屋の方々とは会釈のみ。今後どうなるのやら?

といいますか、明日手術なのに、こんな時間までおきちゃいました。



最後に。

この病気が分かってから、私はほとんど泣いたことがありませんでした。

リアリティ無かったからかなとも思いますが。

そんな私がぐっと来た瞬間が2度ありました。

最初は、乳癌とわかった頃、夜中に目に涙をためた母親をみちゃったとき。

私がかわいそうで眠れなかったと。

思わずハグしちゃいました。ぐっときて。悪いなあ、心配させてと。

ただ、ちょっとおかしかったのは、眠れない母が読んでいたのが「らくらくホン」の説明書だったという・・・

なぜに、こんな夜中に、分厚い携帯の説明書を???


そしてもう一度ぐっときたのは、入院前日、会社の、唯一この件を話している友人(実は先輩)が「これ、あとでみてね」と紙袋を。

徹夜残業が終わるころ、開けてみました。

中には、お見舞いのすごくカワイイルームシューズと、カードが。

カードには、手書きで「GET WELL SOON また女子会しましょうね」といったようなことが。

そもそもDVDプレーヤーやSATCまで貸してくれたのに。こんなことまで。

何度も入院している人ならではの気遣いが沁みました。

先輩も忙しいのに・・・。やさしいなあ、と思ったら、涙が出ました。

病気がわかってから初めて泣いた日でした。




ではこの続きはまた退院後に、です~


今日も読んで下さってありがとうございます。


手術、行ってきます~




























入院前のあれこれ

2011-11-10 | セカンドオピニオン~初めての手術入院まで
やっと現在に追いつきました。

そう、今は入院までのカウントダウン。


ヘイ、入院!レッツ、入院!


などと空元気を出してみましたが、やっぱり気持ちは盛り上がらず


そんな気持ちを盛り上げるためにカワイイねまきを買おう!と決めて、先日精力的に買い物にまわったのでした。

またもクールな家族からは、

「数日しか着ないのに?」

「今回の入院だけだったら、家にあるのにすればいいのに」

と超現実的なご意見いただきましたが。



でも、今年の秋は洋服買わないから~!


とか


退院しても友達の家のお泊りなんかで着るから~!


などといろいろ言い訳をこしらえて、町へ!!


ちなみに術後の胸帯、っていうのも気になったんですが、


1)本でみたKEA工房に行こうと思った。
 が、予約制であり、かなり本格的であることに気づき、気が早すぎるかなと、とりやめ

2)ネットでみなさまのブログを見ると<高齢者用>とか<授乳用>とかのブラでも十分使えるし、病院の売店よりリーズナブル価格とのこと。そしてそれは「しまむら」や「西松屋」で売っていると。

しかし。残念ながら、高齢者のアンダーウェア売り場にも、授乳用アンダーウェア売り場にも普段縁がないから土地勘まるでなし。

頼りにしたい「しまむら」「西松屋」も近所にない・・・。

通販で買っても合わなかったら???

そして心配性の私としては、それらを買ったとして、実際先生に「これじゃちょっとあなたの場合は~」みたいになったらむしろ損に!?などとぐるぐる。

結果、時間もないからホスピタルブラでいいや!ということになりました。

しかも家に謎の「おやすみブラ」という前アキ・ワイヤレスのブラを発見。

まずはこの「おやすみブラ」もって行って、それで済めばいいな、ダメならホスピタルで。

と割り切り完了。



はい、そこからはパジャマに専念です。


といっても時間なし。買い物にいけるのは1日のみ・・・。


結果、下記2つを購入しちゃいました。ジャジャーン。


1)Tsumori Chisato Sleeps の前アキネグリジェ


2)PG GAUZE の同じく前アキネグリジェ


どっちも、私のセレクトポイントは「ねまきっぽくない」です。

仲の良い友人で、何度も入院している人がいて、
彼女には病気~入院、すべて話しているのですが、
その友人の

「ねまきだとね、病人っぽい気持ちになっちゃうからね。
 私は部屋着っぽいロングのワンピ着てた」

が、妙にココロにささり。


確かに、寝巻きっぽくないものだったら、うまくいけば病院外のコンビニやスタバにも行けちゃうかも!

などと野望も出まして。


ただ、やっぱり前がババっと開かないと、包帯などの処置にも看護士さん困っちゃうし・・・。


ということで、ネット口コミをもとにあたりをつけてから、実際の商品を見て決定。


1)は秋っぽい柄で、ホント普通の服みたい。
入院直後の元気なときとか、回復してきたらコレを!

2)は私が愛読している片野あかりさんのブログで知った「ガーゼ」専門店。
ガーゼだから肌触りがソフト~。手術後の弱った私をやさしく包んでくれそうです。
こちらは私が「これなら近くのコンビニとかも!」といったら、
店員さんが無口になりました。ちょっと無理みたいです。やっぱりパジャマにみえるかな。


乳癌で~とは言ってないんですが、売り場の人とのお話で「もうすぐ入院するので、いいパジャマを探してて」というと、みんなとても親切でした。


家で試着して気分



そして今日は友人が入院用にDVDプレーヤーとSATCの第1シーズン&第2シーズンのDVDセットを貸してくれました。


ありがたし・・・・。感謝です


最初、友人から借りっぱなしの「ドクター・ハウス」DVDセットを持っていこうかなと思ってたんですが、

「やめなよ~」と周りから。


確かに「ドクター・ハウス」は難病ばかり出てくる医療ドラマ。

「え、臨場感あっていいかなと思って」といったら、

「あなたがいいならいいけど、もっと軽いものにしたら・・・ あ、そうだ、ムーミンのDVDボックス貸すよ」


ムーミン・・・。


確かにムーミン・ワールドには癒されそう。


しかし結局、SATCに落ち着いたのでした。


完全に視点がずれてますね、私。


そうなんです、持ち物リスト書いていたら、家族に

「旅行準備みたい」と。


たしかにやってることは変わらない。。。。


まあ、こうやって少しでも盛り上がらない気持ちをアゲようとしている私なのでした。



しかし今一番の悩みは仕事が忙しすぎて、とても休める気がしない、ということ。

さりげなく「休むんで」と広めてますが、何せもともと忙しかったのに、6日間休むってかなりなんです。

いつも夏休みとかまとめて休んだとき、前の日は徹夜だった、とか、
海外でも毎日1時間くらいはパソコン開いて仕事してた、とか、
思い出しちゃいました。

今回はそれはヤバイでしょう・・・。


でもキケンな香りがひたひたと


ホントはブログ書いてる場合じゃないんでしょうね


ちなみに、私の場合、職場では直接の上司とその上司の2名だけにしか、乳癌のこと、および手術のことは言ってません。

直接の上司は1ヶ月ほど前に。相当驚いていました。

そして手術日程が決まり、お休み期間が決まったところでその上の上司に。
驚いていましたが、「今は乳癌もなおるからね」「お大事に」と。
さらに、上司の知人の乳癌体験者の方のことも話してくれて、
「何かあったら相談したら」と。思った以上にやさしかったです。

ホンネでは困ったな、とか何か今後の人事的に思うところあるかもしれませんが、
まずの報告で、2人がこの件を言わずにいてくれていること含み、感謝です。



ということで、入院します。


病院でも書こうかなと思ったのですが、自分のグッタリ具合がわからないので、やめておこうと思います。


なので、2週間くらいこれからブログお休み予定。

戻ってきたらまた病院話でもぜひ!



今日も読んでくれてありがとうございます。

行って来ます











病院を決めました

2011-11-09 | セカンドオピニオン~初めての手術入院まで
ここまで3つの病院、3人の先生にお会いした私。

家族に相談しました。

そうしたところ、やっぱり冷静な意見が。

詳細忘れましたが、確かこんなようなことだったと。


「2番目の先生は、つまり「セカンド・オピニオン」をやるってことで割り切ってその部分を対応したわけでしょう。3番目の先生は「自分がやる」ってやる気だった。それだけの違いでしょ。」


まあ、確かに。

ただ、仕事場に近いし、あなた自身がいいと思うんだったら、もうそのH病院でいいのではないか、と。

これからさらに4番目、5番目と病院をまわってもどうなのかなと。

100%の答えっていうのはどっちにしろ無いもの。


そこで私は3番目の病院にほぼ心を決めましたが、次回、先生に最終のお返事をする診察に、家族に来てもらうことにしました。

よく、ものの本には、なるべく家族と一緒に話を聞きましょう、と書いてありますが、実はそれまで私は全て一人でやっておりました。

理由は、家族も忙しいですし、正直ショックは受けていても、泣いて泣いて・・・みたいなことがなかったので、自分は比較的冷静だと思っていたからなのです。

しかし。

最後これでいいの??というとき、やっぱり家族に先生を見てもらいたかった。

それで家族が「この先生ちょっと」っていうなら、やめようと。


ということで、翌週、先生にお会いするとき、家族が同行しました。

そう、言い忘れましたが、このH病院ではI先生がプレパラートもみます、とおっしゃり、「これを診ないことには最終的な判断できませんからね」と。

それも私の好感ポイントでした。(家族いわく「やる気だからでしょ」ですが)


なので、先生とお会いしての最初のトピックは診断でした。


プレパラートでの診断は今までとかわらず。

ただ、先生の治療方針が「全摘」から「温存」に変わりました。

先生曰く、MRIの画像は病院によってクセがあるので、あのあと、よーくあらためて見て検討した結果、広がりは悪性じゃなくて良性の可能性もあるから、「温存」でやって「断端陽性」なら再手術しましょうと。

そう、最初のA先生と結果的には一緒のご判断になったのでした。

しかし違いがあるとしたら、温存とセットになってくる術後の放射線治療が、このH病院のほうが仕事場に近くて、通いやすいということ。

やっぱり5~6週間毎日平日通うなら、仕事場に近くないと仕事に支障でちゃうんです。それはやめる気のない私には大きな判断基準の1つでした。

家族の顔を見ると、「この先生やめたら」というニュアンスは全くありませんでした。

なので、「この先生&この病院にする」とそこで決めました。

その後、私は手術前の検査あれこれを受けるので、病院に残り、家族は先に帰りました。

そのとき、「どうだった?」ときいたら「いいんじゃないの」と。
後で詳しく感想を聞いたら

「体大きくて丈夫そうだし、体力ありそうだよね」

「え?それってホメてるの??」

「外科医としていいってことだよ」

「なるほど!」

「滑舌よくて言うことはっきりしてるよね。手術たくさんやってて慣れてるっていうか。」

やっぱり家族でも見るところって違うんですね!興味深かったです。

体が大きくて丈夫そうとか、私だったら考えもしなかったですもん。



検査あれこれが終わり、入院前、先生に会うのもこれが最後(すごいですよね、3度目に会うときはもう入院中だなんて!)というとき、

思わず別れ際に先生と握手して「どうぞよろしくお願いします」といったら、こころなしか先生は少し嬉しそうだったような。

ちょっと外人みたいになっちゃいました。ないしドラマ・・・。

ちなみに、最初の病院にどう報告するか、お伺いしたところ、

・プレパラートの返却は病院同士でやるので心配なく
・CDR類はあなたに返します
・あなたからはその病院に電話して「H病院で手術を受けることになりました、ありがとうございました」と連絡を入れるのがスマートでしょう

そして余談として(?)「あの病院がすごく忙しいのはよく知ってますから(注:たまたまA先生とI先生はよく知っている間柄でした!世間って狭い・・・)あなたが移ってもぜんぜん大丈夫だと思いますよ」と。

わざわざ説明時間まで作ってくれたA先生に申し訳ないな・・・という気持ちがここでちょっと落ち着きました。


なので、数日後、お電話を地元総合病院に入れたところ、看護士さんも慣れておられるのか、わりとさわやかに「了解しました、ご連絡ありがとうございました」と。

このあたりのマナー、ケースバイケースなのでしょうが、私の場合、こうやって病院が代わったのでした。

なお、その間、私は別の患者会の「おしゃべり会」にもお邪魔したのですが、こちらでI先生のお名前を出したところ、たまたま同じI先生にかかっている方や、お友達がI先生にかかっているという方と遭遇。

お友達が~という方が、「いい先生だと言ってましたよ」と。

これも安心感につながったのは事実です。生の口コミってありがたい・・・。

患者会、私は2つ参加させていただきましたが、どちらも生の口コミをおうかがいできた非常に貴重な場となりました。



ということで、病院決定。そして入院決定なのでした。

あとは入院予定日に向けて準備開始です。



でも人生初の入院。何をどれだけ持っていっていいやら。

またも試行錯誤が始まったのでした。


今日も遅くなりました。この続きはまた今度。

今日も読んで下さってありがとうございます

















2つめのセカンド・オピニオン

2011-11-08 | セカンドオピニオン~初めての手術入院まで
前回、初めてのセカンド・オピニオンに行った結果、最初の病院の先生と、2番目の病院の先生とで、意見に違いがあり、わからなくなった私は、2つめのセカンド・オピニオンを伺いにH病院に向かったのでした。

H病院は比較的仕事場に近い総合病院。

お願いしたのは、ネットや、患者会などでたびたびお名前をおききする、乳癌治療のベテランのI先生。

一説では、相性があう場合と合わない場合がある、というお話も耳にしていたので、大丈夫かな・・・と思いつつ向かいました。

前の晩、家族には「腕がいいなら、相性なんて気にし過ぎなくてもいいんじゃないの?」といわれていたワケですが、

気の小さい私の想像の中ではI先生は超ガンコ親父的なイメージとなり、冷や水を浴びせられる感じの予想で「きびしいのかな~、コワイのかな~、それとも気難しいのかしらん・・・」と、ちょっとばかり精神的な滝行に向かうような心境でした。

果たして、診療室の前で待っていると、前の患者さんと先生との楽しげな笑い声が聞こえてくるではないですか。

あれ??

気さく??

あれれ??

と、とまどっていると私の番に。

「おはようございます・・・」と部屋に入ると

I先生「今日はセカンド~で来たのね」とおっしゃってから、てきぱきと状況を確認。

家で、今までの経緯を<日付><場所(検査機関名・病院名)><診断・検査の概要>(例)XX日 XX病院  XX先生:針生検)をエクセルで表にまとめたものを持っていっていたのですが、それもパパっとご覧になって、「なるほど」。

*ちなみにこの経緯表、作っておいて、私の場合、超役立ちました!
 先生に経過を説明するのが見せるだけなので簡単でオススメです。

その後「じゃ、見せていただきましょうか」といってエコーをやることに。

そう、私の通っている地元の総合病院では、病院の決まりで「エコーの画像」はもらえなかったのです。でもA先生いわく「もしエコーみたい場合には、他の検査と違って簡単だから、その病院で見てくれますよ」と。

でも、前のG病院が画像診断だけだったので、「あ、エコーもやるんですね?」と少々びっくり。

I先生はテキパキとエコーで患部を確認。

そのとき、ふと気づいたのです。

今までの2人の先生は、2人とも私の胸を自分自身で診たことはなかったんだ、ということに。

A先生の場合は、後輩の先生がやったエコー画像を見てお話。
F先生の場合は、もって行ったマンモとMRIの画像診断でお話。

2人とも、自分では診ないままに治療方針のお話をされていたのだな、と。

もちろん、それが悪いということではないでしょう。

A先生の場合、信頼のおける後輩の先生がやっている分担制、F先生の場合、あくまでも「セカンド・オピニオンを聞きに来た」患者さんへ、病院で決まっているシステムにそってのご対応だったのでしょう。

でも、個人的に、ちょっと心が動いたのです。

I先生は自分でちゃんと診ようとしてるんだなと。

その後、テキパキ型のI先生のお話としては、「やっぱり範囲の特定が難しい。」
といいながら、サラサラっと3パターンくらい絵で手術の方法を描いてくださいました。

「あなたの場合、こういうやり方がありますね。」

その中で、リスクが高いけど美容としてよいもの、逆にリスク低いけど傷は大きくなってしまうものなど。

ここにもぐっと来たのです。「やる気があるんだわ、この先生」「引き出しが多いな」と。

I先生のお見立てでは「全摘、再建」と。そしてそのまま、私はその病院の形成外科の先生ともお会いして、再建用に胸に入れるティッシュエキスパンダーやシリコンともお目にかかることに。

展開が速い!!

しかし待てよ、私。ちょっと待て~、と自分に言い聞かせました。

一回頭を冷やして数日考えてから最終判断をしようと。

今のところ、最後のH病院、I先生がよさそうだけれど、ちょっと頭を冷やそうと。

そこでI先生に、「週末、家族と相談して、来週の診察時に最終決断させていただきます」とお伝えして、その日は終了したのでした。

ただI先生は非常に多忙なため、手術の日程は仮押さえしていただきました。

前評判でややお会いするまでは相性に若干不安を感じていた私でしたが、やっぱりお会いしてみないと分からないもの。I先生は私にとっては気さくな話しやすい先生でした。むしろ、その「治療熱心」な感じに好感を抱いたのですから、やっぱり相性って個人によるんですね。


さて、ここで3つの病院の中で決断するのか、あるいはさらなるセカンド~の旅に出るのか。


わずか1週間ほどを経て、私の病院選びもここでいよいよ佳境にさしかかったのでした。


この続きはまた今度です。


今日も読んでくださってありがとうございます















院内呼び出し機のお話

2011-11-07 | ちょっとブレイク
なお、G病院にセカンド・オピニオンを受けにいった日、私にはあるアクシデントが。

実はG病院側の手違いがあって、時間が大幅に遅れてしまったため、F先生のお話が終わって、病院を出るときには、すでに夜間入口しか開いていない状態に。

そこで、いつもとは違う窓口でお金をお支払して、仕事場へと。

正直、アクシデント的に非常に時間がかかってしまったので、かなり気持ちあせりつつ、さらにぐったりして疲れきって職場に戻って、かばんをあけたところ、見慣れないものが入っているではないですか。

そう、それは<院内呼び出し機>!

最近の病院は、ロビーなどで診察を待つ場合、トランシーバー的に、<院内呼び出し機>を持たされて、それで指示を受ける、というのがよくありますが、あれです、あれ。

どうやら、うっかり持って帰ってきてしまったようでした。

しかし、その病院は仕事場のそれほど近くではなく、また次に行く予定もない・・・。

悩んだ私は、宅急便で返送しようと決めたのでした。

さて、送ろう、と思って、机の上の<院内呼び出し機>を見ると、よわよわしく鳴いているではありませんか。


ぴーぴー。


少しして。


ぴーぴー。


こ、これは・・・・。


しかし思考能力の低下しきっていた私は、それをプチプチで厳重に梱包し、何気なく近所のコンビニへ。


コンビニで宅急便の受付をしている方に、さりげな~く、

「もしかしたら途中で小さくぴーぴーって言うかもしれませんが」

といってみたら、店員さんの顔色が変わって、

「それはまずいです、確認しますので、少々お待ち下さい」と。

そこから、宅急便会社に電話したりなんだりで、20~30分待ったでしょうか・・・。

結局なぜかそのコンビニでは「ぴーぴー」という音がしなかったため、なんとか送っていただけることに。



しかし。家で夜、その件を落ち着いて考え直してみたのです。


よく考えてみると、コンビニは地下。

もしかして電波が通じなかっただけで、地上に出た瞬間に鳴り出すのでは?

さらに病院に近づくと、呼び出すときに鳴った、あの陽気な音楽が鳴ってしまうのでは?

でも、私はいないんだから、私を呼び出すわけないし・・・・???


と不安がむくむくと。

病院でいただいた説明書を見ると、「院外に持ち出すと、音が鳴りつづけます」って書いてあるじゃないですか。

じゃ、やっぱり今頃倉庫か何かで鳴り続けているのかしら??

考え出すと、不安が募る

しかし荷物はすでに出してしまっている・・・私は不安をおしころし、とりあえず、寝ることにしました・・・。



翌日、家族に白状すると、コテンパンに怒られました。


この常識知らず!とか、せめて自費でバイク便で手配でしょう、とか。


ひ~~~


こんなんなら、疲れ果てていても、自分でもう一度持っていけばよかった・・・・。


気が気じゃない時間は過ぎて、頭の浅い私はわすれて次のセカンド・オピニオンを受けにH病院の廊下で待っていると、G病院から電話が!!


医事課の方に事情を説明して平謝りし、なんとか私の<院内呼び出し機>は無事G病院に戻ったのでした。


みなさんは、私みたいなうっかり女はおられないと思いますが、<院内呼び出し機>くれぐれも持ってきちゃわないようにお気をつけくださいね!


そして、万が一持ってきちゃったら、やっぱり手で持っていくのが一番です!!
































初めてのセカンド・オピニオン

2011-11-07 | セカンドオピニオン~初めての手術入院まで
初めてのセカンド・オピニオン。

向かったのは都心にあるG病院でした。ここは癌治療の拠点病院として力を入れているところ。

先日患者会で知り合ったEさんの主治医、F先生にお会いしに伺いました。

このG病院では、セカンド・オピニオンは画像診断だけ、ということになっているそうで、プレパラートは関係ありませんでした。

ものの本を読むと、

「セカンド・オピニオンと、それまでの診断で大きく異なることはまず無い。むしろ、最初の診断にナットクするために受けるのがセカンド・オピニオン・・・」というようなことが書いてありましたが、

結果、私にとってはいくつか気になることが。

1)術後治療のうち、現在のA先生は対側の癌を予防するためにホルモン治療5年間とおっしゃっていたが、このF先生はそれはやらない方針

2)温存だった場合、F先生は日帰り手術はあまりオススメしない

3)手術で切るところを図解してもらったところ、A先生とF先生ではっきり違っていた

などなど。

F先生いわく、「こういう風に、いろいろと方法がある、というのは逆に言えば、決定的な正解がないものなんですよ」と。

う~ん・・・。

正直、これでわからなくなってしまった私は、もう1つ別な病院でセカンド・オピニオンをさらに受けることにしたのでした。

なお、このF先生、普段は大変お忙しく、診療は1人5分とかになってしまうようですが、セカンド~だとじっくりお話ができるようで、この日は私が最後ということもあり、なんと1時間近くもお話を伺うことができました。

病院にもよるかもしれませんが、セカンド~は別枠、ということもあるんですね。

あと、セカンド~は通常3万円くらいかかる、といわれているようですが、このG病院では数千円でした。これまた病院によるんですね。



ということで、火曜日にG病院にセカンド・オピニオンを受けた私は、水曜にH病院に電話をし、木曜にH病院でさらなるセカンド・オピニオンを伺うことに。


この続きはまた今度です。



今日も読んでくださってありがとうございます
































セカンド・オピニオンを受ける病院を決めるには・・・

2011-11-05 | セカンドオピニオン~初めての手術入院まで
さあ、治療方針は出ました。

しかし最終決断をするためのセカンド・オピニオンが次の課題です。

そこで私は2つのことをしました。

その1:患者会に参加させていただき、経験者の皆さんのご意見を伺ってみる
その2:家族の意見をきいてみる


たまたまある患者会の「おしゃべり会」がその週末開催されていました。

すでに参加をお願いしていた私は早速患者会に伺いました。

今まで家族で誰も<患者会>というものに出たことのない一家。
もちろん友人にもいません。

全くよくわかりませんでしたが、とにかく<患者会>というものがどういった感じなのかも知りたかったですし、何よりも経験者の方々の生の声をお聴きしてみたかったのです。

結果、私の場合、参加させていただいてホントに良かったです。

端的に言えば、セカンド・オピニオンは絶対受けたほうが良い、というご意見を伺い、セカンド~への決意がはっきりと固まりました。

ただ、この時点では、具体的にどこの病院で~という結論は自分の中で出ませんでした。
先輩方もいろいろな病院にかかっておられ、その病院のどこが自分に合うのか・・・など一回の会合の中で判断することはできなかったのです。

ただ、患者会は違った意味で私にとって本当に貴重な場となりました。

患者会に伺ったことで、リアルな先輩方の経験談~どういうことを感じて、どういうことに悩んだり、勉強したりしておられるのか・・・といった実態を肌で感じられたのは貴重でした。そして患者会というのは、情報交換の場であるだけでなく、患者同士が支えあう場なのだな・・・と実感。

また、この日知り合った患者仲間の方々の中の幾人かは、私の初めてのガン友となり、この後、折々情報交換したり、励ましあったりする貴重な友人となったのでした。


では、どうやってセカンド・オピニオンを受ける病院を決めたのか。

それは私の場合、家族の意見でした。

私の家族は非常に論理的なタイプで、結局、手術数の多い上位の病院をいくつかピックアップ。その中で、仕事しながら通いやすいところに絞り、さらに、セカンドオピニオンで時間がかかりそうなところは後回しにして・・・と順序を決めました。

1)B病院に行く 
2)そこでさらに悩むようならC病院に行く
3)そこでもさらに悩むようならD病院に行く

・・・といった感じです。

現在の主治医のA先生には、2箇所回る旨お伝えしていたので、すでに紹介状は2通いただくことになっていました。

方針が決まると意外と動きの速い私。

こんな感じで物事は進行しました。


土曜日:今かかっている総合病院で治療方針決定。A先生にセカンド~用資料と紹介状2通を依頼

日曜日:患者会に出席

月曜日朝:B病院に電話してセカンド・オピニオン申込み

火曜日朝:現在かかっている総合病院で資料&紹介状ピックアップ

火曜日午後:B病院でセカンドオピニオン


実はB病院には、患者会で知り合ったEさんの主治医のF先生がおられる・・・確かEさんがF先生はすごくいい先生だとおっしゃっていた・・・ということで、F先生のセカンド・オピニオンを申し込みました。

すると、たまたまF先生のセカンド~は毎週火曜日だったのです。
紹介状などは月曜中に準備できるそうなので、まさにグッド・タイミング!


ちなみに、後で分かることですが、セカンド~用の紹介状と資料ですが、私のオススメは下記の通りです。

■紹介状は宛名ブランクで2通いただいておく
  (ブランクでも大丈夫だそうですし、実際大丈夫でした)

■プレパラートもお願いしておく
  (のちにC病院に行った際、このプレパラートが役に立ちました。
   一方、B病院は画像診断だけ、という方針の病院だったので、
   こちらでは使いませんでした)

■CDRなどは返却されますが、紙の資料は返却されませんので、次の病院提出用にコピーをとっておきました。紹介状はコピーで次の病院に~というのはNGだと思いますが、紙の資料は逆に1セットしかもらいませんので、自分でコピらないと、2番目の病院に出す分がないという・・・このあたり、たぶん病院によって違うと思いますが、私は2番目の病院への提出分と、万が一の予備保存で2セットコピーをとりました。


*上記はあくまでも私の例なので、これからの方がおられたら、ぜひ主治医の先生にご相談して確認してくださいね。


ということで、ある火曜日の午後、私はB病院にはじめてのセカンド・オピニオンを受けに向かったのでした。



この続きはまた今度です。


今日も読んでくださってありがとうございます













いざ、セカンド・オピニオンの旅へ

2011-11-05 | セカンドオピニオン~初めての手術入院まで
10月上旬のある日。

再度の細胞診の結果が出て、治療方針が決まりました。

結果、再度の細胞診は<検体不適正>、すなわち、十分な量の細胞がとれず、結局、その箇所が良性なんだか悪性なんだか判断つかず、だったのです。

その箇所がわからない=広がりがわからない、ということで、A先生の診断としては、

「温存でやって、断端陽性なら追加手術をしましょう」というもの。

またこの温存手術については基本入院だけれど、希望あれば「日帰り」も可能と。

端的に比較しますと・・・

■日帰りの場合、局所麻酔、費用もリーズナブル
■入院の場合、全身麻酔、費用はもうちょっとかかる

仕事をあまり休みたくない私としては、日帰り、にぐっと心動きました。
再手術でまた休むかもしれないと考えると、ここは最小限のお休みにと。

しかし、ここで答えをあせっちゃいけませんのでした。

はい、「セカンド・オピニオン」です。

先生には、以前から、セカンドオピニオンをやって最終判断をしたい旨お伝えしておいたので、この日、先生に紹介状や資料をお願いし、帰宅。

さあ、セカンド・オピニオン。

どの病院にどうすれば???