【再び、湯浅 誠氏と出会う】
『社会福祉研究』の最新号を勤務する大学の図書館で借りました。(写真)
2008年7月第102号、年3回(4月、7月、10月)の発行です。
鉄道弘済会の発行で、長らく、社会福祉研究を代表する理論誌として知られます。
『社会福祉研究』第102号
に目次があります。
このなかで
「実践報告」
痛めつけられた人たちにとっての「自立」とはー生活困窮者支援の現場からー
湯浅 誠著 pp.75-82
が印象に残ります。
なんと、昨日、このブログで、湯浅氏の岩波新書の本を紹介をしたばかりです。
【報告の概要】
湯浅氏の特徴は、あくまでも事例に即した分析で、この小論でも、実例を縦軸に話が展開しています。
ここでは、要点のみ紹介します(岩波新書のエッセンスを紹介したことにも)。
○ 相談が多様化してきた
・世帯構成の多様化・・若い人が増えている
・労働市場との関係における多様化・・働いている人からの相談が増える
○ 多様化の帰結
・労働相談と生活相談との境界があいまいに
・うつ病をはじめとする精神疾患が認められる事例
○ 生活保護行政は転倒している
・複合的なトラブルを抱える
・「本当に困っている人」ほど、生活保護行政から排除されている
○ 就労自立の強要とケースワーカーの不足
・自力で生活できない→怠惰・無能力という負のレッテル張り
・ケースワーカーの質が低下 プロ意識の欠如
○ 社会資源と居場所
当事者同士が出会う場を作る
『社会福祉研究』の最新号を勤務する大学の図書館で借りました。(写真)
2008年7月第102号、年3回(4月、7月、10月)の発行です。
鉄道弘済会の発行で、長らく、社会福祉研究を代表する理論誌として知られます。
『社会福祉研究』第102号
に目次があります。
このなかで
「実践報告」
痛めつけられた人たちにとっての「自立」とはー生活困窮者支援の現場からー
湯浅 誠著 pp.75-82
が印象に残ります。
なんと、昨日、このブログで、湯浅氏の岩波新書の本を紹介をしたばかりです。
【報告の概要】
湯浅氏の特徴は、あくまでも事例に即した分析で、この小論でも、実例を縦軸に話が展開しています。
ここでは、要点のみ紹介します(岩波新書のエッセンスを紹介したことにも)。
○ 相談が多様化してきた
・世帯構成の多様化・・若い人が増えている
・労働市場との関係における多様化・・働いている人からの相談が増える
○ 多様化の帰結
・労働相談と生活相談との境界があいまいに
・うつ病をはじめとする精神疾患が認められる事例
○ 生活保護行政は転倒している
・複合的なトラブルを抱える
・「本当に困っている人」ほど、生活保護行政から排除されている
○ 就労自立の強要とケースワーカーの不足
・自力で生活できない→怠惰・無能力という負のレッテル張り
・ケースワーカーの質が低下 プロ意識の欠如
○ 社会資源と居場所
当事者同士が出会う場を作る