silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

表現法のいろいろ

2005年03月09日 14時02分37秒 | スキー
スキー技術を伝達するとき、

1:やって見せて
2:言葉で説明をし
3:実演させて
4:修正する
5:出来なければそのための他の練習をする


みたいな感じ?非常に難しい。
で一番教える人に差が出るのが2:であったりする。
教える側のフィーリングが教わる側に伝わらなければ全く運動要素が違ってくる。

古来より“型”と言うものがある。
自分自身、中国拳法を学んできて、その重大さに気づいた。
多くの指導者がいてその人によって指導法が変わるようでは意味がないので産み出されてきたのであろうが、これがなかなか良く出来ている。

型というと役に立たない、退屈と思うかもしれないが、これがまたやってみると結構面白い。最も相手に効果的な打撃を与えるための姿勢を、足の角度、手の指の向きまできっちり正される。そんな細かいこと要らんやろと言いたくなるが、実は正確に型にはめることで最大の打撃力が発揮されることになっている(中国4K年の歴史?)。

その後、その型の用法等が個人個人に伝授(口伝)される。
だので一般的にはこれで十分なのだ。これから以降はその人の練習にかかって来る。
多数の人間に、一定の打撃力の与え方を伝えることで拳法はOK。
それ以上は師匠について奥義が伝授されることになる。お金でそれを買う場合もある。勿論それをお金で買ったからと言って練習しなければなんの意味もないが。

スキーを始める場合、基本姿勢や外向外傾姿勢、斜滑降姿勢等が型に当たる。
くりかえしそれが出来るまで山回りをしたり谷回りだけ練習したりするのである。まさに「型!」
まだ魂が入っていない(笑)。そこに口伝が加わることでターンとは何かが浮き出されてくる。その口伝が最初の「2:言葉で説明をし」にあたる。
イントラはそれを一般的な方法で口伝する。スキー教程に書いてある。しかしその表現法が人によって違うため、相性が生まれてくるのだと思う。
それ自体は悪くない。解釈は色々あるからだ。
でも最終的には同じものを求めているのにイントラによって、または生徒によって端的に了解出来る場合と出来ない場合がある。
だからこそイントラはたくさんの違うアプローチの口伝を持っているし、また持っていなければならない。一種類だけではだめだなあ。。。

パラレルターン

曰く
腰を谷方向へ投げ出す感じ
谷側のストックを下に突き重心を落とす
山側の背中を下に向ける
等々

すべて同じことをさせるための言い回しですな。
で、ある時点で自分がそのターンが出来るようになると、その口伝は全部正しかったと分かるのである。けどなー、分からないからレッスン受けるんだから一杯用意しとけよー、と文句が出る時もある。
でもそこらあたりが限界なんじゃないかと最近思う。それが拳法でいう一般的な範囲なんだから。それ以上を求めるならそれこそ弟子になる(山に籠る)などしないと奥義はひらけて来ないでしょう。
なんのアドバイスもなくうまくなる奴を天才と言う。天に賦された奴には敵わない(笑)。

だが地味に打ち込むことによって見えてくる、実現できることもあるのだ。
そこを目指すしかないね。僕のような一般人は。理不尽ながら現実なんだなあ。
と言うわけでイントラに限らず、スキーを教えてくれる皆さま。たくさーんのオプションと寛容の心を持って私たちに教えて下さいませ。
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