constructive monologue

エゴイストの言説遊戯

「封じ込め」の帰結

2012年06月18日 | hrat
巨人がセリーグ球団として初優勝を果たしたセパ交流戦も、雨で流れた3試合を残して、実質的に終了し、この週末からペナントレースが再開される。10勝13敗と交流戦負け越しが決まっている楽天は、下位にいるソフトバンクやオリックスの低迷に助けられる形で、借金2ながらも何とかAクラスに止まっている状況。開幕前の予想で評判の高かったソフトバンク、西武、オリックスが、投打の主力の不振や故障で低迷している一方、上位を占めるロッテと日本ハムがバランスの取れたチーム作りに成功しているのが現時点でのパリーグの実情であろう。楽天もまた田中、ラズナー、松井稼、嶋など相次ぐ主力の離脱に見舞われたわけで、その穴を埋める形で台頭してきた釜田や美馬あるいは榎本や桝田など新しい戦力(いわゆる「利府イーグルス」の面子)によって、何とか現状維持を保っているのが実際のところである。

さて交流戦のチーム成績をよくみると、打率.229(11位)よび本塁打7本(12位)は十分に予想できた数字であるが、盗塁数の5(12位)は想定外で、誤算といってよいだろう。今シーズンこれまで55盗塁とソフトバンクに次いで12球団で2番目であり、「走るチーム」という印象の強さを考えると、交流戦期間、足を絡めた攻撃がほぼ封じ込められ、あるいは展開できなかったことが、元来それほど高いとはいえない攻撃力を制限してきたといえるだろう。それは何よりも3割を超えていた聖沢の打率(現在.284)の急降下に象徴されているわけで、そもそも出塁できなければ「走る」という手段が使えず、その結果、得点パターンが限定され、最少得点をなんとか守り切ることで勝利を拾うことを余儀なくされる。それは当然のことながら投手、なかでもリリーフへの負担となり、5月の月間MVPに輝いた青山や復帰したラズナーの救援失敗につながったと関連付けたくなる。

いずれにしても、野球が点取りゲームであることを考えると、より可能性の高い得点パターンの(再)確立が課題となる。
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list43

2012年06月13日 | hudbeni
LED ZEPPELIN / HOUSES OF THE HOLY
THE BUGGLES / THE AGE OF PLASTIC
KING CRIMSON / USA
SOFT BALLET / Reiz
FENCE OF DEFENSE / XXX
TOTO / TURN BACK
THE MAD CAPSULE MARKETS / 010
岡村靖幸 / 家庭教師
EAGLES / THE BEST OF EAGLES
BUCK-TICK / CATALOGUE 1987-1995

間歇的に湧き上がるバクチクに対する希求を反映して、唯一所有しているベスト盤を選択する。

BUCK-TICK / 悪の華
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