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生誕120周年 杉原千畝展 命のビザに刻まれた想い

2021-09-05 | weblog
週末のお手伝いバイトの帰り行って、大好きなブランドのものを買った時にいただいた入場券。
外出のついでに立ち寄りました。
今年、小倉尚人展に行って2回目の日本橋高島屋の展覧会。

作品、というよりは彼の軌跡を辿る展示なので、キャプション、当時の写真や資料(手紙から乗った船のメニューまで)、
そして映像で、1冊の本を読むより短時間で濃密に対峙してきました。

8/15の終戦記念日にあわせて、このタイミングだったのかな?なんて思っていましたが、
オリンピックをするより、こういうことを改めて多くの人が知れば違うのに、とビザを発行してもらった人たちの手紙とメッセージを見て考えたり。

若かりし頃の衝動も半分あったであろうキャリアが、本人の「ひととなり」を形成し語るものとなっているのが、ビジネスマンとしてすごい。
1世紀前なら尚更・・・と、政府と千畝のやりとりの手紙を見て思う。
一歩もひかない正義感。
そして、彼の有能さを正しく理解して、ヨーロッパ中での仕事をさせてきた政府。

命を落とさずに帰国して、実りある人生の後半を日本で送っていたことに、人間のたくましさを感じ、そして何よりもバットエンドでなかった事に安堵する。

ビザを使って国外に脱出した後のこと。
そこが映画のように終わりでなくて、スタートであり、続いていく、ひとりひとりの人生。
ヨーロッパから日本へ。そして再度海外に。
安住先まで手助けをした千畝以外の人々がいた事を初めて知った。
極端な考え方で視野を狭めずに、人道的に理性的に優しさを発揮していた人たち。
戦時中でこういうことが行われていた事は、本当に今でも誇れる美徳であると思う。

2021年、グローバル化していく風の時代とおもいきや、コロナ禍で人々のコミニュケーションが断絶し、
オンラインで繋がりきれない動物である人間は、逆にナショナリズムに傾いている感じがする。

香港、台湾で起こっていること。
ミャンマーの軍事政権。
そしてアフガニスタンの現状は、まさに千畝がいた環境と変わらない事が起こっている。

今、自分が何をできるか。
それは小さすぎることしかないだろうけど、
だからと言って何もしない、とは違うはずだから、
思考を止めることはしたくない。

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