虞美人草

競馬予想を定期的・恣意的に行います。

17 セントライト記念

2017-09-18 00:51:59 | 予想
 今年の牡馬クラシックの勢力図をどう見るか。皐月賞・ダービー共に特殊な展開で実力関係を測りにくい。
 レースに参加せずに最後追い込んできただけの5着の皐月賞、超スローペースを向こう正面で動いて2番手からそのまま押し切ったダービー。レイデオロのこの二戦を私はあまり評価したくない。

 ダービー終了の時点で最も評価していたのはアルアインだ。皐月賞前はあまり評価していなかったが、4角で一旦下がりながら直線でもう一度伸びてきて戴冠のレースぶりは驚異的なものであった。ダービーは元気よく飛び出してそのままきっちり三番手で折り合う、というチャンピオンになれる馬に必要な力を三歳春の時点ですでに身につけていたのである。ただそのままじっとしていて勝てるほど甘いレースでなく、外から次々と動かれて気付いたときには4~5頭の外を回って4角を回らねばならない位置にまで下げられていた。あれではどうしようもない。鞍上の若さが出た、ともいえるかもしれない。

 このセントライト記念のメンバーなら確勝級だと思っている。2.2倍という現在の単勝オッズは私にとっては「つき過ぎ」だが、まあ馬券となると連勝系を狙うことになるのだろう。相手はクリンチャー、サトノクロニクル、スティッフェリオあたり。クリンチャーはここでそこそこ走らないと低迷が続いてしまうかもしれない。

<10,000円買うなら>
馬連 4-7  10,000円
 

17 ローズS回顧

2017-09-18 00:40:07 | 回顧
 ファンディーナは仕上がりに不安があった。実際当日馬体重も+22キロ。いくら成長分があるとは言え満足に力を出せる状態ではなかっただろう。レース展開もそこそこのハイペースを中途半端な位置で追いかける展開になり、あれではさすがにキツかった。
 春の実績馬はいくらかいて、しかしレーヌミノルもカラクレナイも春の時点からマイルさえ?という短距離向きの適性ではなかったか。リウグラシューはあと一歩が足りない馬の上武豊騎乗ですでに賞金も足りている、とあってはトライアルでは脚をはかるようなレースをするに決まっている。だから上位馬のネームバリユーはそこそこ粒がそろっているが結果は波乱もあるだろう、と見ていたのである。

 ただ注目していたのはメイショウオワラだった。休み明け+22キロで前走1000万を完勝したのは成長の証だろう、と。しかしこれもペースの割には中途半端な位置取りで末脚を伸ばし切れなかった。もう少し後ろならまた違ったかもしれないが。まあ仕方がない。

 結局漁夫の利を得たような勝利になったのはラビットラン。確かに末脚はすごかったが展開はハマっているし今回の勝利は手放しで称賛できるものでもないだろう。逃げ粘ったカワキタエンカや上積みが見込めるファンディーナが次走注目馬かな、と。