虞美人草

競馬予想を定期的・恣意的に行います。

16 札幌記念・北九州記念

2016-08-20 20:53:10 | 予想
 両重賞共に単勝1倍台の圧倒的人気を集めている馬がいるが、果たしてどうか。集中した人気を背負った馬の取捨に強くなれば馬券にも強くなるはずだが…

 札幌記念。モーリスの参戦が期待を高めている。あるカテゴリーで王道を極めた馬が、そのカテゴリーにとどまらずに他路線に出てきてくれる。ファンの立場からすればこれほど嬉しいことはない。最近は路線が細分化された上海外遠征も頻繁になり、日本国内で適距離を超えての一流馬の挑戦は少なくなった。モーリスの走りは大いに楽しみである。楽しみであるが、この先行馬の極端に少ないメンバー構成に折から北海道を襲っている大雨とを考えあわせれば定量戦の57キロとはいえ安泰というものでもないだろう。しっかり先行すればヌーヴォレコルトが筆頭と思われるが、最内枠となりこれはこれで競馬が難しい。意外に大荒れもあるのかもしれない。雨の札幌記念と言えば京都でしか走らないのかと思っていたファストタテヤマの激走なども思い出される。2000mで4勝している北海道巧者のレッドソロモン、これまた2000に強くホワイト騎乗で2戦目となるトーセンレーヴあたりが穴候補。

 北九州記念。ベルカントはスピードの勝った馬で昨年もアイビス→北九州記念を連勝している。ただ今年の小倉、芝の様子が例年と異なり、時計がそこそこかかっている。レースの上がりが36秒台というのもしばしば。おそらくこのレースの勝ち時計は1分8秒台前半ではないかと思われるが、前半を突っ込むと最後で意外な失速もあるのかもしれない。アイビス組が強いこのレースでベルカント以外のアイビス上位組が意外に嫌われている。牝馬で56キロを背負わされるベルカントの失速も頭の片隅に置いて、ローズミラクル・プリンセスムーンが狙い目と思われる。この2頭の馬連は前日段階でなんと万馬券である。