虞美人草

競馬予想を定期的・恣意的に行います。

16 ジャパンC回顧

2016-11-28 21:03:14 | 予想
 キタサンブラックのジャパンカップはジャパンカップ史に残る圧勝。勝ちタイム・上がりタイムから言えば実に絶妙なペースを刻んだ逃げであったと言えるだろう。本当に強い競馬で、この一年での成長を強く感じる結果となった。

 キタサンブラックはまだ引退するわけではないが、ここらでキタサンブラックの中間総括をしておきたい。

 「バランスオブゲームを探せ」がテーマの本ブログ、キタサンブラックに昨秋より目をつけはじめ、一度は「失敗」事例として紹介もしたが、その後「バランスオブゲーム強化版」に認識を改めるにも至った。バランスオブゲームとなるための大まかな資格は改めて確認すると次の通り。(カッコ内はキタサンブラックにおける該当度合)
 1、逃げも打てる先行脚質(◎)
 2、抜群のスタートセンス(◎)
 3、地味な厩舎や鞍上(△)
 4、地味な血統(◎)
 5、コース不問(◎)
 6、休み明けに強い(〇)
 7、重不良の鬼(〇)
 8、負けるときはコロッと負ける(✖)
 
 キタサンブラックはバランスオブゲームっぽさから言えばあまりにバランスオブゲームっぽいが、そのたぐいまれな粘り腰や幅広い距離適性によって歴史に残る名馬となった。強く注目して見てきた馬がここまでの成長を見せたことは競馬を見続けてきたファン冥利に尽きる。
 単勝3倍台は今回までだろう。次からはG1でも2倍台の戦いが始まる。来年も現役続行のようで、海外遠征も視野に入ってくるか。海外競馬の馬券が買えるようになったのも何かの縁。次のおいしい単勝は、意外と海外に転がっているのかもしれない。

 さて、次は有馬記念である。キタサンブラックを逆転できる馬がいるのか。流れるような走りのサトノダイヤモンドは中山も相当に向いていると思うが、越えるべきハードルの方もかなり高いものであることは間違いない。
 

16 ジャパンC2

2016-11-27 03:15:23 | 予想
 土曜東京は外差し馬場のように見受けられた。しかもなかなかの。
 雨がどこまで降るかだが、キタサンブラックにとっては、降水量がかなりあって内も外も関係なくなってほしいところ。今日の馬場だと外から差されそうである。
 雨がまとまったものになれば、の予想。さすがにキタサンの単勝も3倍台、馬単と複勝がよいか。

 馬単  1→3・17・12 
 複勝  1
 3連複 1-3・17・12

16 ジャパンC1

2016-11-24 21:57:45 | 予想
 さて、かなり忙しかったので久しぶりの書き込み。今週は何といってもキタサンブラックのジャパンカップ。
 
 宝塚記念の強い競馬を見ればこの馬の実力自体に疑いはない。何度も繰り返してきたレースセンスのよさ、最後まで差し返そうとする根性、馬場不問、どこをとっても押しも押されもせぬ現役最強候補の一頭、さらにここや有馬記念を勝つようならば歴史的名馬の誕生と言ってもよいだろう。このような馬に注目しながらその成長に立ち会えたことは競馬ファンとして大変うれしいことと言う他ない。

 またまた1番枠が当たって運も歴代最強クラスである。懸念材料とすれば惨敗のダービー以来の東京コースということになろうが、東京で勝ち鞍もあるわけだからまず回りの左右は関係ないだろう。次に、脚質的に直線が長く差しの届きやすいコース形態がどうかだが、ペース的にスローの団子になるのが一番嫌な展開と言える。しかしキタサンも33秒台の上がりは使える馬、ではこれを差せるのはどの馬だというのか? 私にはゴールドアクター、シュヴァルグラン、リアルスティールの三頭、せいぜいディーマジェスティまでしか思いつかない。しかし牡馬クラシックの回顧に書いたように、ディーマジェスティは中山向きのハイペース差し馬だと思っている。シュヴァルグラン・リアルスティールの二頭が外枠でスローペース時のコースロスが大きい以上、キタサンの敵はほぼゴールドアクターに絞られているのではないだろうか。縦長・平均ペースになったときに怖いのは大外から並ぶ間もなく交わされるパターンだが、東京2400のG1で一気に差しを決められるのが今回で言えば何なのかよくわからない。強いて言えばシュヴァルグラン? 今回のメンバーでハイペースの展開というのはまず考えにくい。
 
 どのような展開になっても敵はゴールドアクター・シュヴァルグランだと思われる。穴としてはステイゴールドと同じようなにおいのするサウンズオブアース。

 あとは単勝なのか複勝なのか馬連なのか3連複なのか、の選択ということだろう。