虞美人草

競馬予想を定期的・恣意的に行います。

16 オールカマー 神戸新聞杯

2016-09-24 23:58:48 | 予想
 今年の秋シーズンは春の実績馬が順調に結果を出している。今週も軸になる実績馬がいる。どうなるか。

 オールカマー。ゴールドアクターは連勝が止まった後の休み明けとなる今回が真価を試される場だ。G1馬としてG2のこの舞台では悠々と勝利をつかむのか、そうは問屋がおろさない、のか。マリアライトは昨秋以降かなり安定した成績であり、雨馬場が残りそうな今回ももちろん有力。それ以外で買いたいのはツクバアズマオーだ。とにかく中山の成績がよく、夏も使って仕上がり面での不安がない。上位馬に一泡吹かせられるとしたらこの舞台ではないだろうか。

 神戸新聞杯はサトノダイヤモンドが圧倒的人気。地面を滑るような走りが印象的で、この秋の走りが非常に楽しみな一頭だ。これに勝つのは相当難しいように思うが、注目はナムラシングン。競馬では「お前たちのことは相手にしない」と言わんばかりの走りをした馬に注目しておくと後々好配当にありつけることがあるが、ナムラシングンの前走はそのような一戦だった。1000万下の勝ち馬が勝利することもある菊花賞の路線において1000万であの圧勝ぶりを見せられればここでも期待を寄せずにはいられない。

 

16 セントライト記念・ローズS

2016-09-18 02:56:01 | 予想
 シンハライト対ジュエラーのローズSは置いておいて。

 マウントロブソン休養明け初戦。春のクラシックの戦いぶりからは、秋以降「金になる」と踏んだ馬だが、多少のアクシデントがあったとかでやや調教過程に狂いが出たようである。ディーマジェスティがいるここでは確かに勝利までは難しいかもしれない、が、ゼーヴィントの方がはるかに人気を集めているこの事実にいかにも「金になる」においは感じる。クラシック6~7着馬というのは実力を評価されにくいのである。重賞を勝ってきた上がり馬に可能性を求めたくなるのも人情だが、春の時点でマイネルラフレシアの後塵をも拝していたプリンシパルS3着の馬が、3連勝でスプリングSを制した馬の上を行っているのか。現時点ではその可能性は薄いのでは? しかもラジオNIKKEI賞はハンデ戦でゼーヴィントは54キロ内枠の恵まれた条件だった。

 メンバーを見れば見るほどディーマジェスティ - マウントロブソン の組み合わせしかないように思う。
 馬連は6.3倍で、これを安いと見るかどうか。

 新潟2200で2分12秒台の持ち時計のキークラッカーが伏兵?
 

16 セントウルS・京成杯AH

2016-09-10 22:45:30 | 予想
 秋競馬開始。再び大きな舞台に向けての戦いが始まる。

 セントウルSにはビッグアーサーが登場。58キロを背負っても楽勝のシーンも考えられるメンバー構成だろう。ただし高松宮記念以来の実戦だからその確率は必ずしも高いわけではない。
 相手としてはエイシンブルズアイ、スノードラゴンを考えたい。エイシンは前走が57キロを背負って1番人気で勝ちに行っての敗戦。今回は1キロ軽くなって人気も落ちる。自分の競馬に徹せる。スノードラゴンはこのところ58・59キロを普通に背負って走っているから今回の57キロは大分楽だろうという判断。
 ネロは予想外に人気しているが、これはG3までの馬という印象、前走も最も得意な舞台で1キロ差のベルカントの後塵を拝している。ダンスディレクターは出遅れの欠陥を抱えていて人気で中心視禁物という馬である。

 京成杯は季節の変わり目を感じさせる好きなレース。関屋記念からの転戦組が多数だが、新潟から中山へというこの場替わり、関屋記念の結果は当てになる部分もならない部分もあると考えている。当てになるというのはどちらも時計勝負になりやすい点だ。いつだったか、カンファ―ベストというクセ馬が高齢になってから関屋記念で穴を空けたことがあって、その勝利直後に京成杯に出てきた。私は関屋記念での勝利がフロックだったのかそうでないのか迷った覚えがあるが、関屋記念でのタイムと突き抜け方を信じて単複を勝った。結果は2着、もう少しだったが鞍上の江田もうまく乗って納得のレースだった気がする(ステキシンスケクンが逃げ切ったレースだったか?)。当てにならない、という理由の代表はもちろんコース形態の違い。
 ロードクエストはダービー出走の底力を得意のマイルで発揮するだろうが、中山というのはベストの舞台ではない。先行力があって時計勝負に対応、という観点からいくと4枠2頭のラングレー、ピークトラムは面白そうに思われるが。マイルで現役屈指の底力があると思っているダノンプラチナの復帰走としても注目したい。